自分が好きなことをやって、大きな成果&利益を出している有名人の一人、ひろゆきさん。
ひろゆきさんほど、いい意味で「なまけもの」という言葉がピッタリ似合う人はいないのではないかと、個人的には思っています。

真面目過ぎる日本人は「労働は美徳」「なまけものは悪」という考えが根強いですが、私は、ひろゆきさんのように、「人生幸せに生きるため、ストレスなしで、身分の好きなことをして成果が出せたら最高」と思っているタイプ。「忙しい、忙しい」と時間に追われる生き方はもはやカッコ悪いという考えを持つ私ですから、ひろゆきさんの思考法は、いろいろと賛同点が多く、ためになります。

本書「なまけもの時間術」は、時間に追われ疲弊しているビジネスマンに是非とも読んでほしい一冊。これからの時代、仕事を楽しみつつ、できるだけラクに、楽しく生きていくにはどうしたらいいのか、そのための時間の捉え方・扱い方が満載の良書です。

今回は、本書から、私が好きな考え方・思考法を紹介します。

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ひろゆき流時間術(思考)のベースにあるもの

ひろゆき流時間術(思考)のベースにあるもの

ひろゆきさんの時間術(思考)のベースにあるのは以下のような思考です。

ひろゆき流時間術(思考)

時間×自由:優先順位のぶっちぎりトップは自分
時間×仕事:そんなに働かなくていいんじゃないか?
時間×努力:一生、イージーモードで楽しめば?
時間×幸せ:時間を制した者が、幸せを制する

有名人の中には、これを体現する人が複数いますが、仕事はもちろん、生きにくい社会を「どう攻略するか」を考え生きることで、とても楽しんでいるように見えます。

好きなことをやって生きる強さ

好きなことをやって生きる強さ

「好きだから延々できる」が価値になる

基本的に楽しければ、仕事は苦も無く頑張れる。特に付加価値をつけようとは意識もせず、ただ、やりたいことをやっていれば、、他の人が費やせないくらい長時間やり続けることができて、それだけ情報も蓄積されます。

「好きだから延々できる」結果、収入も増える。収入が高い仕事ほど、実はそれが嫌いでやっている人などはいなくて、それが好きでやっている人だらけなのです。言ってしまえば、高収入な仕事は、趣味の延長で成り立っているような仕事だらけなのです。

超良書 セネカの「人生の短さについて」でも、他人のために時間を使うな!自分のために時間を使おう!と何度も強調されています。

労働は美徳じゃない。時間を切り売りするな

私たちは、小さな時から「労働は美徳」だと考える価値観をやんわりと世間から与えられ続けて生きています。しかし、本当に労働は美徳でしょうか?

今の時代、代替人材が山ほどいる「時給の仕事」が低賃金なことは誰でも知っています。これで「労働が美徳」と言えるでしょうか?現代では、「時間通りにやる仕事」も価値が薄くなっています。

例えば、ビザ配達。この仕事は、何年やっても、大きく価値を上げるのは難しい。現時点で提供している価値が、それより上がりようのない世界にいて、「時給が上がらない」とぼやいても、もはや仕方ないのです。

時給仕事の残念なところ

「時給」という労働システムの残念なところは、たとえ仕事の質を上げる余地があっても、頑張ろうと頑張らなかろうと時給は大して変わらないことです。

頑張っても、その成果がなければ、人間ってだんだん腐ってしまう。どんどん生活のテンションが落ちてきて「人生つまらない…」となってしまう。つまり、労働者にとって、時給仕事は、質の高い仕事をすればするほど、人生のコスパが悪くなってしまうのです。

だから、質を上げるほど評価も報酬も高くなると仕事を選択しないとダメなのです。

情報社会では「視点」ずらしたもん勝ち

自分しか知らない情報が世の中の役に立つとき、その人の価値は上がります。しかし、本当に「自分ひとりしか知らないこと」なんてほとんどほとんどありません。みんなが見ているものを、みんなが見ているのと同じように見ていても、自分の価値は上がりません。

