【書評】超独学法

勉強の必要性を認識しつつも、忙しさを理由に実行できないビジネスマンは多い。

しかし、現代のように時代の変化が激しければ激しいほど、勉強しなければ最先端に追いつけはしません。一方で、新しい変化が起これば起こるほど、その分、これまで誰も手をつけていない世界は広がり、同時にチャンスも広がります。

AIに一部仕事は奪われてしまうことが明確な今、新しいビジネスを興すには、独学で身に付けたノウハウで手探りで進むしかありません。そこで必要なのが「超独学法」。

本書は、次々と独学で学び、世界の最先端の動きを捉え、書籍として発表し続けている野口悠紀雄さんが、なぜ、独学が必要なのか、どうしたら独学で必要な知識を身につけられるかをまとめた一冊。

非効率な独学ではなく効率的に独学をしたいビジネスマンに、おすすめです。

学校に通う必要はない。現代は独学が容易

資格取得など、何かを取得したいときに多くの人が選択する方法が「学校」。
しかし、野口さんは学校は非効率なので独学せよと言います。

理由は、営業目的で稼ぐことを目的とする「学校」など使わずとも、「検索」など、インターネットを用いることで、効率的に勉強できる手段があるからです。

独学の弱点

独学の弱点は、「体系的な学び」です。
独学において、「Web検索」は非常に重要な道具となりますが、検索による独学も、体系的に学ぶことが難しいということを意識する必要があります。検索で学ぶ場合は、検索の前に何を知るべきかをはっきりさせましょう。

独学の敵「三日坊主」をいかに克服するか

独学の最大の敵は三日坊主です。
ではどうすれば勉強継続できるのでしょうか?

野口さんはそのポイントを以下の4つと指摘します。

①はっきりとした目的を持つ
②強いインセンティブを持つ
③勉強の楽しさを活用する
④時間を確保する

はっきりとした目的がなければモチベーションが保てません。
しかし、人間はもともと好奇心が強く、知識が増えれば好奇心がさらに増す。逆に言えば、知識がないと興味がわかず、勉強のモチベーションが保てません。

金儲けだっていい。とにかく、まずは、はっきりとしたモチベーションを持ちましょう。勉強時間は、隙間時間を活用すればいくらでもあります。

「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

大事なことは全体の2割

勉強するときに大事なのは、重要な部分をしっかり押さえること。
本当に重要なことは2割程度しかありません。いわゆる、急所、ツボを押さえることが大事です。

外国語をマスターするために必要な時間

現代社会で大事なものの一つが語学、特に、英語のマスターです。

現代において、最先端の分野の紹介はほぼ英語のサイトです。また、英語は可能性を開いてくれると言う意味で、身に着けると強力な味方となります。英語で得するという経験をすれば、英語を勉強する態度が変わることでしょう。

では、どのぐらい時間をかけるとマスターできるでしょうか?

一般的に、外国語支障なく使えるようになるために必要な勉強時間は、4000時間程度と言われています。英語は義務教育でも勉強しているので、実際に頑張ればいい時間は1000~2000時間が目安です。

人工知能の時代に独学の必要性は高まる

AIによって、人間の仕事が奪われていく時代において、人間に求められるのは、アイデア・発想です。

発想するには「知識が必須」です。理由は、アイデアは、既存の知識と問題意識のぶつかり合いで生まれるものだからです。

発想のための「知識」は検索では補えません。知識が脳という内部メモリにあってすぐに引き出せるようになっていない限り、有効に発想に用いることはできません。

そう観点からも、AI時代になろうが「独学」「学び」は必要なのです。

「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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