株価が急落すると、止めてしまいたくなる「投資」。
リーマンショック、仮想通貨大暴落など、大暴落が起こった時には、いつも多くの投資家が市場から去っていきます。もともとは、長期投資でコツコツ資産を築くことを目的に始めた「積立投資」であっても、止めてしまう人が多いのが現実です。
人生のうちに何度か襲い掛かるリーマンショック級大暴落、さらには、1年に1度は起こるフラッシュクラッシュによる急落で、「もう、積立なんてもうたくさん!」と思った方に、2010年発刊の著書良書「半値になっても儲かる「つみたて投資」」と、半値になっても儲かる積立投資の極意について紹介します。
目次
長期積立投資こそ、資産形成のベースとすべき戦略
ドルコスト平均法による積立投資の絶大なる効果の解説本です。
私は本書を読むまで、「コツコツ投資なんて、正直たるい…」と思っていました。
しかし本書を読んで、積立投資という投資戦略の威力に驚かされ、長期にわたる資産形成のベースとすべき戦略だと考えを改めました。
積立投資の威力:シミュレーションで確認
さて、ここで問題です。
毎月1万円ずつ、ドルコスト平均法で積立てるとします。10年積立てると元本は120万円です。
右図のように株価が5年間下落し1/5まで下落、その後、5年間かけて元の値に戻ったとします。
この時、投資額120万円に対し、評価額はいくらになるでしょうか?
驚き!積立投資シミュレーション結果
120万円割れしていると思った方、多いのではないでしょうか。
正解は、「241万円」!投資元本の2倍です!
同じ価格に戻っただけなのに評価額2倍とは、驚きませんか?
ドル・コスト平均法で初心者でもほったらかし投資を実現
積立投資を一定金額を買い続ける「ドル・コスト平均法」による投資で行えば、価格が上がったときは高値掴みを避けて少ない量を買い、価格が下がったときは安く多くの量を買うことができます。
ハイリスク・ハイリターンで一気に資産を増やす方法とは真逆の考え方で、長期投資でリスクを軽減しながら資産形成を目指すものです。初心者、また忙しい人でも最初に買付設定さえしてしまえば、手放しで投資が行えます。
これがドルコスト平均法による積立の効果です!これにプラスして、配当益も得られます。
様々な相場変動での積立シミュレーションを知ると、腹を据えて投資できる
上記で紹介本では、様々なシュミレーションを行いて、長期「つみたて投資」の有効性を徹底的に紹介をしています。きっと、以下のような積立投資の効果に驚くことでしょう。
- 下がっても安心できる(その分口数が増える)「値下がり安心効果」
- 損から素早く回復する「スピード回復効果」
- 下がってから上昇する時のリターンの大きさ「リバウンド効果」
- 始めるタイミングを悩まなくていい「タイミング・フリー効果」
積立投資で最後に笑うために大切なこと
積立投資で最後に笑うために大切なことが2つあります。
- 株価が大幅下落したからといって、投資をやめてはいけない
- 始めるタイミングよりも、投資をやめるタイミングが大切
値下がりしたからといって、やめってしまっては折角の積立投資の恩恵が得られません。下がったら、ドルコスト平均法で普段より安い価格で多数の口数が購入できると喜びましょう。
そして、やめるタイミングに最新の注意を払いましょう。そうすれば、ストレスなくできる投資として、長期つみたて投資の効果は絶大です。
税制優遇制度iDeCoやNISAを利用しよう
ドルコスト平均法による積立投資には、非課税優遇投資制度iDeCoやつみたてNISAを利用することで、さらに資産形成を有利に行えます。
節税メリットを享受しながら、60歳までという長期時間軸の中で、毎月定額の積立が可能です。確定拠出年金について知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
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