世界に600人しかいない「ビリオネア起業家」。

頂点に上りつめた彼らには、どのような共通点があるのでしょうか?本書では、調査結果をもとに、ビリオネアにまつわる誤解を明確にした上で、ビリオネアになれるか否かはビリオネア・マインドにあると説明しています。

では、ビリオネアマインドとはどのようなモノでしょうか、本書から学んでみましょう。

ビリオネア・マインドとは?

ビリオネア・マインドとは、「矛盾や対立を包含する思考」、つまり、「無関係な物事の間につながりを見つける能力」のことです。

問題を切り分けるのではなく、まとめて抱え込む。バラバラに見える物事をどんどんつなげて、一つの巨大なアイデアにしてしまう。そのような一見非効率にも見えるやり方で、ビリオネアたちは膨大な価値を生み出しています。

一般人とビリオネアの思考の違い

心理学的に、人は矛盾する考えを共存させることが苦手です。自分の信念を揺るがすような考えに出会ったとき、人はそれを無視しがちです。故、一般人は、対立する概念を排除し、物事をシンプルに捉えることで、我々は仕事を効率的に処理します。しかし、それは、裏を返せば多くを見逃しているということです。

ビリオネアは、上記のような細切れの思考を一旦忘れて、頭の中に大きな器を用意し、とりあえず、すべて問題・矛盾を投げ込んでから、根本的な解決・再構成を探るのです。これは、これは簡単なことではありません。しかし、継続的な習慣により継続可能であると読者に希望をあるアドバイスをしてくれています。

ビリオネアマインドの5つの特徴

ビリオネア・マインドには具体的に以下の5つの特徴があります。

1.共感力と想像力で未来を描く:アイデア
2.催促で動き、ゆっくりと待つ:時間
3.創造的にルーティンワークをこなす:行動
4.現在の金銭損失よりも将来の機会損失を恐れる:リスク
5.自分とは正反対の人を仲間にする:仕事相手

以下で、詳しく見てみましょう。

特徴1:共感力と想像力で未来を描く:アイデア

ビリオネアは、現実の顧客が抱えているニーズを読み取る共感力を持つと同時に、誰も思いつかないような製品をイメージする想像力を持っています。
共感をベースにその先を思い描く。この共感力と想像力が出会ったときに爆発的なアイデアが生まれるのです。

一般人は、「常識的」な判断をしてしまうため、自分が本当にいいと思うものより、無難で現実的なアイデアを採用しがちです。しかし、ビリオネアは、こうなってほしいと思うこと、実現したら素敵だと思うことを、顧客の立場で想像します。

特徴2:催促で動き、ゆっくりと待つ:時間

ビジネスはタイミングが命です。一方で、タイミングは予測不可能です。ビリオネアはこれを心得ています。故、チャンスをつかむために最速で動く一方、機が熟すのを誰よりもゆっくりと待つのです。

肝心なのは速く行動する能力ではなく、正しいタイミングで行動する柔軟さです。辛抱強く待ち、チャンスを見つけたら全力で走ることが大切です。また、時間のプレッシャーはクリエイティビティを弱らせます。だから、ビリオネアは迅速に動きながらも焦りません。

特徴3:創造的にルーティンワークをこなす:行動

クリエイティビティと実務的な能力は相反するものと考えられていますが、ビリオネアは、アイデアを考えるのと同じぐらい、熱心に実務をこなしています。
ただ、ルーティンワークの仕方が異なります。一見ルーチンワークに見える仕事にも創造性を発揮し、新たな価値を生み出すのです。

特徴4:現在の金銭損失よりも将来の機会損失を恐れる:リスク

起業家がリスクテイカーと思われがちですが、これは誤解です。ただし、リスクの選択基準が異なります。ビリオネアが何よりも大事にするのは、今あるお金を失うリスクではなく、将来の可能性を逃すリスクです。

ただし、賭けるときは常に余力を残します。大きく賭けますが、同時に、確実な収入源や資金源をどこかに用意しています。
ちなみに、25%のビリオネアは会社を首になったり、冷遇されている。でも、その際も余力を残し、かつ、次の手を考えています。

特徴5:自分とは正反対の人を仲間にする:仕事相手

ビリオネアは孤高の天才のイメージがありますが、孤独ではありません。桁外れた成功のためには、あらゆる能力が必要です。故、ビリオネアは自分にないものを持った人を仲間に引き入れ、反対の人とコラボすることでビジネスの限界を突破します。

どのような人をパートナーにすべきかは、それぞれの人や事業によって異なります。事業のフェーズが進むにつれて、それまでのパートナーシップがうまくいかなくなることもあります。状況に応じて自分に何が必要かを見極めることが大切です。

平素な言葉で書かれており、なかなか面白い本でした。

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