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哲学に興味を持つきっかけになってくれる一冊

著名投資家、敏腕経営者などには「哲学」があるといわれます。
しかし、生きてく上での「哲学」を持っている人は少ないのではないでしょうか。
また、忙しい日々を送る中では、物事の本質について深く考える時間を持つことができない人も多いことでしょう。

本書は、哲学者である著者がニュースの本質を「哲学」で探るという新たな試みに挑んだ本。雑誌「FRIDAY」の連載として掲載されたもので、そのとき話題のニュースを取り上げ、「哲学」を通じてニュース・事件の本質に斬り込みます。

私にとって「哲学」とは、とっつきにくく難解なもの、実生活とはあまり関係のないものというイメージを持っていましたが、本書を読むと、スキャンダラスなニュースにも、その本質には人間にとって非常に重要な問題があることに気づかされます。また、哲学とは普遍的な叡智であり、実生活に役立つものであることにも気づかされます。

なかなか、忙しい日々の中ではじっくり考え思考することが必要な「哲学」を学ぶことは難しいものです。日本を騒がせた政治ニュース、芸能ニュースを40件を通じて、哲学に興味を持つトリガー的入門書として読んでみるにはおもしろいと思います。
(深い哲学を学びたい方には不向きです。)

取り上げられるニュースの例
・男はそれを我慢できない「スキャンダル」の哲学
・節電の夏 我慢は美徳なのか?
・苦しみから逃げて幸せになれるのか?
・なぜ島田伸介は暴力団に頼ったのか?
・日本人にとって天皇とは何か?
・オウム元幹部出頭 宗教とカルトは何が違うのか?
・なぜオセロ中島は洗脳されたのか?   など

Amazon評価: 世の中の見方が変わる哲学