お金について話をすると、卑しいと思われがちな日本の社会。投資をしている人の中にも、投資の話をすると、凄くリスキーな人と思われたり、守銭奴と思われたりすることもあるため、話をしないようにしている人も多いでしょう。
このようなお金に対する考えは「洗脳」
一般的には「洗脳」ではなく「教育」ですが、教育が必ずしも真実や人生に必要な教えと信じてしまうのは危険です。
例えば、人の人生に必要なら、なぜ、「税金」について学ぶ機会がないのでしょう?また、社会の歴史の時間に、最も生きてく上では最も大事と思われる「太平洋戦争~戦後~近代」があんなにも雑な授業で終わってしまうのでしょう?これは、私が常々感じていることです
「お金持ち脳」になるには、「悪い教育(洗脳)」を見抜き、「いい教育(洗脳)」をインプットすること不可欠です。
本書では、人を嬉しくする、気持ちよくするといったプラスの感情を使うことによって、自己能力、自己評価を上げる「お金持ち脳」になるための方法が指南されています。
今回は、本書「金持ち脳」から、私が特に大事だと感じた点をピックアップして紹介します。
目次
「金持ちになる」とは「付加価値」を生み出すこと
我々が生きる資本主義社会で金持ちになる方法。それは、「付加価値を生み出すこと」です。
なぜなら、資本主義社会では「付加価値」は、金銭的価値で評価することができるからです。
たとえ、儲かりそうもない趣味でも、とことん突き詰めれば、「付加価値」が生まれる可能性があります。趣味を「お金」に変える方法に結び付けられるかが大事です。これができれば、タダの趣味から「お金持ちへの道」が生まれます。
資本主義は、何でも「お金」に結び付けて、「儲け」ようとします。
日常を改善し「金持ち脳」を育てる方法
では、どうしたら日常生活の中で「金持ち脳」を育てられるのでしょうか?ポイントを見て行きましょう。
「金で満足は買えない」という事実を知る
金で満足は買えないという事実を思い知ると、人は自然に余計なお金を使わなくなります。
理由は、お金で満足は手に入らないことを知れば、金を使わなくても手に入るモノの価値がわかり、手に入れる方法が見えてくるからです。
収入を優位に考えるようになって、支出の優先度が落ちる、つまり、「収入>支出」となり、実収入とは無関係に金持ちになれます。
買い物に、自分にとって必要な機能以外の物を求めないようにしましょう。
確かに質の良さはあったとしても、それに占める製造コストは一部。自己満足にお金を支払っています。
エフィカシーを上げる
エフィカシーとは、コーチングの用語で「自己能力に対する自己評価」 という意味です。「自分は金を稼げる人間だという自己評価」を上げる ことで、お金持ちになります。
そんな、思うだけでお金持ちに慣れるなら誰でもなってるよ、と思った人が多いと思いますが、そう思っているとは、絶対に「自分は金を稼げる人間だ」と評価できずに諦めています。ここを正せるかは非常に大事です。
そもそも、漠然と「正社員」になりたいと思っている、高給を得ることに最大の価値を置き、低収入の人間をバカにする、つまり、自分の給料を他人と比べたがり、嫉妬したり、競争心を 煽られたりしているは「貧乏脳」です。
やりたい仕事をする
やりたくない仕事をしている人は、既に「貧乏脳」です。怖いのは、このままずっと貧乏脳のまま生きていく可能性が極めて高くなってしまうことです。
やりたくない仕事をしている人は、仕事の外に満足を求めようとします。つまり、憂さ晴らしという支出をしてしまうのです。同僚と愚痴を言いながら飲むのもその一つです。このような状況に陥っている人は、間違いなく自己評価=エフィカシーが低いです。
「仕事は食うためにするもの」という発想ではなく、「個人にとっていちばんの財産は、「人生時間」だ」と思えるような人生に変えていくことが大事です。これは年収の大きさとは直結しません。年収が低くても人生に満足度があれば、その人生は豊かです。
【再重要】テレビは見ない
実は、前項で述べたような貧乏脳を育ててしまう最大の原因は「テレビ」です。「貧乏脳」から逃れるにはテレビを消すことが大事です。
例えば、テレビCM。これは、「欲しい」という欲望を駆り立てる根源です。また、多くのテレビ番組も同様です。
一方で、テレビは不安も駆り立てます。例えば、連日報道されるコロナに関するワイドショーなどを見ていると、不満・不安が貯まり、心が疲弊しませんか?これではとても、自分のエフィカシーを挙げていくことできません。
また、テレビは情に訴え、人々を情動優位にします。そのため、論理的でなく情で物事をとらえるようになり、不満・嫉妬・物欲が増長されやすくなります。
