【書評/要約】東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法(河野玄斗 著)(★4)
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東大医学部に受かるだけでもすごいのに、在学中に司法試験も一発合格してしまうなんて、なんて常人離れした記憶力や特殊能力をもった方なんだろう…

本書の表紙を見て、誰もがそう思ったことでしょう。しかし、著者の河野さんは「記憶力や特殊能力がある訳でなく、ただひたすらに、勉強の仕方がうまいのだ」とおっしゃいます。

本書は脳の特性を利用した「誰にでもすぐに使えて超強力な勉強法」を指南する一冊。

一生は短く、僕たちの時間は有限です。その有限の時間をどのように効率的に分配し、人生の最大幸福化を目指していくか。

そのためには、勉強にも効率が大事です。本書では、上手にモチベーションを維持し、効率的・効果的に勉強する方法、さらには、大学受験と司法試験に特化した勉強方法について、についてわかりやすく紹介されています。

今回は「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法」から、モチベーションのあげ方と要領のいい効果的な勉強方法に的を絞って、要点を紹介します。

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「勉強」こそコスパ最強の遊び

1000時間勉強して将来の年収が100万円上がる場合、勉強の時給は100万円×40年÷1000時間=時給4万円。なんでみんな勉強しないの?

多くの人が、勉強のモチベーションを維持できず、結果的に継続ができない中、河野さんは『「勉強」こそコスパ最強の遊びだ』と言い切ります。

そもそも、勉強できる環境にあるというのは贅沢なこと。世の中には、「勉強が嫌い」「自分は頭が悪い」と思っている方がたくさんいますが、そういった方々の大半は「勉強のやり方が間違っている」だけ。勉強は「努力の方向さえ間違わなければ」、かけた時間を裏切らない「コストパフォーマンス最強の遊び」「リターンが大きい娯楽」なのです。

だから、河野さんの勉強の原動力は、「勉強が楽しい」という勉強をゲームのように楽しむ気持ちです。ゲーム攻略だから、PDCAサイクルをできるだけ速く回し、自己を高めることを意識し勉強を行います。

PDCAサイクルを回す

勉強で何が得られるか?

勉強をするには、モチベーションを保つことが大事ですが、そのためには、勉強で何が得られるかを、理解してくことが大事ですよね。河野さんは勉強の意義は以下の5点に集約されると言います。

勉強の5つの意義

❶将来の選択肢が増える
❷優秀な人に出会える
❸勉強を通じて、自分の快・不快や、得意・不得意を知ることができる
❹勉強を通して、人生力さえ身につく
❺自分に自信がつく

いかに勉強のモチベーションを保つか

モチベーションを保てなければ、勉強の「量」のみならず、「質」まで落ちてしまいます。では、人は、どういうときにモチベーションを高く保てるでしょうか?

それは、
・自分のなかで「メリット」を感じているとき
・自分のなかで「やりがい」を感じているとき
・シンプルにそれ自体が楽しいとき

です。

勉強の目的を持つ

目的・目標があるからこそ勉強に対して必要性ややりがいを感じるのであって、これらがなければ、つらいときに踏ん張ることはできません。勉強でも遊びでも、目的を持って行動するだけで人生は変わります。「目的を持つこと」は何かを始めるときのモチベーションになるだけでなく、何かが終わったときの「自己肯定感」にもつながります。

勉強の目標はなんでもいい

勉強の目標は、最初は崇高なものである必要はありません。「モテたい」「学歴UPで年収を上げたい」など、勉強の目標は金持ちになりたい、モテたいといった「欲望に忠実」であっても構いません。

最初は俗物的な目的で勉強をしていても、次第に「●●で人の役に立ちたい」「●●を成し得たい」といった崇高な夢・目標が表れてくることはよくあります。「今やっていることは誰かのためである」という自己暗示をかければ、さらに目標に近づく原動力となります。

