仕事・投資などで、一度にたくさんの情報が一覧できるマルチディスプレイ・マルチモニター。
【パソコン初心者】で「私には設定が難しそう」と思っている方も、あきらめる必要はありません。「4画面出力グラフィックボード(4画面グラボ)搭載デスクトップパソコン」を購入すれば、設定はモニターをケーブルでつなぐだけ。簡単にデイトレ、プログラム作成、映像・イラスト・音楽作成、ゲームに便利なマルチモニター環境が整います。
また、【パソコン上級者】なら、自分で設定で価格を抑えたいとお考えではないでしょうか。そんな方向けには、3,4画面が出力可能なグラフィックボード(グラボ単体)がおすすめ。
本記事では、多画面対応力グラフィックボード搭載パソコンを、購入/自作 で手に入れる方法を紹介します。
4画面出力グラボ搭載パソコン
目次
マルチモニターが大活躍する利用用途
効率的な仕事・投資環境を求めてマルチモニターを利用する人が増えています。
ビジネスにとどまらず、増え続ける情報を効率的に処理するためには、もはやマルチモニター環境は必須です。
株取引・FX取引 最低でも3画面以上のモニターに複数のチャートを表示。1秒のスピードが問われるマーケットでは必須 | ゲーミング ゲームの臨場感を楽しむためにに、マルチモニターが大活躍 |
プログラミング プログラミング開発に1台、デバッグ用に1台あれば作業効率が大きくUP | 音楽・映像・イラスト作成 音楽作成、映像・イラスト作成に。制作しながら成果物確認など、マルチモニター環境はもはや当たり前 | 通常作業 メール、エクセル、パワポ作業など、同時並行で仕事をこなす。日常業務の作業効率化に |
3,4画面表示以上は高機能グラフィックボード(グラボ)が必要
デスクトップパソコンの場合、2台のモニターなら、オンボードのグラフィック機能で表示が可能な場合も多いでしょう。また、一定以上の性能を持つノートPCの性能なら、ノートPC本体画面+外部モニター2台(+グラフィックアダプター)で3画面表示も可能です。
しかし、マルチモニタ表示、特に動画視聴、動画・映像編集、ゲームなどはパソコンに負荷がかかり、画面が固まったり、編集中の仕事ファイルが飛んでしまうといった問題が頻発しやすくなります。
クリエーターや投資トレーダーにとってパソコンが固まるのは致命的。ゲーマーもゲームを楽しめません。
上記のような表示に高い負荷がかかる作業や、表示モニター数を増やしたい場合に必要となるのが高性能グラフィックボード(グラボ)です。
グラフィックボードシェアNo.1 NVIDIA
高機能グラフィックボード(グラボ)は、多画面表示をしたり、高度なグラフィック処理を行う際に用いるグラフィックボードで、世界的に圧倒的シェアを持つのがNVIDIA社です。
NVIDIAグラボ:GeForceとTシリーズそれぞれの特徴
NVIDIA社のグラフィックボードには、用途別にGeForcとTシリーズ(旧:Quadro)というラインナップがあります。
これらのグラフィックボードの違いをざっくり説明すると、GeForce=3Dゲーム向け、Tシリーズ=動画編集、画像編集クリエイター向けです。
3画面、4画面といった多画面モニター環境を手に入れたい場合は、「Tシリーズ」のグラフィックボードが搭載されたパソコンを購入すれば、簡単にマルチモニター環境が手に入ります。
GeForce | Tシリーズ 旧:Quadro | |
---|---|---|
ロゴ | ||
ターゲットユーザ | ゲーム向け | クリエーター向け |
用途 | ゲーム | CAD、3D、動画編集 |
発色 | RGB各色8bitに対応 1677万色 | RGB各色10bitに対応 10億6433万色 |
価格 | 相対的に安価 | 相対的に高価 |
マルチモニター対応 | グラボ1枚で2画面出力のモデルが多いが、グラボ1枚で4画面出力可能なものもあり | グラボ1枚で3画面、または、4画面出力可能 |
Tシリーズグラボ、性能比較
おすすめ4画面グラフィックボード搭載パソコン:メーカー
パソコン設定に時間をかけたくない、PCに自分でボードを指すのは無理といった方にお勧めしたいのが、4画面グラボ搭載パソコンです。
4画面グラボ搭載パソコンなら、設定はパソコンとモニターをつなぐだけで、マルチモニター環境が整います。
以下では、比較的安価に高機能パソコンが揃うBTOパソコンショップの中から4画面出力可能グラボ搭載のデスクトップパソコンを紹介します。
❶マウスコンピューター
❷ツクモ
❸エーチャージ(デイトレPC専門店)
マウスコンピューター:NVIDIA 4画面出力グラボ搭載パソコン
【4画面出力】NVIDIA T1000 搭載デスクトップPC
4画面出力が可能なNVIDIA T1000 8GB グラフィックボードは、最大4台の5Kディスプレイへの表示が可能。896個のCUDAコアと8GBのGDDR6メモリを搭載で、3Dモデリングからビデオ編集まで厳しい要求にも応えます。NVIDIA Turing GPUアーキテクチャの採用でパワフルかつコンパクトです。
