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他の市場より値動きが激しいことで知られるビットコイン(仮想通貨)。

しかし、ここしばらくはほとんど値動きらしい値動きがない、低ボラティリティ状態が続いています。結果、30日間ボラティリティは、過去最低の「0.6%」まで低下。一つの低ボラティリティの目安となる「1.0%」も大きく下回ってきています。

歴史に学ぶと低ボラティリティが続いた後はどうなるのか?

今回は、ビットコイン相場を予測する上で重要な視点を与えてくれる「ビットコイン価格とボラティリティの関係」について解説します。


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現在のビットコインの値動き

ビットコイン日足チャート

ビットコインの日足チャートを見ると、ビットコインは9月3日の急落以降、約1ヵ月間、極めて104~116万円の間のレンジ相場を形成。
一目均衡表のチャートポイントがレジスタンスとなり、どうにも抜けられない状況が続いています。

BTC価格とボラティリティ

ビットコインのボラティリティの低下は、すなわち、「値動きの停滞」を意味します。

ビットコイン価格が停滞する要因

半減期に向けてビットコインは出来高をそれなりに伸ばしてきましたが、直近では、市場価格が動かない=値幅が狭い状況が続いています。値幅が狭くなり市場が停滞(時には死んだように見える)ときは何が起こっているのでしょうか。

値幅がない=ボラティリティが停滞しているとき、起こっていることは、仮想通貨に限らず、株式指数やFXの場合もほぼ同様のことが起こっています。

市場価格が動かない要因

①市場が明確な方向感を失っている
 ・売りと買いが拮抗している
 ・或いは、方向感が分からず投資を手控えている
 ・或いは、タイミングを待っている
②機関投資家が絡んで、価格を押さえ込んでいる(または支えている)
③資金が他の市場に向かっている

大口投資家の動き

個人的には、現在のビットコインの状況はタイミングを待っている状態ではないかと考えています。

ビットコインの価格は、2020年3月ブラックサーズデイで大暴落(後述)するも、それから2ヵ月後に控えていたビットコインの半減期を意識して150%以上の上昇。一時、1万ドルの大台に乗せましたが、その後、勢いは続かず、現在のレンジ相場を続けています。

ただ、一方で、「クジラ観測(大口投資家観測)では以下のような記事があります。

参考ビットコイン市場で新たなクジラ7頭を観測、10,000〜100,000BTCアドレス6.74%増 (Coinpost、2020年9月30日)

仮想通貨のアドレスとは、銀行でいえば「口座番号」のようなものであり、その口座が動いている。つまり、価格がレンジ低迷している中、クジラは下値拾いのために動いているという観測です。

同じく9月に、米上場企業のMicroStrategyが『投機でなく、企業戦略』として、16,796BTC(約1.75億ドル)のビットコインの買い増しを実施をしたことも報じられています。

半減期後は、収益が下がることによりビットコインマイナーが撤退するのではという観測もありましたが、難易度調整後のマイニング情勢も強気傾向にあったことが報じられています。

つまり、余裕のある大口投資家は、長期投資対象としてビットコインの上昇を待っているように思われます。

ビットコイン価格とボラティリティの推移

以下は、ビットコイン価格とボラティリティの推移です。
上図は長期推移、下図は直近1年間の推移を示しています。

ビットコイン価格とボラティリティの推移(長期間)

ビットコイン価格とボラティリティの推移(長期間)

現在、ビットコインの30日間ボラティリティは過去最低を更新中です。

今年、3月時点(3月12日)に、ビットコインの平均価格はわずか20分の間に15%も下落する「ブラックフライデー」が起きたときはボラティリティが急騰しましたが、その後、ボラティリティは下落傾向。

なお、3月12日前日は、WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルス(COVID-19)の流行がパンデミック状態であることを正式に宣言。米国は、新型コロナウイルスの拡散を防止するため、ヨーロッパから米国への入国制限を含む追加の対策を講じました。

その際、それまで、多くの人は、ビットコインはデジタルゴールド、つまり、「暗号通貨は株式市場とは逆の相関関係」であると考えていたのが、実際はそうならなかったことで売却が殺到。新型コロナウイルスで世界経済がどうなるかわからないという不確実性を嫌気し、リスクの高い資産として暗号通貨は暴落となりました。値が激しく動いたことで、ボラティリティが急騰することになりました。

ボラティリティ低下が長期化すると起こること

低水準のボラティリティが長期化した後には、ビットコイン価格は大きな動きを見せる傾向があります。これは、ビットコインに限らず、価格が三角持ち合いなどで狭いレンジでの動きに終始すると、一気に動き出す傾向があることからも理解できるでしょう。

ボラティリティ低下が長期化した場合に起こりやすいこと

・動き出すときは一気に動く
・ただし、価格の方向性は不透明
・ボラティリティが低い期間が長いほど、値動きは大きくなる
・大きな値動きを見せる直前の数日間は値動きが非常に小さくなる傾向がある

いつがボラティリティのボトムになるかはわかりませんが、かならずどこかで反転します。反転する際、必ず上昇するとは言えませんが、投資をするのに面白いタイミングであることは間違いありません。

私の結論:次の最高値更新には時間が必要。底値買いして寝かせよう

さて、上記を元に、私の考えをまとめてみたいと思います。

歴史が繰り返すとすれば、ビットコインは再び上昇し、過去の最高値を更新するはずです。しかし、それまでには時間が必要。正直、いつ動き出すかは全くわかりません。ただ、動き出したら動きが速いことは、株式、為替の比ではありません。

だとするなら、ビットコインの一部は長期投資を前提に投資をしておく方が、勝てる確率が高いと考えます。「そんな手法は資金効率が悪い」とのご意見もあろうかと思いますが、値が動き出してからついていこうとしても、優秀な専業のトレーダーでもない限り、値動きにはついていけず、置いて行かれるのがオチ。2018年の仮想通貨バブルの時と同様、上昇するので、少しは保有したいと慌てて買ったところが最高値という、最悪のパターンになると思われます。

だから、仮想通貨版「定期預金」ともいえる、貸仮想通貨(貸暗号通貨、レンディング)サービスを利用して、利息相当を得ながら、利息×値上りを待つというのが正しい戦略だと考えます。

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是非、今後の仮想通貨投資戦略の1手法に加えてみてください。