「小説」の記事一覧(7 / 10ページ)

【書評/要約】水曜日の手紙(森沢 明夫 著)(★4) 見知らぬ人からの手紙が、人々の人生を変える。ほっこりやさしい涙が流れる小説

【書評/要約】水曜日の手紙(森沢 明夫 著)(★4) 見知らぬ人からの手紙が、人々の人生を変える。ほっこりやさしい涙が流れる小説

小説

想いのつまった手紙、真剣に書いた手紙の「言葉」には力がある。 昨日は、10年前の自分から届いた手紙が、人生につまづき、毎日悶々とした気持ちで過ごしていた受取人たち心に火を灯す小説「株式会社タイムカプセ・・・

【書評/要約】海と毒薬(遠藤周作 著)(★4) 太平洋戦争期の人体実験がモデル。生きた人間を殺す「罪意識・倫理観」を問う。名著

【書評/感想】海と毒薬(遠藤周作 著)(★4) 太平洋戦争期の人体実験がモデル。生きた人間を殺す「罪意識・倫理観」を問う。名著

小説

遠藤周作の代表小説『海と毒薬』。 1957年に発表された小説で、第5回新潮社文学賞、第12回毎日出版文化賞受賞作を受賞しています。 本小説の舞台は太平洋戦争期。戦争末期、当時の九州帝国大学で起きたアメ・・・

【書評/感想】沈黙(遠藤周作 著)(★5) 守るべきは神への忠誠心か弱き者たちの命かー 司教の心の葛藤は涙なしで読めない。 戦後日本文学の名著

【書評/感想】沈黙(遠藤周作 著)(★5) 守るべきは神への”忠誠心”か弱き者たちの”命”かー 司教の心の葛藤は涙なしで読めない。 戦後日本文学の名著

小説

遠藤周作の戦後日本文学の金字塔、『沈黙』(ちんもく)。 第2回谷崎潤一郎賞を受賞し、今なお読み継がれている日本文革の名著です。 舞台は。17世紀、江戸時代初期のキリシタン弾圧の長崎。実在したポルトガル・・・

【書評/要約】塩漬投子は損切りしない (アノニマス文庫 著)(★4) 日本国家破綻後導入の「人間株式投資」。舞台設定が面白く、投資を学べる

【書評/要約】塩漬投子は損切りしない (アノニマス文庫 著)(★4) 日本国家破綻後導入の「人間株式投資」。舞台設定が面白く、投資を学べる

株式 小説

塩漬けとは――― 現在の価格が買い値より下がっており、売ると損が出るため、やむをえず長期保有している状態。将来的に上がりそうもない銘柄をただ持っているだけの状態であることが多い。 投資では、上がる見込・・・

【書評/要約】小説帝銀事件(松本清張 著)(★4) 判決済みの戦後事件に冤罪疑惑を申立て!真実に迫った 衝撃の社会派ミステリー小説

【書評/感想】小説帝銀事件(松本清張 著)(★4) 判決済みの事件に冤罪疑惑を申立て!真実に迫った 骨太な社会派ミステリー小説

小説

社会派ミステリーと言えばこの人とも言える、松本清張。 『点と線 』『砂の器』『ゼロの焦点』などの社会派推理小説ブームを巻き起こした、戦後の日本を代表する作家です。実際に起きた事件・社会的な出来事を取り・・・

【書評/感想】境界線(中山 七里 著)(★5) 津波が奪ったのは命・住処・仕事だけではない。東日本大震災の復興の闇を描く社会派ミステリーに、心が痛い...

【書評/感想】境界線(中山 七里 著)(★5) 津波が奪ったのは命・住処・仕事だけではない。東日本大震災の復興の闇を描く社会派ミステリーに、心が痛い…

小説

人は「毎日、人生を左右する選択が約70回」もあるそうですが、その判断の中には、「超えるか、踏みとどまるか」、人生の「境界線」を決定づけるものがあります。 中山七里さんの小説「境界線」は、2011年3月・・・

【書評/要約】禁じられた遊び(清水カルマ 著)(★4) 第4回「本のサナギ賞」大賞受賞、2023年9月にホラー映画化。怖い...けど、先が知りたくて一気読み!

