【書評】仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい(金川 顕教 著)(★4.5)

インプットよりアウトプットが大事。だからインプットしたらアウトプットしなさい。

これはよく言われていることです。
先日紹介した中島聡さんの著書「結局、人生はアウトプットで決まる」も、まさに、アウトプットの重要性を説いた本です。

でも、今回紹介の「仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい」の著者である金川さんは、もっと大事なことは「順番」。人生の9割は「アウトプット」の順番で決まる。結果を出したいならアウトプットが先!、と説きます。

インプットより先にアウトプットとはどういうことなのか、本書の真意を見てきましょう。

まずはアウトプット=行動!足りない部分は後からインプット

日本人は、几帳面な性格ゆえ、何か新しいことを始めようとするとき、丹念に準備をする=インプットに時間をかけます。しかし、人は20分すると半分は忘れる生き物です。

この方法では、行動に移すまでに時間がかかってしまいます。

最速で結果を出すためにはアウトプットを先に行うとことが大事。思いついたら、まず行動です。

このように順番を変えると成功への時間が断然早まります。結果、仕事と人生を激変させることができるのです。

インプットに無駄な時間とお金を費やしてはいけません。人生の9割は「アウトプット」の順番で決まります。まずは、アウトプットから始めて、走りながら足りない部分をインプットするという順番を守ることが大事です。

インプットよりアウトプットが先!

PDCAはもう古い。これからはiOIF

PDCAは、管理業務を継続的に仕事を改善/効率化しようとする手法です。「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」の4ステップを循環的に繰り返すことで仕事を効率化することが大事とされてきました。

しかし、著者は、とにかくスタートさせることが大事で、アウトプットの後に軌道修正すればいいと提案します。
PDCAの「P」に時間をかけることなく、iOIFの順番=小さくインプット(i)→アウトプット(O)→ インプット(I)→フィードバック(F)の順で仕事を回すことが大事なのです。

完璧主義から適当主義にシフトできる人こそが成功するのです。

【話す/書く】「何を知っているか」より「どう伝えるか」が勝負を分ける

ビジネスで最終的なのは利益を上げることです。
つまり、「何を知っているか」ではなく、「どう伝えて、稼ぎにつなげられるか」が大事です。

アウトプットとして「話す」「書く」という作業が重要ですが、ここで重要なのは、受け手側の反応をインプットで終わらせず、アウトプットまで達成させることです。

「知識を使って相手の心動かし行動を変えさせる。」このスキルこそが、収益をあげたり年収をアップさせる武器となるのです。

【人脈】「何を知っているか」より「誰を知っているか」が武器になる

アウトプットを成果に結びつけるためには、「人脈」が大事です。
ここで必要なのは、人脈の「質」です。拡散するために「量」も必要ですが、ただ知り合いが多くても、その人脈が使えるものでなければ意味がありません。

人脈を活用していくためには、以下のような取り組みが必要です。すると、自然に人脈が、成果に結びついていきます。
・まずは、周りの人を成功させる
・拡散したくなる人になる
・興味を持ってもらえる人になる
・会いたい人にはすぐに会いに行く

【人脈】「何を知っているか」より「誰を知っているか」が武器になる

【お金】「いくらもっているか」より「どう使うか」でレバレッジをかける

お金は、いくら持っていても意味はありません。単なる道具です。ケチで使うことを拒んだり、ただ貯金をしていても増えることはありません。

お金をどう使いこなすことが成功のカギになります。
「使って増やす」、「使って成長する」、「使って信頼関係を作る」、「使って人脈を増やす」です。

また、どう使うかも大事です。
需要が供給よりも多いところにお金を使う方が効果的ですし、時間・経験・健康にお金を使うという思考が大切です。

【見た目】最大のアウトプットは「自分の見せ方」

アウトプットの中で最大のアウトプット、それは「自分の見せ方」。

Amazonで「見た目が9割」とググるとたくさんの本がヒットするように、「見た目」は非常に重要で、「見た目」が変われば未来が変わります。

人は、見た目じゃないというのは嘘です。やっぱり見た目が素敵な人は、好感を持ってもらえますし、それ故、話も聞いてもらえ、その後もスムーズに話が進みやすいという現実があります。とにかく、見た目のアウトプットは即効性があるので、絶対にないがしろにしてはいけません。

服装、持ち物にも気を使いましょう。

まとめ

本書には、効率的に最短の時間でアウトプットを成果につながるヒントが詰まっています。一つ一つはどこかで聞いたことがある話かもしれませんが、体系的にまとまっているため、非常に納得しやすいでしょう。

なお、上記では触れませんでしたが、アウトプットする際には、人を魅了するストリーフォーミュラを意識して、人の心を動かすエモーショナルな伝え方が非常に大事です。

人は物語(ストーリー)が好きです。共感・感動など、感情を揺さぶると、記憶に残るばかりか、相手の行動につながります。

なお、「笑顔」も世界共通の武器で、それを伝える「声」は非常に大事です。

相手を動かしたかったら、自分のアウトプットの細部にまでこだわりましょう。

本記事で紹介した本
仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい
結局、人生はアウトプットで決まる
やっぱり見た目が9割
一流の人はなぜそこまで、見た目にこだわるのか?