勉強ができる人はカッコいい

勉強している人、頭のいい人は、シンプルに「カッコいい」。「何かに打ち込む姿はカッコいい」ものであり、これが実施できれば、自信が原動力になり、あなたの自己肯定感もUPします。

勉強ができる人はカッコいい

マイナスな目的に注意

勉強の動機はなんでもいいですが、「負のオーラをまとった目的」への固執には注意が必要です。例えば「見返す」がその1例です。

このような負の原動力には限界があります。そして、一時は踏ん張りがきいて頑張れても、逆に不幸になってしまう可能性が大きいです。「負の原動力は、その思いに取り憑かれるのではなく、利用する」にとどめましょう。

「勉強ができるループ」を回す

勉強ができない人、嫌いな人は、「できないから楽しくない→楽しくないからやらない→やらないからもっとできない→できないからもっと楽しくない……」といった「できない負のループ」にハマっています。一旦このループが回り始めてしまうと、なかなか抜け出すことができません。
継続して勉強を続けて試験に合格するためには、「できるループ」をいかに回すかが重要です。

「できるループ」を回すためには、以下の3つが大事です。

勉強ができる「できるループ」を回す3つのポイント

❶目標に対し適切な方法で勉強する
❷自分のレベルに合わせて勉強する
❸ゲーム化するの3つを意識する

❶❷に陥らないための注意点

「できないループ」に陥らないためには、自分のレベルに合わせて勉強することが大切です。
「できないからこそ高い目標を持って勉強をして克服するぞ!」と無理をしてはいけません。自分の実力やキャパシティ以上の勉強をすると、「できないループ」にハマってしまいます。

❸ゲーム化で回す「できるループ」

ゲーム化とは、ミニゲームをプレイするかのように、勉強を「楽しい」と感じるポイントを意図的に作る方法です。以下の3つの手法を取り入れましょう。

できるループを回す3つの手法

タイムアタック:短時間でクリアできるかを意識する方法
スコア    :「いかに高得点を取れるか」を意識する方法
チェックリスト:タスク項目を細分化(視覚化)し、達成する方法

勉強を楽しくする「好奇心」を持とう

知的好奇心を育むことで勉強は楽しくなります。理由は、私たちの脳は、興味のあることや疑問に思っていることを理解すると、「楽しい」と感じるようにできてるからです。

強力な勉強法「逆算勉強法」

河野さんが効率的な勉強方法として実践してるのは「逆算勉強法」です。ゴールから逆算して、試験(合格)までにやるべきことを棚卸しし、スケジュールに落とし込み、超効率的にタスクをこなしていく勉強法です。

逆算勉強法の5つのステップ

①目標を知って具体的なゴールを設定する(例:6月15日の試験で満点を取る!)
②ゴールまでにやりたいことを決める
③やるべきことをスケジュールに落とし込む
④実践する
⑤進み具合を定期的に確認する

全体像が見えないまま何かに取り組んだり、地図もないのに歩き出したり、敵の能力を知らないまま戦闘に臨んだりするのではなく、まずやるべきことを「見える化」してからスタートする。瞬間記憶能力や超人的な集中力もいりません。

目標を達成できるかどうかは「どれくらい頑張ったか」と「どの方向に向かって頑張ったか」の2つで決まり、逆算勉強法は、その方向性をゴールにしっかりと合わせることができます。

スケジュールの立て方

リスクと効率を総合すると、ゴール設定は「負担になり過ぎない程度に余裕を持った目標値に設定する」ことが最良です。自分の現状とゴールの距離感を摑み、自分なりに目標値を設定することがスケジュール作りの最初のステップです。

まずは「人に教えてもらう」

自分よりゴールに詳しい人に教えてもらいましょう。人に話を聞くときは、その内容をより正確なものにするために、複数の情報源から総合的に判断することが大切です。

得られた情報をもとに本当にするべきことを絞る

いろいろな情報を総合すると、やるべきことがかなり膨れ上がってしまいますが、本当にすべきことが何かを見極めて絞ることが大事です。

自己投資はケチらない

参考書選びや予備校選びにおいて、金銭的な理由からどうしても払えない場合でない限り、「値段が高いことを理由にして選択肢から外さない」。自分の能力さえ高めればお金はあとでいくらでも稼ぐことができるのに、そのお金をケチってしまったがばかりに自分の能力を高められず、結果的にお金が稼げなくなってしまうのは本末転倒です。

