金融の世界では先頭を走ることができない日本。

金融の世界をリードしているのは米国。金融市場でのパワーやフィンテックなど技術の先進度など国レベルで大きく負けているだけでなく、個人の金融リテラシーでも圧倒的に日本人が弱い状況にあり、投資や税金に対する知識も日本人は圧倒的になりません。

それだけでなく、そもそも、日本人は遺伝子的に投資に対する「資質」に欠けるという、散々な状況があります。日本人が投資が下手で、逆張りが好きなのも遺伝子が関係しているのかもしれません。

日本人は資質的に投資に向かないは「遺伝子」にある

テレビなどでもおなじみの齋藤 孝氏の著書「日本人は、なぜ世界一押しが弱いのか?」によると、によると、日本人は投資に向かない民族なのだとか。

人間の遺伝子には、恐怖を抑える働きを持った「セロトニントランスポーター遺伝子」というものがありますが、研究の結果、日本人は世界一高い「恐怖・不安遺伝子」を持つことが証明されています。

つまり、日本人は、遺伝子的に世界一ビビリで臆病なのです。

投資で勝つためには強いメンタル(ルールの順守、度胸、忍耐)が必要であり、また、人と同じことをしていては儲けることはできません。

日本人はビビりで、ヒトの目を気にして動く、「和をもって貴し」とする民族です。

そう考えると、「日本人は元来投資下手」と言えます。日本人が逆張りが好きなのも、ブレークしたところをさらに攻めることが苦手=ビビりだからかもしれませんね。

日本人が「和」を尊ぶのは、「個」が弱いから

日本人を表現する言葉として、「粘り強く協調性がある」と言われます。

しかし、これ、裏を返せば「個が弱くて、一人で生きていけない」ということです。「極東」という東の果てにいる理由も、人類発祥地アフリカからユーラシア大陸を東へ移動した人類の中で、体力的にも精神的にも戦うのが苦手で、土地トラブルを避けてどんどん東へ逃げ続けた結果、行き止まりとなった国が「日本」です。

個が弱くて、戦いも苦手。一人で生きていけないから集団でいる必要があったというわけです。ただし、戦いは避けられた一方、集団で生きるためには、「忍耐力と協調性」が必要となりました。

日本人は体もメンタルも弱い民族であることを自覚した方が、モノゴト、スムーズに進むように思います。

日本人に対人恐怖症が多いのも、遺伝子に起因

個が弱いから、和を重んじている社会で、臆病でその輪にも加わることができなかったら・・・

先日、別記事で、「世界一孤独な日本のオジサン」という本を紹介しましたが、対人恐怖症や引きこもりが多いのもうなづけます。