伝え方にはシンプルな技術がある。感動的なコトバは作ることができる!
これまで、「伝え方」について教えてもらったことがあるでしょうか?
大切だとわかっているのにで誰も鍛えてくれない「伝え方」。人生の重要なシーンで成否を分けることなのに、誰も教えてくれません。実は、「伝え方は学べる」と語るのが本書の著者。
「伝え方」を知っている人は少ない。
しかし、その効果は絶大で、一度知れば一生あなたの武器になるのです。
どんな資格より伝え方が大事。伝え方で差がつくのです。
義務教育、大学、社会人になってからも、私は「伝え方」を学んだことはありません。
なんでもっと本書に出会わなかったの!と思わされた良書でした。読みやすい本で、アッという間に読めます。人の心に届く伝え方を学び、身につけることでビジネス、人生で成功したいなら、一読の価値ありです!
可能性0%を、アリに買える
心に響くコトバはセンスのある人がひねり出してできるものと考えがちですが、そんなに難しいものではなく、「心を動かすコトバには法則」があり、それに従えば、一定の成果を上げられるといいます。
NoをYesに変える「お願い」コトバの作り方は3ステップ
1.自分の頭の中をそのままコトバにしない
2.相手の頭の中を想像する
3.相手のメリットと一致するお願いを作る
が大事。
あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にはありません。相手の中にあるのです。自分の成し遂げたいことをそのままコトバにせず、相手目線にたって表現することが大事なのです。そのために、上記ステップ2で以下の切り口を使うとよいと著者は教えてくれます。
Yesに変える7つの切り口
1.相手の好きなこと
デートしてください→おいしいパスタどう?
お待ちください→できたてをご用意します。4分ほどお待ちください。
2.嫌いなことの回避
芝生に入らないでください→芝生に入ると、農薬のにおいが付きます
3.選択の自由
デートしてください
→驚くほどうまいパスタのお店と、石釜フォカッチャの店どっちがいい?
4.認められた意欲
残業お願いできる→君の企画書が刺さるんだよ。お願いできない?
5.あなた限定
自治体のミーティングに来てください
→他の方が来なくても、斉藤さんだけには来てほしいんです。
6.チームワーク化
相手が面倒、やる必要がそこまで見つからないと思っているときに有効
勉強しなさい→一緒に勉強しよう
7.感謝
最終手段にして、最大の方法
トイレをきれいに使っていただき、ありがとうございます
「強いコトバ」の作り方
コトバには同じ内容でも強いコトバと弱いコトバがあります。相手の心を揺さぶるには、はやり、「強いコトバ」が求められます。ではどうすればよいのでしょうか。
強いコトバを作る方法は5つ
1.サプライズ法
2.ギャップ法
3.赤裸々法
4.リピート法
5.クライマックス法
言語が違っても、「サプライズ」があると人はドキドキします。
人種が違っても、「ギャップ」があると人は感動します。
地域が違っても、「赤裸々」なものに人は引き込まれます。
国が違っても、「リピート」があれば記憶に残ります。
文化が違っても、「クライマックス」に注目します。
つまり地球上の誰に対しても、心を揺さぶることができるのです。
いかがでしょうか。本を読むともっとコトバの使い方について理解が進むと思いますよ。