ではどうしたらいいか。「自分だけが知っている風」を醸しだしてみてはどうかと、ひろゆきさんは提案します。

確かに、これはひろゆきさんがYoutubeでやっている方法です。同じ時間を使うのなら、「普通はここまで押さえていないよね」「普通はここまで深く見ないよね」というところを、あえて追求してみる。それを誰かが「すごい」と勘違いしてくれたら、それが仕事につながることだってありえます。

仕事に使う時間を見直そう

仕事に使う時間を見直そう

現代は、様々な技術が発達しているので、本当なら大して働かなくても生きられるようになっていてもおかしくありません。しかし、なぜか多くの人がまだまだ労働に追われています。
まずは、「働くこと」「働く時間」についての価値観を改めることが必要そうです。

「もっとお金を稼がなくてはいけない」というループにハマっていないか?

生活も仕事も便利で効率的になっているのに、時間もお金もないとしたら、「もっとお金を稼がなくてはいけない」というループにハマっているかもしれません。

多くの人が必要ないものを買ったり、お金がかかることに楽しみを見出したりしていませんか?私自身、生活必需品コストは各段に減っています。生活の見直しで、「一生懸命、頑張る」ということ自体、現代ではあまり必要ないのかもしれません。

「働けば働くほどエラい」は本当か?

「働けば働くほどエラい」という考えも、現代では訂正が必要です。

本当は、できるだけ時間をかけずにより多くの成果を上げたほうがいいわけで、「時間と成果を比例関係で捉える」こと自体が間違ってはいないでしょうか?

「こうしたら楽になるんじゃなるんじゃなかろうか」、「こうしたら楽しくなるのでは」とアイデア出しして実践した方が、ゲーム攻略的で楽しいですし、人生楽しめます。

努力以上に大事なこと:優れるよりも、いい波に乗れ

いつの時代も、「努力は必ず報われる」とかいうパワーワードに縛られて、努力ではどうにもならない世界で、努力を強いられて苦しい思いをしているビジネスマンが溢れています。しかし、むしゃらに頑張る=努力の前に覚えておかなければなららいのは「努力が報われるかどうかは、努力自身よりも環境や条件の影響が大きい」という真理です。

衰退産業でいくら頑張ってもおそらく、多くは報われません。今上げ潮にある産業にいれば、たとえちょっとしか努力しなくとも、給料UPします。もっと極端な話をすれば、経済的に恵まれている日本に生まれるのと、内戦が絶えない国に生まれるのとでは、人生のスタートラインがまったく違います。

そう考えると、重要なのは個人が優秀かどうか、どれだけ努力できるかどうかではなくて、いかに勝てる波に乗れるかどうかの方が大事です。

いい波に乗るにはどうしたらいいか

いい波に乗るにはどうしたらいいか

前節では、努力よりも前に「いい波に乗ることが大事」と述べました。ではどうしたらいい波に乗れるでしょうか?

「自分の価値」を作るには「自由な時間」が必須

世の中には、どんな環境下であっても、時代の波に乗り続けている人がいます。
流行る前に仕掛けを作り、人に先行してその分野で市場を作り、利益を生み出していくような人たちです。イケダハヤトさんなどは、その典型的な人でしょう。

このような人たちに近づくにはどうしたらいいのか。それは、まずは「自分の自由な時間」を作ることです。

「自分の自由な時間」を作らない限り、他にはない自分だけの価値なんてものをつくり出すことはできません。「これ面白そう!」思って始めた仕掛けのすべてが当たる訳ではありませんが、面白そうなことを見つけるにも仕掛けを作るにも「自分の自由になる時間」が必要であり、成功すればそれが「自分の価値」になっていきます。

何より、次から次へとおもしろいことが見つかる生き方は、たとえ、失敗があったとしても楽しいはずです。

最後に

今回は、ゆろゆきさんの著書「なまけもの時間術管理」から、大事な思考法・時間術を紹介しました。

ここで紹介した考えは、本書のごく一部です。楽しみながら成功するための考え方のヒントが詰まった本なので、是非、お手に取って本書から学んでみてください。