あなたは自分の「評価」に満足していますか?
「自分のほうが実力もあり、結果も出しているのに、なんであの人のほうが評価されているんだ」と不満を持ったことはありませんか?
昇進、昇給、ボーナス、左遷、転職、起業… キャリアのすべては「評価」によって決まるのが悲しい現実。
もし、人事評価が低いとお悩みなら、読んでほしいのが今回紹介する著書「なぜ、結果を出しているのに評価が低いのか?」
著者のの著者の西尾 太さんは、約30年間にわたって、300社以上の企業、1万人以上のビジネスパーソンを見てきた人事の超プロ。
世界的規模の大企業であってもベンチャー企業でもどんな業界であっても実は評価の仕組みがほとんど同じ。だからこそ、「もったいない人」にならないために、正しく評価される方法を知れば、あなたの評価も変わる。
本書を読めば、これまで誰も教えてくれなかった「評価の仕組み」と「評価を決める要因」がわかります。
会社が求めるていることを知れ
コンピテンシーという言葉をご存知でしょうか?
コンピテンシーとは、職務や役割において優秀な成果を発揮する行動特性を意味する言葉で、社員に求めている評価基準そのものです。
では、コンピテンシーが高い人とはどんな人なのか?
学歴・知能が高いから仕事のパフォーマンスがいいとは言えません。むしろ、ハイパフォーマーは、成果に結び付く思考パターンや性格などを持っている傾向があります。
また、役職などで求められるものが違うため、それらを正しく理解してるかも大事なこととなります。
評価は突き詰つめると「性格」で決まる
一般的に、評価は「成果」と「行動」によって決まります。
しかし、成果と行動の根源を突き詰めると最終的にこれらを決定づけるのは「性格(パーソナリティ)」です。
会社にとって最も重要なのは「成果」です。「成果」を出すためには成果につながる「行動」が必要です。その「行動」には「性格」が大きく影響します。だからこそ、評価は「性格」によるところが非常に大きいのです。
だから、成果を出しているのに会社から評価されていない人を思い出してみてください。性格に問題がある人が多くないでしょうか?
この事実を知らないために、努力や成長の方向を見誤ってしまい、自分では結果を出しているつもりでも適切な評価を得られていない「もったいない」ビジネスパーソンが非常にたくさんいます。
なぜ、結果を出しているのに評価が低いのか? 人事の超プロが教える 評価される人、されない人
評価損する人の10のタイプ
では、具体的に、評価で損する人とはどんな人でしょうか。
困った人の10のタイプ
①挨拶しない
②悪口を言う
③時間を守らない
④努力しない
⑤笑わない
⑥謝らない
⑦懲りない
⑧人の話を聞かない
⑨たられば話題
⑩評論家タイプ
言われてみればその通りですが、実は、自分も当てはまる、って項目、ありませんか?
評価で得をする人は?
では、逆に評価される人は?
言われみればなんだそんなことかとお思いになられるかもしれないですが、「明るく、元気で、素直な人」。
一緒にいても、仕事がしやすい人は、評価されるのです。
自分のパーソナリティーを知ることが大事
人に高く評価されるためには、まずは、自分の性格(パーソナリティー)を正しく知ることが大事です。
どんなところに強みがあり、どんなところが弱いか、正しく理解してれば、それを意識して行動することで、自分の個性を伸ばし高く評価されることが可能です。
本書では、自己のパーソナリティーを正しく理解するための「パーソナリティ診断チェックシート」にかなりのページが割かれています。是非、このチェックシートで自分を理解し、「性格」がどのように影響に影響しているか、理解するといいですよ。
性格は変えられる
人の生まれ持った性格は変えにくいものです。
しかし、一つの気づきがあることで、「行動」が変わり、「自分」が変わり、仕事も、人間関係も良い方向に好転することはよくあることです。
是非、この本で、そんな気づきを得て、評価を上げ、年収アップや自分のやりたいことができるポジションの獲得につなげてきましょう!