【書評/要約】禁じられた遊び(清水カルマ 著)(★4) 9/8より映画公開!怖い…けど、先が知りたくて一気読み!本のサナギ賞 大賞受賞

小説

2023年9月8日から公開が始まる ホラー映画「禁じられた遊び」。橋本環奈さん・重岡大毅さんの二人がダブル主演を務めます。 原作は、清水カルマさんの「禁じられた遊び」。第4回「本のサナギ賞」大賞を受賞・・・

【書評/要約】太陽の子 (灰谷 健次郎 著)(★5) ~大人が読みたい児童文学。戦争と沖縄を通じて「学ぶこと・考えることの大切さ」を教えられる良書

【書評/要約】太陽の子 (灰谷 健次郎 著)(★5) ~大人が読みたい児童文学。戦争と沖縄を通じて「学ぶこと・考えることの大切さ」を教えられる良書

小説

「太陽の子」は、灰谷健次郎の長編小説。 主人公の小学生の女の子の目を通じて、太平洋戦争、特に沖縄県民が受けた太平洋戦争後も続く苦しい立場、心情に触れることで、戦争を学ぶ価値ある作品です。 ジャンル的に・・・

【書評/要約】クリスマス・キャロル(ディケンズ 著)(★5) 強欲守銭奴の人生を変えたXmaxの出来事。大人こそ読むべき世界的名著

【書評/要約】クリスマス・キャロル(ディケンズ 著)(★5) 強欲守銭奴の人生を変えたXmaxの出来事。大人こそ読むべき世界的名著

小説

「クリスマス・キャロル」はクリスマス小説の中でも最も有名な世界的名著。1800年代に書かれた英国の文豪チャールズ・ディケンズの代表作です。 主人公はロンドンの下町で商売をしている初老の商人スクルージは・・・

【書評/要約】白い病 (カレル チャペック 著)(★4) 疫病・戦争・貧困がテーマ。作者は何を訴えたかったか。今読むべきディストピア戯曲

【書評/要約】白い病 (カレル チャペック 著)(★4) 疫病・戦争・貧困がテーマ。作者は何を訴えたかったか。今読むべきディストピア戯曲

小説

感染症をテーマとした小説として最も知られている調節と言えば、アルベール・カミュの「ペスト」ですが、疫病(感染症)✕戦争✕貧困をテーマとした、まるで、昨今の現代を映し出すような作品があることをご存じでし・・・

【書評/要約】セイレーンの懺悔(中山七里 著)(★4) 報道の自由・国民の知る権利が「錦の御旗」となってさらなる不幸が量産される現代を斬る

【書評/要約】セイレーンの懺悔(中山七里 著)(★4) 報道の自由・国民の知る権利が「錦の御旗」となってさらなる不幸が量産される現代を斬る

小説

セイレーンとは何かご存じですか? サイレンの語源とも言われる「セイレーン」は、ギリシャ神話に登場する海の魔女。上半身が人間の女、下半身が鳥。岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う人魚、で・・・

【書評/要約】走れ、走って逃げろ(ウーリー オルレブ 著)(★4) 強い意志を持って生き抜け!映画「ふたつの名前を持つ少年」原作。涙の感動作

【書評/要約】走れ、走って逃げろ(ウーリー オルレブ 著)(★4) 強い意志を持って生き抜け!映画「ふたつの名前を持つ少年」原作。涙の感動作

小説

「走れ、走って逃げろ」は、ユダヤ人強制居住区から脱出し、自分の本当の名前を伏せ、片腕と過去の記憶を失いながらも、毎日を生きぬいた少年の勇気と感動の実話。 ペペ・ダンカート監督の2014年公開の映画「ふ・・・

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