カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した映画『万引き家族』が昨日6月8日公開。

東京の下町で「犯罪」によって生計をたてひっそりと暮らす貧しい家族。
日雇い・万引きで生計を立てる父と共に暮らす5人の家族は、皆、訳あり。血のつながりのない者たちが、肩を寄せ合い、一緒に同じご飯をつつきながら、貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、ある事件をきっかけに、家族の秘密が明らかになっていく――。

現代日本が抱える様々な問題が織り交じる本映画。隣りあるかもしれない日本の闇を目の当たりにし様々なことを考えさせられます。是非、劇場で見てもらいたい映画です。

見て見ぬふりをしたくなる日本社会の問題を取り上げた映画

下町にある、古びた一軒家。

工事現場で日雇いで働く父
ワークシェアを口実にフルで働くことができない母
月6万円ほどの年金を受給する祖母
風俗店でアルバイトする母の妹
父と一緒に万引きを行う少年
実の親から育児放棄された悲しい少女

映画で描かれる家族一人一人が、貧困・万引き・育児放棄・孤独・年金詐欺・風俗など、今の日本に重くのしかかる問題を抱える。

そんな彼らは血こそつながっていないもの、心のつながりを持ちながら一つ屋根の下に暮らす。その様は、金銭的には不自由がなくても、心のつながりがない家族より、家族らしくさえ見える。

実の両親といることが子供にとって幸せなのか?

ネタバレにもつながってしまいますが、少女は、育児放棄、育児虐待により、寒い夜に家の外に追い出されていた少女をかわいそうに思い父が少年と一緒に家に連れ帰ったことで家族の一員となった経緯を持つ。

確かに人の子を連れ帰ることは犯罪だ。だが、育児放棄・虐待を受ける少女を引き取り、愛情をかけてかわいがってくれる偽の家族と一緒にいる方が、少女にとって幸せだったのではないのか?

最後に少女は保護され実の親の元に帰るのだが、この先、少女は幸せに生きていけるのだろうか・・・

貧困解消だけでは人は幸せになれない

人は生きていくためにどうしたってお金がいる。故、貧困は犯罪と結びつきやすい。

貧困問題解決のために、すべての個人に、無条件で毎月一定のカネを直接配る「ベーシックインカム」の導入が検討されているが、それだけでは「人とのつながり」「助け合う社会」には結びつかず、心は満たされない。

如何にしたら、人は幸せになれるのか?そんなことも本映画は問題提起しているに思う。是非、映画館で本作品を見てもらいたい。

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