2022年5月に終了した「楽天ポイントギフトカード」に代わって、リニューアルして登場した「楽天ギフトカード」。
内容がリニューアルして、使い勝手がよくなり、使い方次第で、投信積立、ポイ活、100万円修行などにも役立てられるようになりました。
今回のリニュアルで、楽天ギフトカードがどのように新しくなったのか、どのように活用できるか考えてみます。ポイ活、楽天キャッシュ投信積立100万円修行、クレカ100万円修行などに大いに使えます。
目次
楽天ギフトカード とは
楽天ギフトカードとは、全国のコンビニ、スーパーなどで購入できるギフトカード(POSAカード)のことです。楽天市場でのお買い物など楽天の各種サービスで利用できます。
カードは「金額固定タイプ」と「金額指定タイプ」の2種類があり、後者の場合、最大50,000円までチャージできます。
ギフトカードとして人に贈っても喜ばれますが、クレジットカードなしでネットショッピングを楽しむために「自分利用」している人も多いカードです。毎月の利用金額を決めて楽天ギフトカードを購入すれば、使いすぎ防止に役立ちます。
ただしメリットはこれだけにとどまりません。
楽天ギフトカード リニューアル内容
今回、「楽天ポイントギフトカード」から「楽天ギフトカード」にリニューアルにより、以下のようにサービス内容が変更されました。
カード名 | 楽天ポイントギフトカード | 楽天ギフトカード |
---|---|---|
時期 | 2022年5月末まで | 2022年6月~ |
振替先 | 期間限定楽天ポイント | 楽天キャッシュ(基本型※) |
有効期限 | 6カ月 | 10年間 |
上記表のとおり、利用可能な期間が「6カ月」から「10年」に延長された点は大きな利点。これまで、期限を気にする必要がありましたが、もはや気にする必要はなくなります。
楽天キャッシュへの変更により利便性も増しますが、利便性について理解するには、まず、楽天キャッシュの利用に関する理解が必要です。
楽天キャッシュとは
楽天キャッシュとは、楽天の電子マネーです。
楽天の電子マネーには、「楽天Edy」と「楽天キャッシュ」の2種類がありますが、楽天Edyがコンビニをはじめとする街の加盟店で利用可能な電子マネーであるのに対し、楽天キャッシュはオンライン上の電子マネーです。
※楽天Payもあって混乱のもとになっていますが、楽天Payは「電子マネー」そのものではなく「決済手段」です。
楽天キャッシュ:「基本型」と「プレミアム型」の違いは?
楽天キャッシュには、「基本型」と「プレミアム型」の2種類があります。
型 | 基本型 | プレミアム型 |
---|---|---|
本人確認の手続き | 不要 | 事前審査が必要 |
銀行への出金 | 不可 | 可能 |
用途 | 通常利用 | ラクマ・アフィアリエイト報酬の支払い 楽天ウォレットアプリ暗号資産からのチャージ 等 |
上表のとおり、「基本型」がその名の通り、基本であり、楽天市場での通常のお買い物はもちろん、楽天の各種サービス(楽天トラベル、楽天ふるさと納税、楽天ブックス、楽天モバイル、楽天Pay、他)などで利用できます。
楽天ギフトカードの利用メリット
さて、楽天キャッシュについて理解をしたうえで、リニューアルでUPした「楽天ギフトカードの活用法・利用のメリット」を考えてみたのが、以下の4点です。
❶コンビニなどのPOSAカードの購入キャンペーンで、実質的に安く買える
❷お得なコンビニ×高還元率チャージでのPOSAカード購入でポイント獲得
❸楽天キャッシュへチャージし、楽天証券の投信積立でポイント獲得
❹クレジットカードの「クレカ修行」の壁が低くなる
以下、4点をより詳しく説明します。
❶コンビニなどで実質的に安く買う
セブン-イレブンではnanaco、ファミリーマートではFamiPayでは、、POSAカードが実質的に安く買えるキャンペーンがあります。
また、ファミリーマートでは「毎月10日・25日」の「チャージの日」に、3000円以上チャージしてFamiPayで楽天ギフトカードを買えば、無料クーポンが獲得可能。通常の買い物と違って、無駄遣いにもなりません。お金の置き場所を買えるだけです。
❷お得なコンビニ×高還元率チャージ&購入でポイント獲得
