産業社会は男性脳型。女にとってはアウェイな世界だ。
しかし、女はそこがアウェイだとは知らずに男性脳のルールに従って生きているから辛い。だから女性は、女性と男性の脳の違いを理解しなければならないのだ。

特にバリバリ働く女性ほど、仕事をしていて、「生きにくい社会だ」と感じたことがあるのではないでしょうか。その理由は、女性は男性脳社会のルールに従っているからだと述べるのが本書の著者です。

女性と男性の脳の性差を知ろ!

著者曰く、女性の脳と男性の脳は異なります。この脳の違いを著者は以下のように説明します。

女性:女性のは最初から答えを知っている賢者
男性:男性脳は永遠に答えを探し続ける冒険者

そして、別の特徴を捉え、以下のように表現しています。

女性:自分が大事
男性:世界が大事

女性は男性に対し、直感的であり、自分の身の回りのことに関心事が高いのが特徴。
女性脳は生まれながらにして右脳・左脳の連携よく、感覚器が捕まえた情報を密度濃く、建材意識に持ち込むので「周囲の状況」把握能力が高く、また、直感が働き、臨機応変に行動できます。

一方、男性は、女性に比べて直感がいまいち。それをカバーすべく、理論武装しルールを作り防衛。そして関心も自分よりも「世界」にあります。

この脳のメカニズムの差を理解しないと、女性は、男性社会の中で、男性を理解できず、苦しむのです。

女性は共感のために会話。男性は素早い問題解決のために会話

女性は「共感」のために会話します。一方、男性はそんなことに興味はありません。「素早い問題解決」のために会話します。

女性は男性に対して、「今日さぁ、●さんが△でさぁ」などと周囲のことを話しますが、このような会話のやりとりを女性が受け入れてもらえないように思うのは、そこにあります。この男性と女性の脳の作法の違いを理解すれば、男性社会の中で、女性はうまく生きられます。

例えば、男性の部下に指示をする場合、全体が見えて、「少し先、少し先」が次々と見えて、細かいゴールを確認してくれる上司なら、男性社員からよい上司として信頼させます。

つまり、男性脳が好感度が高い指導スタイルは、以下です。
1.全体が把握できること
2.少し先、少し先が常にわかること(ゴールの設定が細かいこと)
3.ゴール確認がしっかりされること

そして、「すごい」「素敵」「こんなの初めて」「あなたが一番」と言ってあげればいいのです。

結論から言う。数字を言う

上記に追加して、男性社会の仕事においては、その結果に至る経緯を話してもあまり意味がありません。ゴール志向なので、経緯を話しても大して意味がないのです。

だから、「結論から言う。数字を言う」ことが大事。

女性脳は、ウィンドーショッピングが好きでほしいものを明確化せずに出かけたりしますが、その場合、寄り道で脳が活性化しています。しかし、男性はこれが理化できません。だから、買い物に一緒に行くと、喧嘩になります。

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