頭が重い、胃腸の調子が悪い、よく寝れないなど、日常生活で原因不明の「モヤモヤした不調」を感じているあなた、もしかしたら、自律神経失調症かもしれません!
自律神経という言葉は、よく耳にしますが、それだけ病んでいる人が多いのが事実。「自律神経失調症」は、簡単に言えば、身体の自動調整機能がおかしくなってしまう状態のこと。長引くとうつ病をはじめとする様々な疾患に発展しうる危険な状態です。
自律神経の整え方は、今や、元気に明るく働き続けるための必須スキル!
今回は、「忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK」から、自律神経が乱れる原因と、その改善方法を紹介します。
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目次
なぜ、自律神経が乱れてしまうのか?
自律神経失調とは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態。交感神経が興奮している状態で、いつまでも体が休まりません。自律神経失調症が続くと高血圧、脈拍も上がり、心臓にも負担がかかるため、余計に疲れやすくなってしまいます。
また、一方で、副交感神経は、内臓などを動かすための神経で、自律神経失調症になると副交感神経の働きが低下します。結果、胃腸などの不調などの症状が現れます。
これらが、毎日体と心が優れないモヤモヤした不調となってしまうのです。
自律神経の乱れを示す 13 のサイン
症状の一つ一つは小さいですが、治さずに放っておくと、うつ病などの重大な病気に転じてしまうため、甘く見るのは禁物です。一度失調すると、なかなか治りづらいため、未然に防ぐことが大事です。
以下は、自律神経の乱れを示す 13 のサイン。心当たり、ございませんか?
□ 1 なんだか眠れない
□ 2 めまいや耳鳴りがする
□ 3 胸が苦しい、ザワザワする感じがある
□ 4 電車に乗ると動悸がする
□ 5 いつも手足が冷えている
□ 6 体の一部だけ汗をかく
□ 7 胸やけや満腹感がつづく
□ 8 下痢や便秘を頻繁に繰り返す
□ 9 肩こりや腰痛がなかなか治らない
□ 10 気候の変化に弱い
□ 11 やけにまぶしく感じる時がある
□ 12 のどに違和感がある
□ 13 風邪でもないのに頭が冴えない
自律神経の改善するなら「5つの習慣」を直せ
残念ながら、自律神経の乱れを治すのに、「これ1つやれば良い」という万能のメソッドはありません。本書では、改善すべき点を「習慣」に着目して5つに分類。それぞれで役立つストレッチや生活改善のメソッドを紹介します。
❶姿勢の習慣
❷運動の習慣
❸食事の習慣
❹睡眠の習慣
❺考え方の習慣
以下ではそれぞれ詳細に見て行きましょう。
自律神経を整える「姿勢」
姿勢は自律神経の乱れと密接に関わっています。悪い姿勢は百害あって一利なし。猫背などの悪い姿勢を続けていると、背中と肩の筋肉が硬くなり、そこからつながっている頭蓋骨を包む筋肉も硬くなっていきます。
「胃」が弱くなったときは注意が必要。胃の機能が悪くなると上方に持ち上がるり、横隔膜の上がり下がりが悪くなります。すると、肺の膨らむ範囲も狭くなり、背中や肩の筋肉が大きく固まってしまうのです。さらには、頭蓋骨を包む筋肉が硬化、脳脊髄液の流れが悪くなり、自律神経が乱れる原因となっていきます。
改善法
・立ちの姿勢時は、胸を張ったり曲げたりせず、お腹を背中とくっつけるイメージでお腹をへこませて立つ
・下を見ずに前を向く
・歯を食いしばらない
・「胸式呼吸」を意識。その際、吸うことよりも吐くことに意識を向ける
一言コメント
なかなか姿勢を自分の意識だけで直すのは難しいものです。私は肩こりが酷い時は、姿勢矯正ベルトを使っています。
今、Amazonで最も売れている商品は以下です。
姿勢を悪化させている大きな理由の一つはデスクワーク。
パソコン作業時の姿勢=猫背 が、肩こりや腰痛を引き起こし、それにより、呼吸も浅くなり、体全体の不調につながっていきます。
以下のページでは、
①ノートパソコン作業時の姿勢悪化の理由・原因
②簡単に猫背を正して、肩こり防止・腰痛解消/改善ができるおすすめグッズ
を紹介しているので、是非、ご確認を!
自律神経を整える「運動」
運動のメリットについては、ここで詳細解説するまでもありませんね。
定期的な有酸素運動、特に「左右均等な動きをする運動」や「一定のリズムを刻む運動」を行いましょう。リズム運動は、副交感神経を活発に働かせやすくするセロトニンというホルモンの製造を助けます。
自律神経を整える具体的な運動メニュー
上記2つの動きを兼ね備える運動は、 ウォーキング、自転車、水泳、ジョギング。まずは、負担も少ないウォーキングから始めてみましょう。自然の中を歩けば心も軽くなること間違いなしです。
自律神経を整える「食事」
人の体は食べるものでできています。正しい食事なくして、健やかな体は維持できません。
改善法
・水は毎日2リットル飲む
・塩分を控える (塩分の取りすぎは腎臓や胃の機能を弱める)
・チョコレートや甘い物を控える(血糖値上昇を抑制するインスリンを分泌する膵臓・肝臓への負担を軽減する)
・低GI値の食品をとる
・カフェインを取りすぎない(カフェインによる覚醒は、体を無理やり動かしているのと同じ)
自律神経を整える「睡眠」
生活リズムを整えるためには、質の良い睡眠が欠かせません。自律神経を整えるには、良い睡眠をとって体を回復させることが大切です。
改善法
・毎日の睡眠時間の目安は7時間
・休息を意識的にとる(疲れてないから休まないはNG)
・決まった時間に起き、太陽の光を浴びる(体内時計の調整、)
・朝日を浴びながらウォーキング
・「寝る前の1時間」を大切にする(ブルーライトは浴びず、リラックスする)
・休日に寝だめをしない
布団に入ったら、深く大きな深呼吸を行うと同時に、おでこに手を当てましょう。深く大きな呼吸を3~5分の間続けていると、脳は、「今リラックスする時だ」と勘違いを起こして、副交感神経のスイッチを入れてくれます。こうすることで、よりリラックスして睡眠をとることができます。
睡眠について学ぶなら、こちらの本がおすすめです!多くの人が長年悩む「減量・ダイエット」も睡眠が大きくかかわっています。「睡眠不足の弊害」と「効果的に目眠るための方法」が学べる良書です。
自律神経を整える「考え方」
ストレスを感じやすい人は「考え方」に問題がある場合が多いです。マイナス思考で物事を悪く考え、自らストレスをかけてしまいます。考え方を変えれば、人生は楽しく好転します。
改善法
・完璧主義をやめる
・悪いことだけを見ない
・人の心を読みすぎない、先読みしすぎない
・マイナスにとらえ過ぎない。プラス思考をする
・「すべき」思考をやめる
・何もかもを自分に関連づけない
最後に
今回は、原田賢さんの「忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK」の要点を紹介しました。
体・心のスッキリしない不調を抱えている限り、最大限のパフォーマンスで良い仕事をすることはできません。不調にお悩みの方は、一度、自律神経バランスを意識した生活を試みてみてはいかがでしょうか。
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