RADWIMPS(ラッドウィンプス)が歌う「おしゃかしゃま」という歌をご存知でしょうか?
※歌詞の開設は後半にあります。

この歌、著書「【増補版】なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?~日本人が知らない本当の世界経済の授業」(松村 嘉浩 著)の中で、矛盾だらけで行き詰った世の中に失望した世界観を見事に表現していると紹介されている歌と評価されているのですが、確かに、愚かな人間を吐き捨てるような言葉で表現したスゴい歌です。

でもね、宗教も絡めて表現されているのですが、ちょっと矛盾もあるんです。

なかなか興味深いので、おかしな点も含めて論じてみます。

歌われているのは「自分勝手で傲慢な人類に対する批判」

地球上のヒエラルキーのトップに君臨する「人間」
人間の都合のいい判断で、動物(生物)の生死をもコントロールしようとしている傲慢さに対し、「まるで神にでもなったつもりなのか?」と問いかけます。

おしゃかしゃま 作詞/作曲:野田洋次郎

おしゃかしゃま
RADWIMPS
2009/3/10

※Amazon Music Unlimited対象曲。本サービス利用で4,000万曲以上が聴き放題

実際の歌詞を見てみよう

「おしゃかしゃま」というタイトルの通り、この歌詞には、宗教にまつわる話が登場します。
では、歌詞を見てみましょう(赤字コメント付き)

「おしゃかしゃま」 by RADWIMPS(ラッドウィンプス)

カラスが増えたから殺します
さらに猿が増えたから減らします
でもパンダは減ったから増やします
けど人類は増えても増やします

僕らはいつでも神様に
願って拝んでても いつしか
そうさ僕ら人類が 神様に
気付いたらなってたの 何様なのさ
←傲慢な人類に対する批判

僕は見たことはないんだ
あちらこちらの絵画で見るんだ
さらに話で聞いてる神様
はどれもこれも人の形なんだ
←神様の偶像崇拝

偶然の一致か 運命の合致
はたまた 自分勝手スケッチ
あっち こっちそっちってどっち
一体どうなってるんダ・ヴィンチ ←宗教画を多数描いた歴史的著名人の一人

来世があったって 仮に無くたって だから何だって言うんだ
生まれ変わったって 変わらなくたって んなこたぁどうだっていいんだ
人はいつだって 全て好き勝手 なんとかって言った連鎖の
上に立ったって なおもてっぺんが あるんだって言い張んだよ

もしもこの僕が神様ならば 全てを決めてもいいなら
7日間で世界を作るような 真似はきっと僕はしないだろう
←旧約聖書の「天地創造」
きっともっとちゃんと時間をかけて また きちっとした計画を立てて
だって焦って急いで 作ったせいで 切って張って 作って壊して

増やして減らして 減らしたら増やして
なして どうして ってなんでかって?
「?」出したフリして 分かってるくせして
「話して 聞かせて なんでなんで」

だって馬鹿なんだって人類なんて
そりゃそうなんだって分かってるって
だから1、2、3で減んじゃえばいいんだって
だって なんてったって

馬鹿は死なないと治らない なら考えたって仕方がない
さぁ来世のおいらに期待大 でも待って じゃあ現世はどうすんだい
さぁ無茶しよう そんで苦茶しよう 二つ合わさって無茶苦茶にしよう
さぁ有耶しよう そんで無耶しよう 二つ合わさって有耶無耶にしよう

だからなんだって ダメになったって 先があんだって言うんだ
なぜになんだって ポイしちゃっといて 次はなんだって言うんだ
だがしかしbut けどけれどyet 何をどうやっていいんだ
何を言ったって 何をやったって ダメだダメだって言うんだ

ならば どうすればいい? どこに向かえばいい
いてもいなくなっても いけないならば どこに

来世があったって 仮に無くたって だから何だって言うんだ
生まれ変わったって 変わらなくたって んなこたあぁどうだっていいんだ
天国行ったって 地獄だったって だからなんだって言うんだ
上じゃなくたって 下じゃなくたって 横にだって道はあんだ

「おしゃかしゃま」ではなく「いえすしゃま」

上記歌詞の中に、以下のくだりがあります。

「もしもこの僕が神様ならば 全てを決めてもいいなら
7日間で世界を作るような 真似はきっと僕はしないだろう」

「7日間で世界を作るような~」から推測すると、本宗教はキリスト教かユダヤ教です。つまり、もし「この僕が神様ならば」の「神」は「イエス・キリスト」です。

とすると、本タイトルは、「おしゃかしゃま=お釈迦さま(仏教)」ではなくて、、「いえすしゃま=イエス様(キリスト教)」ということになりますね。

タイトルと歌詞には矛盾がありますが、謳われる内容は、非常に興味深いですね。

本歌詞で謳われるのは、「ユダヤ教」でなく「キリスト教」なのか

宗教がでは、人の姿をした「神」がよく表現されます。

ですが、冒頭で紹介した本によると、そもそも、ユダヤ教の流れを組んでいるキリスト教においては偶像崇拝は禁止です。

しかし、初期のキリスト教が他民族の異教徒に布教するにあたり、教育を受けていない下層民衆に布教するには、偶像支配が都合がよかった故、実質的には人の姿をした神を偶像支配しています。まさに、勢力を伸ばすための人間の勝手な行いであり、これが、キリスト教から発展したイスラム教徒がキリスト教はおかしいと考える一つでもあるそうです。

故、「7日間で世界を作るような~」から推測すると、本宗教はキリスト教かユダヤ教のどちらかと表現しましたが、この神の偶像支配の観点から考えると、本曲の宗教は「ユダヤ教」ではなく「キリスト教」ということになります。

いや~、宗教は奥が深い。
歴史を知る上でも、宗教は学ぶ必要があると改めて痛感した次第です。

野田洋次郎さんは神様・仏教観がお好き!?

作詞作曲、ボーカル、ギターを担当する野田洋次郎さんですが、「おしゃかしゃま」以外にも、神様や仏教の思想を組んだ曲を複数発表してます。

前前前世 (movie ver.)
2016/7/24

映画「君の名は。」の有名曲。
「前世」という言葉が宗教的

サイハテアイニ / 洗脳
2017/5/9
「洗脳」という言葉は、オカルト宗教的ですよね。
実況中継
2013/12/10
収録されているアルバムタイトルも「×と○と罪と」です。

野田洋次郎さんは、宗教的な思想がお好きなんでしょうね。
でも、他のアーティストにはない野田さん独特の思想がRADWIMPSの人気だったりもするのでしょう。
ある意味、ファンはRADWINPS宗教の信者!?(笑)

ちなみに、野田洋次郎さん自身は無宗教のようです。

“RADWIMPSの「おしゃかしゃま」の歌詞が凄い!宗教観を織り交ぜ人間の傲慢さを表現する野田洋次郎氏の世界観” への1件のコメント

  1. […] RADWIMPS(ラッドウィンプス)が歌う「おしゃかしゃま」の歌詞が凄い!一読あれ!https://smart-investlife.com/201609/radwimps-oshakashama著書「【増補版】なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じる […]

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