1月の満月は、英語圏でウルフムーン(狼月)と呼ばれます。
満月を見て豹変する「狼男」を連想させますが、満月には毎月呼び名があり(後述)、1月の「ウルフムーン」はこの時期のオオカミが頻繁にほえることから名づけられたのだとか。
金融市場では、満月は相場が変化しやすいとも言われますが、さらに、以下が重なっています。一部投資家がこれらを意識することで相場が下落しやすい環境にあります。
❶1月の満月は「ウルフムーン(狼月)」
❷水星の逆行期間
❸ヒンデンブルグオーメンの点灯
❹メリマン重要変化日(通貨)
また、ラテン語の「狂気(ルーナーティクス:lunaticus)」という言葉は、ラテン語の月(ルナ:Luna)を語源としており、昔の西洋人は「月の変化が断続的な精神異常をもたらす」と考えていたことがうかがえます。
これらを鑑み、相場変化に、注意をしておく方が無難です。
満月の呼び名
満月には毎月、呼び名があります。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなどを満月につけて読んでいました。メルヘンチックな名称もあれば、ちょっと怖そうな名称まで、いろいろあって面白いですね。
ちなみに、2022年の場合、1月18日のウルフムーンが「今年地球から最も遠い満月」。逆に7月14日のバックムーンが「今年最も地球に近い満月」となります。この2つの満月を比較すると、1月18日の月は天体の見かけの大きさ(視直径)が、約11パーセント小さいそうです。面積にすると、約21パーセントもすくなくなるのでかなり見た目が小さくなります。
月と狂気
冒頭でも説明した通り、ラテン語の「狂気(ルーナーティクス:lunaticus)」という言葉は、ラテン語の「月(ルナ:Luna)」を語源としています。
狂気と月はどう結びつく?
狂っていることを示す「狂気」が「月」を語源とするのは、月の満ち欠けが精神の異常や狂気と結びつけられて考えられていたからです。
常に丸く明るく輝く太陽に対し、月は形を変えていきます。また、太陽が「表」であるのに対して、月は「裏」を連想させます。これがが、人間の性格(丸い性格、とがった生活)を表すと、昔の西洋の人は考えたのでしょう。
月の満ち欠けが人の精神に影響を与えても不思議じゃない
「月の満ち欠け」は「潮の満ち引き」を起こします。干満差は地形によって異なるそうですが、日本最大の干満差を持つ有明海で約4.5m、東京湾でも約1.8m程度あるそうです。
一方、人の体は、成人男性で体重の60%、新生児で約80%が「体液」とよばれる水分でできています。つまり、半分以上が「水分」です。であるとするなら、人の体も月に影響を受け、体の変化が心理面にも影響を与えて相場付が変動してもなんら不思議ではない…と個人的には考えています。
相場がいつ何があるかわからない場所。下落・急変には日頃から備えておきましょう。私は以下で「下落の備え」をしています。
日本には狼男伝説はない。代わりは「鬼」?
日本には、東欧・西洋にみられるような狼男伝説はありません。むしろ、オオカミは偉大な山の神として信仰の対象になっていました。
代わりになるのは「鬼」なんでしょうか??
そういえば、人気アニメ「鬼滅の刃」には、十二鬼月が出てきますよね。「鬼月」とあるように「月」が関係していますが、「上弦の月」「下弦の月」とは、もともと、月の満ち欠けで変わる月の呼び名です。
「上弦の月」と「下弦の月」
ちなみに、鬼滅の刃の正義 鬼殺隊最高位の剣士は「柱」ですが、「柱」は神様の数え方。「柱」は日本最古の文献である『古事記』でも使われており、それが今でも使われています。
そうすると… 鬼滅の刃って、「神 VS 鬼」の戦いだったんですね。よく考えられてるなぁ。