やろうと思っていることがいつまでたってもできない
そんな自分に嫌気がさしている方は少なくないはず。私も嘗てはそんな悩みを持つひとりでした。
本書は、そんな悩みを持つ人のための、アドバイス書。時間術・人との付き合い術など項目ごとにアドバイスがまとめられていますが、全アドバイスを俯瞰してみると、「すぐできる」か「すぐできないか」、相当な面が気持ちの持ち方=メンタルであることがわかります。
自分の好きなことなら、「すぐやろう!」などと思わずとも行動に移せるはず。つまり、「すぐにやる人」になるためには、心の中にあるマイナスの感情を減らしていくことが大切なのです。
本書では、すぐできない人がもってしまいがちなマイナスの感情を、平素な言葉で気付かせてくれます。本書から気付きを得て、これまで実現できなかった多くのことを成し遂げられる人生に切り替えましょう!
人は他人の失敗などたいして気にしていない
「すぐできない人」の中には、元来が怠け者でなくても、慎重になりすぎるが故に、すぐに行動できない人がいます。このような人は、「完璧にやらなければ」「絶対失敗しないようにしなければ」と考えがちです。しかし、完璧を狙おうとすると、慎重になるあまり、行動は遅れ、遅くなるが故に、さらに完璧にしなければという焦りの気持ちばかりが出てきます。
人は、自分が想像しているほど、他人の失敗を気にしていません。気にしているのは自分だけです。むしろ、とても簡単なレスポンスでも、反応が速い人を「できる人」とみなします。
私は、クイックレスポンスすることで、一つの仕事にかかる時間を短縮すると同時に、自分がボールを持たないことで、帰宅後も「Aさんのメールに回答しなければ・・・」といった嫌な気持ちを持たなくて済むようにしています。
失敗を恐れるな
何もやらないより、失敗する方がまし。少なくともよい結果は得られません。「動いた分だけ、失敗が増える」のは当然です。すばやく行動す人ほど、行動量が多い分、失敗しています。
準備が万全ではないという言い訳は捨てましょう
人はすぐ、「時間がないから」「お金がないから」という言い訳をします。しかし、すべての条件が整ってから・・・と思っていては、いつまでたってもことは終わりません。できることからやればいいのです。
仕組みを作ろう
「すぐ動く人」になるためには、マインドが大事です。しかし、強い意識を持ち続けるのは難しいものです。そんな時は、意識に頼らず、仕組みを作りましょう。朝起きた後、あまり意識せずとも歯磨きができるように、「○○するときには一緒に△△する」など、一日の中でルール化してしまうと、「よし、やろう」と重い腰を上げずとも、事が進みます。