【書評/要約】水曜日の手紙(森沢 明夫 著)(★4) 見知らぬ人からの手紙が、人々の人生を変える。ほっこりやさしい涙が流れる小説
想いのつまった手紙、真剣に書いた手紙の「言葉」には力がある。 昨日は、10年前の自分から届いた手紙が、人生につまづき、毎日悶々とした気持ちで過ごしていた受取人たち心に火を灯す小説「株式会社タイムカプセ・・・
想いのつまった手紙、真剣に書いた手紙の「言葉」には力がある。 昨日は、10年前の自分から届いた手紙が、人生につまづき、毎日悶々とした気持ちで過ごしていた受取人たち心に火を灯す小説「株式会社タイムカプセ・・・
遠藤周作の代表小説『海と毒薬』。 1957年に発表された小説で、第5回新潮社文学賞、第12回毎日出版文化賞受賞作を受賞しています。 本小説の舞台は太平洋戦争期。戦争末期、当時の九州帝国大学で起きたアメ・・・
遠藤周作の戦後日本文学の金字塔、『沈黙』(ちんもく)。 第2回谷崎潤一郎賞を受賞し、今なお読み継がれている日本文革の名著です。 舞台は。17世紀、江戸時代初期のキリシタン弾圧の長崎。実在したポルトガル・・・
塩漬けとは――― 現在の価格が買い値より下がっており、売ると損が出るため、やむをえず長期保有している状態。将来的に上がりそうもない銘柄をただ持っているだけの状態であることが多い。 投資では、上がる見込・・・
じいさんとまご ふたりが、巨悪を切る! 痛快な娯楽ストーリーを読みたい方におすすめな本のご紹介です。 本作は、本のサナギ賞受受賞作。この賞は、「本の虫」である書店員が「世に出したい」小説=「本のサナギ・・・
社会派ミステリーと言えばこの人とも言える、松本清張。 『点と線 』『砂の器』『ゼロの焦点』などの社会派推理小説ブームを巻き起こした、戦後の日本を代表する作家です。実際に起きた事件・社会的な出来事を取り・・・
人は「毎日、人生を左右する選択が約70回」もあるそうですが、その判断の中には、「超えるか、踏みとどまるか」、人生の「境界線」を決定づけるものがあります。 中山七里さんの小説「境界線」は、2011年3月・・・
2023年9月8日から公開が始まる ホラー映画「禁じられた遊び」。橋本環奈さん・重岡大毅さんの二人がダブル主演を務めます。 原作は、清水カルマさんの「禁じられた遊び」。第4回「本のサナギ賞」大賞を受賞・・・
「太陽の子」は、灰谷健次郎の長編小説。 主人公の小学生の女の子の目を通じて、太平洋戦争、特に沖縄県民が受けた太平洋戦争後も続く苦しい立場、心情に触れることで、戦争を学ぶ価値ある作品です。 ジャンル的に・・・
「クリスマス・キャロル」はクリスマス小説の中でも最も有名な世界的名著。1800年代に書かれた英国の文豪チャールズ・ディケンズの代表作です。 主人公はロンドンの下町で商売をしている初老の商人スクルージは・・・
「新世界より」は、作家 貴志祐介さんのSF小説。3冊からなる1000ページ越え(1138ページ)の超大作です。2008年、第29回日本SF大賞受賞作であり、アニメ化もされています。 ストーリーは最初は・・・
満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。 優しい猫の店主が、極上のコーヒーとスイーツ、そして「星詠み」で疲れた人々をおもてなししてくれるという、ストーリー。 満月、水星の逆行などに興味のある方、そして、カフ・・・
感染症をテーマとした小説として最も知られている調節と言えば、アルベール・カミュの「ペスト」ですが、疫病(感染症)✕戦争✕貧困をテーマとした、まるで、昨今の現代を映し出すような作品があることをご存じでし・・・
セイレーンとは何かご存じですか? サイレンの語源とも言われる「セイレーン」は、ギリシャ神話に登場する海の魔女。上半身が人間の女、下半身が鳥。岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う人魚、で・・・
「走れ、走って逃げろ」は、ユダヤ人強制居住区から脱出し、自分の本当の名前を伏せ、片腕と過去の記憶を失いながらも、毎日を生きぬいた少年の勇気と感動の実話。 ペペ・ダンカート監督の2014年公開の映画「ふ・・・