実践の継続が大事

時には勉強を休んでしまう日もあります。1日遅れたところで、全体から見ればそれほど大きなミスではないこともあります。続けることだけを考え、「この経験を生かして次につなげよう!」と気持ちを切り替えることが重要です。しっかりと失敗を分析してPDCAサイクルをまた1つ回せば、その失敗もかけがえのない人生の糧になります。

スケジュールの立て方

勉強は「全体像=幹」を意識する

勉強には木のように「幹」と「枝葉」があります。よくやってしまう勉強の失敗例に、「枝葉や枯れ葉(勉強する必要のない部分)を中心に細かく勉強する」というものがあります。

勉強する場合は、勉強を体系的にとらえ、「幹」の知識を先に押さえることが大事です。「細かい枝葉」を勉強するときも幹のどの部分から派生しているのかを意識することが大事です。「幹」となるベースが然りしていれば、「枝葉」も覚えやすくなります。

思考錯誤しながら幹を見極めてく作業は「本質を見抜く力」の養成につながります。これは、結果として自己解決力を高めることにもつながります。

間違った箇所を自己分析する

「幹」となるベース知識を育てていくには、間違えた問題をしっかり分析することが重要です。実際に問題を解いて、間違ったときに「なんで間違ったんだろう?」と、自分なりに納得のいく説明を与えてみましょう。「要はこういうことで、自分にはそれが抜けてたんだ!」と見えてくるはずです。それが幹へ近づく第一歩です。 最初はその抽象的なテーマがわからなくとも、問題を間違えて考えることを重ねていくうちに、共通点がはっきりとしてくるはずです。

アウトプットすることは非常に重要

多くの人は勉強するとき、どうしても教科書を目で追ったり先生の授業を聞いたりといった「受動的な学習(=インプット)」に偏りがちです。あまり頭を働かせず、ぼーっとしていても勉強時間は稼げるので学習した気になれるからでしょう。この「勉強した気でいる」ことを防ぐ最もよい方法が「アウトプットすること」です。

一般的にインプット2~3割に対してアウトプットを7~8割の割合でおこなうのが最も学習効率が高くなります。「誰かに教える」というアウトプットを念頭に置けば、「押さえておくべき内容はなんだろう」ということが意識されます。また、その内容を自分の言葉でわかりやすく置き換えることを意識することができるので深い理解につながります。

勉強効率を上げるために大事なテクニック

快適な勉強のために、ストレスを減らそう「自分の勉強にとってストレスになるものをとにかく減らし、勉強効率を上げることを強く意識する」ことが大事です。

勉強をしている最中に別のことが頭に浮かんでしまうと、勉強の効率が落ちてしまいますよね。勉強が続かない理由も「心身のストレス」であることがよくあります。心のストレス(悩み、不安、不満など)、体のストレス(肩こり、腰痛、眠気)を軽減するように日ごろから努めましょう。

まずは、眠気や疲れがあるときは当然のこと、不安を感じそうになったときも、まずはすぐに寝ましょう。1回寝て、頭をリセットすることで心配を忘れて勉強できるようになります。

最後に

今回は、河野玄斗さんの「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法」を紹介しました。

上記にまとめた内容は本書の前半部のみにすぎません。高校生に役立つ各科目の勉強方法、司法試験の勉強方法などについてもまとめられているので、是非、参考にしてみてください。高校科目の勉強については、まずは親が読んで、それを子供に進めるといいのもよい方法だと思います。

勉強がスムーズに進むと人生攻略も楽になります。是非、本書からその方法を学んでください!