大手コンビニの中には、POSAカード購入でもポイントがつくところがあります。
ファミリーマート:FamiPay(0.5%還元)
セブンイレブン :nanaco(還元なし)
ローソン :現金のみ
ここまでだけなら、お得度は小さいですが、WAONとnanacoの場合、Apple Payで高還元率チャージが行えるので、還元率が最大+2%UPします。
⇒❷au PAYプリペードカード(+0.5%還元)
⇒❸モバイルWAON / モバイルnanaco
この方法のしょうさいは以下の記事紹介しています。nanacoのケースで紹介していますが、WAONでも同様の方法が使えます。
これらを2つの方法を、組み合わせると、最大3%還元で楽天ギフトカードが購入できます。
❶高還元率クレジットカード(+1~1.5%還元)
⇒❷au PAYプリペードカード(+0.5%還元)
⇒❸モバイルWAON
⇒❹ミニストップでPOSAカード「楽天ギフトカード」を購入(+1%)
ただし、ミニストップでの「楽天ギフトカード」の取り扱いは非常に少ないようです(売り切れで買えない 等)。セブンイレブンでnanacoで購入が現実的。この場合でも、最大+2%還元となります。
が付きます。
❸楽天キャッシュ×楽天証券の投信積立でポイント
今年、楽天証券のクレカ投信積立の改悪に衝撃が走りました。2022年9月より、人気の低コストインデックス投信の買い付けで得られるポイントが1%から0.2%引き下げられると発表されたからです。該当ファンドで楽天カードで5万円の毎月積立を行っていた場合、獲得ポイントが毎月500㌽→100㌽に減。年間なら6000㌽→1200㌽に減となり、結構大きな減額です。
しかし、2022年6月下旬より、楽天キャッシュで楽天証券の投信積立ができるようになりました。キャンペーンで2022年12月まで、楽天カードから楽天キャッシュにチャージする際に0.5%、そして楽天キャッシュから投信買付時に0.5%。合計で1%が還元されます。
しかし、この方法は最もお得な方法ではありません。
❸の❷お得なコンビニ×高還元率チャージで購入した楽天ギフトカードを利用して、以下のように楽天証券で投信積立を行えば、還元率は最大3%+0.5%=最大3.5%にUPします。
お得なコンビニ × 高還元率チャージで購入(最大+3%)
⇒購入した「楽天ギフトカード」を「楽天キャッシュ」にチャージ
⇒「楽天キャッシュ」で 楽天証券 投信積立(+0.5%、12月まで)
❹クレジットカードの100万円修行の壁が低くなる
私は、WAON/nanacoチャージに「三井住友カード ゴールドNL(Mastercard)」を利用しています。このカードで得をするには、対象となる決済を年間100万円以上行う必要があります。
この条件クリアを「100万円修行」と言ったりしますが、❸の方法で楽天キャッシュ投信積立を行えば、100万円修行の壁がぐっと低くなります。
仮に月5万円を積み立てれば、対象決済が5万円×12カ月=60万円となり、残り40万円の決済で済みます。買った投信は売却が可能なので、毎月5万円の積立の継続が難しい場合は、適宜投信の売却を行えば、原資となる種銭は少なくて済みます。
なお、SBI証券でクレカ積立でポイントが付くカードは「三井住友カード ゴールドNL(VISA)」。この決済分は100万円修行の対象外となっています。
三井住友ゴールドカードNL:口座開設特典を見る
最後に:今後のお得ルートにも期待
今回は、楽天ギフトカードを、ポイ活、ポイント重複取り、100万円修行、投信積立 など活かす方法を紹介しました。
還元率が高くて年会費を無料化可能なカードは、三井住友カードゴールドNL以外にも、エポスカードゴールドがあります。このカードの場合は、年会費無料のエポスカードで実績を積むことでゴールドカードへのインビテーションが受け取れて無料でゴールドカードを手に入れることができます。
このカードでも、上記で示した100万円修行と同等な利用で、利用額を実績を踏むことが可能です。詳細は以下の記事に記載していますので、興味のある方はごご参考に。
私はまだエポスカードゴールドを持っていないので、この手法を使うのも一つの手かなと思っております。