イスラエルという国にあなたはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

本書を読むまで、私のイメージは、砂漠の小国、ユダヤの国。パレスチナ問題など、国際紛争が絶えない国といったネガティブなイメージでした。しかし、本書を読んでその考えが大きく変わりました。

現在は、人口わずか800万人ながら約6000のスタートアップ企業が存在する世界屈指のスタートアップ大国として名を馳せる国。スタートアップへの投資額は人口比でNo.1なのです。

グーグル、アップル、マイクロソフト、インテル、フェイスブックといった名だたるグローバル企業が次々と進出し、研究開発拠点を開設しています。起業家精神が国民に浸透しており、国全体がシリコンバレーのようだと、堀江貴文さんもコメントするほどです。

ではなぜ、イスラエルはこれほど多くのスタートアップを生み出すことに成功しているのか?

上記疑問を明らかにすると同時に、現在のスタートップ企業の状況について紹介したのが本書です。日本で知られていないイノベーション大国イスラエルの実態はまさに驚きです。

なぜ、イスラエルはイノベーション大国なのか?

イスラエルの凄さは、スタートアップのエコシステムが存在することです。。
ある業界や地域で、企業は人、モノが有機的に結びつき、循環の中で効率的に収益を上げる仕組みです。投資家だけでなく、投資家、自治体、大学、大企業、メンター(助言者)が有機的にかかわりあい、若い企業を成功に導く体系が出来上がっています。

 自治体・政府資源
イスラエル政府には若い起業家にスタートアップを始めてもらおうとアーリーステージの投資を提供する仕組みがあります。

 大学・企業
世界的に見てもテクノロジーに強い優秀な大学があり、学びながら未来のリーダーたちがネットワークを構築しています。また、企業も有機的につながっています。

 メンター・投資家
成功したイノベーターたちが、次世代の起業家たちに金銭的なサポート、および、ビジネス支援をする好循環があります。

 徴兵制度
イスラエルには徴兵制度があり、多くが大学進学前に軍隊に参加します。軍隊は最新技術の塊ともいえる場所ですから、若いうちから新しいテクノロジーに触れ、専門家になることができます。これは徴兵終了後のビジネスにおいて、大きなアドバンテージとなります。

 文化・土地柄
イスラエルは資源を持たない砂漠の国です。もともと開拓精神や精神的な結びつきがなければ成立しない国でした。これが幼少期からの起業家精神形成につながっています。

本書では、上記の仕組み以外に、具体的に成功している企業、日本がイスラエル進出を成功させる秘訣などについても記載がされています。
グローバルに進出できる企業を起業したいと考えている人にも、イスラエルの起業の仕組みは大いに参考になるえしょう。
なぜ、アップルやグーグルがイスラエルを注目するのか、是非、本書を通じて学んでください。

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