【書評/要約】EQ 「感じる力」の磨き方(高山 直 著)(★4)
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仕事が思うように進まない。

そんな時は、そもそも「気分が乗らず、やる気にならない」ということが多いのではないでしょうか。

「感情」は私たちの行動に重大な影響を与えます。だからこそ、感情をうまく管理し、利用することが求められます。

EQ《emotional quotient=情動指数》は、米国の心理学者ダニエル=ゴールマン氏が「Emotional Intelligence」(邦訳「EQ こころの知能指数」)の中で提唱した「心の指数」で、自分の感情を認識し、自制する能力、他者を共感的に理解する能力の大切さが説かれた良書です。

それに対し、本書「EQ 「感じる力」の磨き方」では、EQの原点にある「感じる力」にフォーカス。その「感じる力」を研ぎ澄ませて、あなたはどう感情を動かし、行動に移していくか。そして、EQを発揮する力である「感情マネジメント力」はどう開発していくのかについて解説しています。

今回は、本書「EQ 「感じる力」の磨き方」から、「感情マネジメント力」について紹介します。

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EQとIQ、どっちが大事?

最初に質問です。

質問

ビジネスの成功に必要なのは、EQ(感情指数)、IQ(知能指数)どちらでしょう?

著者の高山さんは、この解として、20%のIQと80%のEQが必要と述べています。

EQとIQをもっと平素な言葉で表現すると、EQは感じる能力IQは考える能力です。

成功するには、そもそも頭がよくなくちゃダメでしょ、と思われた方も多いと思いますが、通常、人は、感じてから考えます。つまり求められる能力は「感じる能力=EQ」が先です。

例えば、第一印象。なんとなく感情面で違和感を感じて、その違和感の理由を考えます。
また、「部屋が暑い」と感じて、「エアコンの設定温度は何度だろう?」と考えます。

つまり、感じる能力であるEQが機能しないと、IQも働きません。だから、日々、多くのことを感じることが大事なのです。日々、たくさん感じることで、多くの考えが浮かびます。

成功した人は、EQにも優れる

ビジネスで成功した人は、ほぼ例外なく対人関係に優れています。

具体的には、ビジネス社会で成功した人は「自分の感情の状態を把握し、それを上手に管理・調整するだけでなく、他者の感情の状態を知覚する能力に長けています」。社外との関係もうまく維持・調整することができ、社内的にも多くの協力者を得ることで、結果的にハイパフォーマーとしての成果を生み出しています。

ビジネスというと、感情より合理的に動くことが求められるように感じますが、実は「感情=感じる力」は非常に大事なのです。

EQを構成する4つの能力

一言でEQといっても、その中には以下の4つの能力があります。

EQを構成する4つの能力

❶気持ちを「感じる」能力:Identify
❷気持ちを「つくる」能力:Use
❸気持ちを「考える」能力:Manage
❹気持ちを「活かす」能力:Understand

自分はEQの中のどの能力に長けているか、或いは不得意としているか考えてみると、自分のEQトレーニングが効率的に行えます。

「ネガティブ」な感情も大切

「ネガティブな感情」は、感覚的に、自己の成長を妨げるものと考えられがちです。しかし、ネガティブな情報は自己成長に不可欠な感情です。

人は
「怒り」があるから強くなれ、
「不安」は勇気を生み出し、
「恐れ」の先には希望があり、
「寂しさ」を感じることで人の優しさを知ります。
「悲しみ」を感じることで、喜びの意味を理解します。
つまり、ネガティブな感情を乗り越えることで、我々は成長するのです。

故、ネガティブな感情ともうまく付き合うことが大切です。

最後に

今回は、【EQ 「感じる力」の磨き方】を紹介しました。EQの基本理論だけでなく、本音ベースでのコミュニケーションや、すぐに始められるトレーニングの方法も解説されています。

自分の心を鍛えたい方は、是非を手に取ってみてはいかがでしょうか。

余力のある方はこちらも合わせてご確認を。

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