仕事が思うように進まない。

そんな時は、そもそも「気分が乗らず、やる気にならない」ということが多いのではないでしょうか。

「感情」は私たちの行動に重大な影響を与えます。だからこそ、感情をうまく管理し、利用することが求められます。

EQ《emotional quotient=情動指数》は、米国の心理学者ダニエル=ゴールマン氏が「Emotional Intelligence」(邦訳「EQ こころの知能指数」)の中で提唱したものですが、自分の感情を認識し、自制する能力、他者を共感的に理解する能力の大切さを説いていますが、本書は、この【「感じる力」の磨き方】=「感情マネジメント力の鍛え方」について書かれた本です。

どんな風に、EQを高めたらいいのでしょうか?以下で見ていきましょう。

EQとIQ、どっちが大事?

最初に質問です。

ビジネスの成功に必要なのは、EQ(感情指数)、IQ(知能指数)どちらでしょう?

著者はこの解として、20%のIQと80%のEQが必要と述べています。

EQとIQをもっと平素な言葉で表現すると、EQは感じる能力IQは考える能力です。

成功するには、そもそも頭がよくなくちゃダメでしょ、と思われた方も多いと思いますが、通常、人は、感じてから考えます。つまり求められる能力は「感じる能力=EQ」が先です。

例えば、第一印象。なんとなく感情面で違和感を感じて、その違和感の理由を考えます。
また、「部屋が暑い」と感じて、「エアコンの設定温度は何度だろう?」と考えます。

つまり、感じる能力であるEQが機能しないと、IQも働きません。だから、日々、多くのことを感じることが大事なのです。日々、たくさん感じることで、多くの考えが浮かびます。

成功した人は、EQにも優れる

ビジネスで成功した人は、ほぼ例外なく対人関係に優れています。
具体的には、ビジネス社会で成功した人は「自分の感情の状態を把握し、それを上手に管理・調整するだけでなく、他社の感情の状態を知覚する能力に長けている」のです。社外との関係もうまく維持・調整することができ、社内的にも多くの協力者を得ることで、結果的にハイパフォーマーとしての成果を生み出しています。

EQを構成する4つの能力

一言でEQといっても、その中には以下の4つの能力があります。
1.気持ちを「感じる」能力:Identify
2.気持ちを「つくる」能力:Use
3.気持ちを「考える」能力:Manage
4.気持ちを「活かす」能力:Understand

「ネガティブ」な感情も大切

ネガティブな感情は、感覚的に、自己の成長を妨げるものと考えられがちです。しかし、ネガティブな情報は自己成長に不可欠な感情です。

人は
「怒り」があるから強くなれ、
「不安」は勇気を生み出し、
「恐れ」の先には希望があり、
「寂しさ」を感じることで人の優しさを知ります。
「悲しみ」を感じることで、喜びの意味を理解します。
つまり、ネガティブな感情を乗り越えることで、我々は成長するのです。

故、ネガティブな感情ともうまく付き合うことが大切です。