テレビの弊害と解決策
テレビを見ることの弊害は非常に大事なので、この部分を深堀りしてみていきましょう。
テレビは人をバカに変え、欲望の権化とする元凶
あなたの欲しいと思う物の大半はテレビが決めています。「本当に必要だから買っている」のではなく、「無意識のうちに欲しいと思い込まされて買っている」 のです。
そうして 知らず知らずのうちに、「支出優位の貧乏脳」にしてしまいます。著者のテレビ批判の言葉は非常に厳しいです。
テレビによる洗脳を絶つ
著者は、物欲そのものを否定しているわけではありません。 物欲は時には前に向かう原動力にもなります。
問題なのは、物欲がメディアの洗脳によって生まれていることです。テレビを見なくなれば、物欲の対象は自然と変わっていき、普通の人なら、収入>支出となります。
自分が本当に得たい情報があるのなら、自分で能動的に取りに行くことが大事です。著者が最も情報源として進めるメディアは「本📚」です。
私もこの効果を実感
昔は会社から帰ってきたらすぐテレビをつける人だった私も、現在は、あまりテレビは見ません。見るのは自分が決めたものだけ、録画⇒(情報番組・ニュースは)早見再生、リアルタイムで見ることはまずありません。
特に民放テレビを見なくなって、物欲が減り、支出が減り、心が満たされるようになったことを強く実感しています。本書を読んで大いに納得しています。
ちなみに、例えば早見再生機能のあるブルーレイレコーダーでも、メーカーによって早見再生速度が異なります。
パナソニック:1.3倍速
ソニー :1.3倍速・1.5倍速
シャープ :1.1〜2.0倍速(0.1倍速刻みで調整可能)
東芝 :1.3倍速
シャープ製は、1.1~2.0倍速の早見再生が可能で、再生速度は0.1倍速刻みで調節できます。「時短」したい方は、シャープ製がおすすめです。
以下の商品は、「Amazon Choice」にも選ばれており、評価数も多い人気の商品です。
【ここまでのまとめ】金持ち脳になるために一番重要なこと
一旦、ここまでをまとめます。
金持ち脳になるために一番重要なのは、収入を増やすことではなく、支出をコントロールすることです。
貧乏と感じるのは収入のせいでも不景気のせいでも、収益の上がらない職業のせいでもない。 お金が自分自身でコントロールできないからです。物欲コントロールと言えるかもしれません。物欲がコントロールできなければ、たとえ、年収が、500万円から1000万円、3000万円になろうが、消費に回るだけでお金持ちにはなれません。
必要なのは自我コントロール。そのために、物欲を促すメディアとの付き合いは見直しましょう。
もっと積極的な「お金持ち脳」の作り方
上記では、日常生活の中で簡単に取り入れられる「お金持ち脳の作り方」を紹介しました。
ここからは、もっと積極的に「お金持ち脳」になる方法についてです。「不安」は心を疲弊させますが、不安も正しく使うとお金持ちに近づく道を切り開いてくれます。
不安を利用!年収を10倍にするコンフォートゾーンの上げ方
人は、安心と感じる「コンフォートゾーン(快適なゾーン)」を持っています。これを、もっと高い場所に設定します。
例えば、自分にとって「私の年収って、今より10倍あってもおかしくなくない?」と強く思うと、今の貧乏な生活が居心地悪くなります。すると、年収10倍の自分の心地いい居場所を求めて、脳は働く=行動を始めるのです。
意識すれば求める情報が入ってくる
例えば、雑踏の中でも「自分の名前」が呼ばれると不思議と気が付きますよね。脳には、視覚、聴覚といったセンサーが情報をキャッチしても、必要とする情報しかとらえないという特徴があります。理由は、すべて処理していたら脳がパニックを起こしてしまうからです。だから、情報の洪水のなかで、本当に自分に必要な情報だけを的確に選び取るようにできています。
何らかの理由で「3ヵ月後に1億円が必要」とう必要目的が生じたとします。そのとたんに、1億円を稼ぐために必要な情報がに、気づく、つまり、次々と頭に流れ込んでくるようになります。
今まで情報として目の前にあっても気が付かなかったものが、気が付くようになる!この脳のシステムを活かさない手はありません!
最後に
今回は、苫米地英人さんの「金持ち脳」を紹介しました。
脳の基本システムに逆らわずに、活用すると、「金持ち脳」となり、人生は楽しく豊かになります。
金持ち脳は一日にしてつくられるものではありません。まずは、意識して、「支出コントロール」「やりたい仕事へのシフト(或いは、それをどうすればいいいか常に考えることを習慣にする)」していきましょう!