DisplayPort 1.4のサポートにより、T1000は最大8K(7680×4320)@ 60Hzの解像度を駆動可能。また、DeepColorの120 Hz 4Kディスプレイへ出力したりすることが可能です。
3Dモデリング・ビデオ映像の編集から、FX・株取引のデイトレマルチ画面チャート表示まで、マルチモニター利用もノーストレスです。
【3画面】NVIDIA T400 搭載デスクトップPC
NVIDIA T400 グラフィックボードのみではディスプレイ出力は3画面までですが、パソコンのマザーボードのディスプレイ端子や、外部端子(USBポート等)にグラフィックアダプターをなどを取り付ければ、4画面表示が可能です。
3画面出力が可能なNVIDIA T400 グラフィックボードは、最大3台の5Kディスプレイへの表示が可能。384個のCUDAコアと4GBのGDDR6メモリを搭載で、3Dモデリングからビデオ編集まで厳しい要求にも応えます。
3Dモデリング・ビデオ映像の編集から、FX・株取引のデイトレマルチ画面チャート表示まで、マルチモニター利用もノーストレスです。
ツクモ::NVIDIA 4画面出力グラボ搭載パソコン
ツクモが販売するBTOパソコンの中から、4画面出力が可能なパソコンを紹介。
NVIDIA Tシリーズ プロフェッショナル グラフィックスカード「NVIDIA® T1000」を搭載。Mini DisplayPort (DisplayPort ver 1.4a 対応) 4系統で4面まで出力が可能。
前世代Quadro Pシリーズ比でCUDAコア数がアップ、VRAMも高速なGDDR6により、最大4台の5Kディスプレイを駆動可能。
メインのメモリが貧弱なので、少なくとも16GB、できれば32GBにした方が、長くストレスなく使えるかと。
エーチャージ:NVIDIA 4画面出力グラボ搭載パソコン
エーチャージのパソコンは、特にデイトレーダーにおすすめしたいデイトレードパソコンです(もちろん、別用途での利用も可)。もともと、デイトレードパソコンの専門店です。4画面だけでなく、6画面、8画面、9画面パソコンも取り扱っています。
PC・モニター・アームモニターの3点がセットになっている商品もあります。また、商品によって、オプションで、「PC設置サービス」も利用可能です。
PCの設定は自信がない、或いは、自分でできても設置作業は誰かに任せたいという方は、ご活用を。
【PC自作派】4画面出力可能なおすすめグラフィックボード
自作PCに自信ありな【パソコン上級者】なら、グラフィックボードを単体購入し、ご自身のパソコンにグラフィックボードを増設する方がリーズナブルです。
以下の記事では、上記で紹介したBTCパソコンメーカーが4画面出力可能パソコンに用いているNVIDIAグラフィックプロセッサ搭載のグラフィックボードを紹介しています。
おすすめディスプレイ&モニターアーム
マルチモニターにするためには、当然のことながら外部ディスプレイが必要になります。また、4画面出力する場合は、モニターアームもあった方が、断然画面が見やすくなります。
ここからは、外部ディスプレイの購入も必要な方向けにに、おすすめディスプレイとモニターアームをを紹介します。
①安価~プロ用効果品まで種類豊富な「フルHDモニター」
②1枚でフルHD4台分の解像度を持つ「4kモニター」
③持ち出し可能な「モバイルモニター」
フルHDモニター
フルHDモニターは安価な商品であれば1台1.5~2万円で購入が可能です。
おすすめ商品を目的別に紹介しているので以下にてご確認ください。
4kモニター
4kモニターの魅力は何といってもその解像度です。1台でフルHD4台分に相当する解像度を持ちながら、安価な商品なら3万円台からこうにゅうできます。
おすすめ商品は以下にてご確認ください。
モバイルモニター
最近は、ノートPCユーザを中心にモバイルモニター利用者も増えています。最大画面クラスの17.3インチならそれなりに画面も大きいです。
私は、ノートPCサイズに合わせて15.6インチと14インチのモバイルモニターを保有していますが、接続・設置も簡単、利便性もかなりUPします。
モニターアーム
マルチモニターにする場合にあったら便利なモニターアーム。おすすめ品をまとめました。
デスク環境も再構築:おすすめデスク・チェア
マルチモニターにする場合は、幅の広い机も必要になります。
以下では、マルチモニター化に合わせて、デスクやデスク周りの環境もそろえたいとお考えの方に、デスク選びの注意点・必要サイズ、おすすめデスク&チェアー等を紹介しています。私が使用中のデスクについても紹介しています。
オフィスデスク
オフィスチェアー&デスク周り収納グッズ
最後に
今回は、デイトレなどのマルチモニター環境を構築するために必要なグラフィックボードとオススメPCについて紹介しました。パソコン購入の際にお役に立てれば幸いです。