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プレ・シンギュラリティとは
レイ・カーツワイル氏が提唱した、全人類の知性を超える超知的マシンが出現する時点「シンギュラリティ(技術的特異点)」。その到来は2045年と提唱されていますが、本書の著者はそれ以前に、人類に極めて大きな社会的変化を生じる転換点が来ると提唱すると述べます。それが、現在の社会システムが変革する「プレ・シンギュラリティ」(社会的特異点)です。

本書は、2014年12月に発刊された「エクサスケールの衝撃」の抜粋版。当初600ページにも及ぶ分厚い本を、重要点を残しながら約半分に抜粋した本です。著者が冒頭で述べているとおり、2014年末当時は、「人工知能」「AI」「シンギュラリティ」という言葉はそれほどメディアで目にすることはなく、人工知能をきっかけに新しい社会が到来するという雰囲気はありませんでした。

それ故、著者が予測する以下のような未来は全く実現性に乏しく映りました。

 スパコンがエクサスケール級に進化し、AI技術とスパコンが両輪の関係で進化していくことで
⇒科学の解明・技術の進化が加速度的に進む
⇒エネルギーがフリーになる
⇒衣・食・住がフリーになる
⇒結果として、生活するために必要な「労働」から解放される
⇒「お金」にも縛られなくなる
⇒医療が進むことで「病気」が克服されると同時に、老化を止めるための手段も手に入れる

つまり、現生人類25万年の生存するために必死になってきた活動がことごとく変化、しかも、このような時代の到来が2030年頃にやってくると予測されていたからです。

しかし、AI元年ともいえる2016年、AIやスパコンが恐ろしく進化している現在においては、そのうちのいくつかは実現もおかしくないとも思える程、科学の進化は著しいものがあります。

このような社会的な大変革が起これば、人類の価値観も大きく変わっていくはずです。

「現生人類」から「新生人類」へと、我々は、壮大な新世界の扉を開く

本書では、このような世界がどのように実現していくと著者が考えるのか、特に技術者は読んでおいて損はないのではないでしょうか。

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