【2024年5月】個人向け国債 変動10年 利率は0.57%に上昇。過去の金利の推移は? 国債はどこで買うとお得?

何十年にもわたってデフレでインフレに対する危機意識が薄かった日本人。

この状況が一変したのは2022年以降。現在は、現金で保有したり、銀行に預けておくだけでは、価値が目減りする時代となりました。資産目減りを防ぐ対策が必要です。

そこで、資産ポートフォリオへの組み入れたいのが、「個人向け国債」5月の変動10年は初回利率0.57%(前月比+0.07%)に上昇。

個人向け国債は発行から1年経過すれば、1万円単位でいつでも中途換金が可能で、「現金・預金の代替」とすることが可能です。元本割れもありません。また、個人向け国債キャッシュバックキャンペーンを開催している金融機関もあり、お得に購入ができます。通預金や定期預金に比べて、有利に運用できます。

本記事では、個人向け国債のキホン、及び、これまでどのように国債10の金利が推移してきたか、個人向け国債はどこで買うとお得か、など知っておきたいポイントを紹介します。

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普通預金・定期預金より有利な個人向け国債

個人向け国債利率(税引前)コメント
変動10年初回0.57%利率は半年ごとに変動
固定5年0.45%
固定3年0.29%

2024年5月の個人向け国債の年率は上図の通りです。

個人向け国債 変動10年は現金・預金の代替になる資産

「個人向け国債 変動10年」は、実勢金利の動きに応じて半年ごとに適用金利が変わり、その時々の受取利子が増減する仕組みです。

国債は1万円から購入可能で購入金額に上限はありません。発行から1年経過すれば、額面1万円単位でいつでも中途換金が可能です。

ちなみに、「令和3年度国債広告の効果測定に関する調査報告書」によると、国債購入者の7割は「変動10年」を購入しています。

銀行の定期預金の利率と比較すると

3月19日、日銀は2016年から導入していたマイナス金利政策を解除。各銀行が預金金利は上昇傾向ですが、メガバンクは年0.001%から年0.02%、ネット銀行も0.03%程度に過ぎません。

各種サービスとの連携で0.2~0.3%を提示する銀行はありますが、それでも、個人向け国債にははるかに届きません。高金利が提示される場合も、条件がある・特別金利期間が短いなど制約があります。

このように見てくると、普通預金・定期預金に対して、信用リスクが最も高く、かつ、年利の高い「個人向け国債」は断然有利な金融商品と言えます。

個人向け国債・変動10の金利の推移

個人向け国債・変動10の金利の推移

上図は、「個人向け国債 変動10 の金利推移」です。2022年以降、明らかに金利が上昇傾向にあります。これが意味するところは、「インフレ」です。

「ヤバい円安・インフレ」への対策が必要

日銀がマイナス金利を解除すれば、円高に振れるー

専門家のように予測していた専門家は多かったはず。私もそう考えていた一人です。しかし、その予想は見事に裏切られました。やってきたのは、異次元の金融緩和の反動でした。

目下、日本は「慢性デフレ」と「急性インフレ」という大きな問題を抱え、国民は生活に苦しんでいます。なぜ、このような状況が起こっているのか、については、以下の本が非常に深い知識を与えてくれます。

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「安いニッポン」の真実を知っておくことは、今後の、資産運用にも大いに役立つはずです。

ちなみに、IMFの発表データをもとに作った、先進7カ国の消費者物価指数(CPI)の推移(1980~2029年)は、以下の図の通り。日本は「赤線」です。
他国程ではありませんが、日本も年々、物価が上昇する予想が示されています。つまり、今後、益々、家計は厳しいわけです。

先進7カ国の消費者物価指数(CPI)の推移(1980~2029年)

個人向け国債、中途解約するとどうなる?

個人向け国債の利用のデメリット:資金ロック

個人向け国債のデメリット」は一定期間、資金がロックされてしまうことですが、必ずしも満期まで保有する必要はありません。

国債を途中解約するとどうなる?

変動10は満期まで10年ありますが、繰り返しになりますが、発行から1年経過すれば、額面1万円単位でいつでも中途換金が可能です。

「直前2回分の利息を返還」が必要ですが、中途換金に手数料はかかりません。中途換金調整額を引かれても元本割れになることもありません。途中解約時の経過利子も日割り計算され、その分の利息ももらえます。

大和証券:「変動10年」の中途換金イメージ図

また、発行から1年経っていなくても、災害救助法の適用対象となる大規模災害に遭った場合や、保有者が亡くなって相続が発生した場合には中途換金することができます。

このように考えると、比較的自由度がある預入先とも言えます。万一に備えるお金で、1年以上、使う予定がないのであれば、「必要に応じて解約すればいい」と気楽に考えて預け入れた方が結果的にお金が増やせると思われます。(下手に賢い人ほど難しく考えて、考えた挙句、動かないという状況に陥り勝ち。時間を浪費すると、結果的に、インフレ負けでお金が目減りして損!

「国債=国の借金」というマイナスイメージを払拭した方が、買いやすい

「国債=国の借金」と悪いイメージだけを持っている方は、国債の購入に抵抗を感じるのではないでしょうか。
国債とはいかなるものか、国・金融機関にとってどのような役割を果たすものかなど、勉強し直してみることをおすすめします。

変動10年 個人向け国債 キャッシュバックキャンペーン

国債はどこで買っても金利は同じ。手数料無料、受け取る利子、その他の条件もすべて同じです。

個人向け国債(変動10年)の購入額に応じて、キャッシュバックが受けられるキャンペーンを行っている金融機関で買うのがベターです。

各金融機関:変動10年 個人向け国債 キャッシュバックキャンペーン一覧

 購入金額 SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 大和証券 野村證券
50万円 500円
100万円 1000円 1000円
 200万円 2000円 2000円
300万円 3000円 4000円
400万円 4000円 5000円
500万円 5000円 7000円
600万円 6000円 8000円
700万円 7000円 9000円
800万円 8000円 11000円
900万円 9000円 12000円
1000万円 10000円 14000円 16000円 14000円
以降100万円増額ごとに+1000 円+1400 円+1600 円1,400円

購入額:200万円まで

国債購入金額が200万円までなら、「SBI証券」です。変動10年の場合、50万円ごとに500円(0.1%)のキャッシュバックが受けられます。
※2017年以降に個人向け国債キャンペーンの対象となったことがない方限定です。

購入額:500万円まで

500万円以上購入する場合は、SMBC日興証券が有利です。

購入額:1000万円まで

1000万円以上購入する場合は、「SMBC日興証券」「大和証券」が有利です。

最後に

今回は、普通預金/定期預金に対して圧倒的に有利な個人向け国債を活かして、インフレに対抗する方法について、紹介しました。

多額の現金を保有ておいても資産は目減りします。個人向け国債を上手に活用しましょう。ただし、どんな場合も、無理のない範囲で活用を!