優柔不断で何をするにも決められない・・・
心配で決められない
どう決めていいかわからない
多くの人が、なかなか自分で決められないと悩んでいます。でも、「私は決められる」と思っている方も、本当に決められていますか?
著書『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』の著者の柳生雄寛さんは、多くの人が「決める」と「思っている」を混同していると指摘します。
たしかに…おっしゃる通り。もし、「思っている」だけを「決める」に変え、即実行に移していけば、あなたは望む幸せを手に入れ、その先にある成功をも手に入れられるようになるはずです。
今回は、「決める」スキルをUPするための大きな気づきを与えくれる本書から、覚えてきたい大事なことをまとめます。
目次
素早く正しい判断ができるメリット
著者の柳生さんが本書に込めた思いは、「読者がすぐに正しい判断ができるようになることで、人生の目標を達成してもらうこと」です。
正しい判断ができるメリット
素早く正しい決断ができるようになれば、これまで無駄に使っていた決断までの時間が短縮され、時間をもっと有効に使うことができるようになります。
もし、今、決めるスキルがとすれば、それは「決断に重要なポイント」を理解していないからです。もし、それを理解し、それを実践していけば、決断に必要な自分なりの価値観(価値基準)も整理もできます。さらに、自分の価値観を再認識できれば、自分の価値観に合った充実した人生を選択していくこともできるようになります。
なぜ、決められないのか?そもそも決めるとはどういうことなのか?
なぜ、自分ではなかなか決められないのか?決められないには訳があります。
「決められない人」と「決断できる人」では、行動・思考には明確な違いがあります。
決められる人と決められない人の行動・思考比較
A.決められない人、B.決断できる人を比較してみましょう。
生き方
A.なんとなく人生を歩んでいる
B.自分の人生を経営している
人生は決断・選択の連続です。そして、その結果としてあなたの人生が形作られます。あなたの仕事、人生にはあらかじめ決まっているいるわけではありません。
自ら決めて動く行動やアクションが大事であることを、理解しなければなりません。
考え方
A.悪い方へ悪い方へと考える
B.考えても仕方がない事は考えない
ネガティブ思考は基本的に行動を委縮させます。
考え方・選択の仕方
A.あれもこれもと欲張る
B.1つに絞り他の選択肢は捨てる
「決める力」はズバリ、「捨てる力」であるともいえます。
そもそも決めるとはどういうことなのか
本記事冒頭でも述べた通り、「決める」と「思っている」は全く違います。
「決める」と「行動」はセットなので、行動の伴わないものは決めたとは言いません。今、決めたて行動することがあなたの未来を作っていきます。
なんとなく、決めた気分になることをやめ、「決断・行動」をセットにしていけば、あなたの人生は、幸せに向かっていきます。その際、以下のA.決められない人、B.決断できる人の違いは大きなヒントになるでしょう。
A.決断を先送りにする
B.今この瞬間を大事にしている
A.捨てたものに思い残す
B.捨てたものの事は考えない
A.じっくり考える
B.早く決める
「決められない人」「決められる人」の違いで理解する、決め方術
物事を正しく決めるコツ
物事を正しく決めるには、「自分」「(自分の)価値観」「幸せ」についてよく理解していることが大事です。自分と自分の考える幸せがわかれば、決断の定義もクリアになります。
上記を前提の上で、決め方のノウハウ=マーケティングの11項目を知っていれば、決断は早くなります。
以下の11項目を、次々に決めてくと速く物事が決められます。
①誰が ②なぜ ③何を ④誰に ⑤誰のために ⑥誰と
⑦いつからいつまで ⑧どのように ⑨いくらで ⑩いくつ ⑪どこで
この決め方を理解したうえで、以下の「B」のように行動すれば、夢の実現はぐっと短くなります。
A.頭の中だけで考えている
B.メリットとデメリットを紙に書き出す
A.全て決まるまで行動しない
B.とりあえず決めてから後で微調整する
A.協力、許可でつまずく
B.自分1人決められるものから決めている
A.未来のことだけにフォーカスしている
B.今できることにフォーカスしている
決める力がアップする習慣
決める力を上げるにもノウハウがあります。
多くの場合、各人、決め方には癖があります。時には、一度決めても時折見返し、場合によって方向転換を決断していくことが大事です。
A.なんとなく決める
B.理由とセットで即断即決する
A.失敗したらと不安で動けない
B.あらかじめ撤退基準を決めている
決めたことを続けるコツ
一度決めても、決めたことを続けられなければ、結局、その場限りであり、人生を良い方向に向かわせることはできません。
例えば、すぐにめてげしまうような高すぎる目標を決めても、多くの人は挫折します。継続するための負荷バランスを見極め、仕組みを作ることが大事です。
A.決めたことを周囲に言わずに頑張る
B.続けざるを得ない状況に自分を追い込む
A.最初から高いハードルを設定する
B.できるだけハードルを下げて挑戦する
A.それだけを単独でやろうとする
B.新習慣化していることとセットにする
A.どんぶり勘定で考えがち
B.きちんと数値化する^ – ^
最後に
今回は、柳生雄寛さんの『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』から、決めるスキルをUPする方法を紹介しました。
私は、「決断」「判断」「選択」に関する本が好きで過去に何冊も読んできましたが、昔に比べて決めるスキルがアップしたことで、悩んでぐずぐずする割合が大きく減り、幸福度も増しました。
悩まずサクサク決めて、ダメならまた方向転換する。ダメだったらどうしようと悩む人は多いですが、ぐずぐず悩まずに決めたことは、軌道修正も比較的しやすい。また、自分の好きなこと・価値観を知り、その価値観に沿って決めるという基準が持てたことで、本当に生きるが楽になりました。
本書は、この類の本の中でも、非常にサクサク読めるので、難しい本が苦手な方にもおすすめです。自分を知るためにもよい一冊となりますので、是非、読んでみてください。