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私は「おひとりさま」。子供もいない。過去、結婚生活や会社員生活も経験。そのうえで、今は自分好きな仕事しながら、自由なおひとりさま生活をこの上なく気に入ってる。

しかし、それでも気になる老後

健康(病気)、お金、人間関係、孤独、生きがい、終活等… 先達はこれら老後の諸問題をどのように考え生きているのかと思って手に取ったのが、松原惇子さんの著書「孤独こそ最高の老後」です。

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“老後は孤独が悪いことではなく、むしろ孤独こそ最高の老後にするのに必須” と語る、松原さんも70歳過ぎて独身者。20年以上おひとりさまの団体を運営されてきた方です。

孤独であっても不安の多くは回避できる!今回は、著書「孤独こそ最高の老後」から、孤独をうまく味方に付けて、幸せな老後を過ごし、不安を払拭する方法を学びます。

老後の「安心」と「幸せ」は別

老後の「安心」と「幸せ」は別

松原さんは、「健康対策も、お金の問題も、人間観家も、生きがい、死に支度すらも、孤独の方がうまく」「孤独な方がむしろ老後は幸せだ」言います。そうなるためには、心構えも必要です。

孤独を避けてはいけない

上記のように「孤独が幸せ」と思えるようになるに必要なこと。それは、「孤独を避けようとしない」ことです。

孤独が怖いからと、老人ホームに行くと、以下のような光景を目の当たりにするといいます。
・毎晩のように死にたいと叫ぶ人々
・老人なりに、介護者に気を遣う人々
・規則がない自由な有料老人ホームでも、元気なうちは「退屈」「老人だらけ」はストレス
・高級有料老人ホームは高級ホテルのようだが、誰とも目線を合わさず、
 語り合おうともしない人々(それである種の品を保っている)

老人ホームに入るのは、いわば「安心を買う」ことです。確かに、同じ年代のお年寄り、職員がたくさんいて、物理的な孤独は解消さる。しかし、精神的な孤独は解消しない。結局のところ、自分の心・気持ち・気構え次第に依存するところが大きい。

「安心」と「幸せ」は別物だと気づかされます。

日本人ほど孤独を恐れる民族はいない?!

日本人ほど孤独を恐れる民族はいない?!

日本の老人はどこかさみしそうだし、かわいそうなイメージがあります。このようなイメージは幼少期からのもので、このような刷り込みが日本人の老人を孤独にさせているのでは…と個人的には思えてなりません。

ヨーロッパを旅行して見かける老紳士・老婦人

私はもともと海外旅行好き。ヨーロッパに行くと、老人がとても楽しそうです。
フランスではオシャレなお召し物を着た紳士・淑女がカフェを楽しんでいる姿は、若者から見ても素敵だなと見えます。また、ドイツに行けば、老人男女がレストランが会話を愉快そうにディナーを楽しんでいる光景を見かけます。さらに、イタリアに行けば、年金生活だという男性が「観光地案内しようか?」などと気軽に声をかけてきたりする。要はナンパです。

ヨーロッパの方は、老後を楽しんでいるし、何より、年をとっても、男・女という自らの「性」も意識しているように思えるのです

一方、日本の街を歩いている老人から、「性」を感じることはありません(あると気持ち悪いとは思いますが)。うつむきがちな人が多いし、オシャレを楽しんでいる風にも見えない(銀座などでショッピングを楽しむ方は別)。

自立しているか、否か。国民性が老後にも影響

本書では、ドイツとオランダの老人を例に、老人の輝きの差は「自立している国民」と「自立していない国民」の違いが大きいのではないかと分析します。

ドイツ・オランダでは、人間としての「自立」が若いうちから求められる。日本では大学進学も社会の風潮や親に依存するところが大きいですが、ドイツでは、早い時期から、自分の行先を考え、決断し、自立して社会で生きなければならないので、 孤独についても「人は孤独なのが当たり前」と子どもの頃から学び、身に付いているといいます。

それに対して、日本人はとにかく同調意識が強い。大学受験はもちろん、社会人になっても同調意識の配下で生きているため、群れから離れて「ひとり」になることを恐れる。これが「老後の生き方」に決定的な差を与えてしまうのはいうまでもないことですね。

幸せは自分が決める

「ひとりが寂しい」は、単なる先入観。松原さんの体験談として、70年を過ぎて、自分でもびっくりするほど人を求めなくなったと言います。

確かに、経済的に不安のないシニアでも、家族と一緒にいることで辛そうに見える老人は多数います。理由は、人間関係ほど面倒なものはないからです。特に、切れない身内という人間関係ほどしんどいものはない。

例えば、病気に対する心配はその一例。家族がいると、病気に対しても家族は黙っていない。過剰なおせっかいで心配をされ、自分では医療機関との付き合い方さえ決められなくなってしまう。

松原さんの20年間おひとりさまの団体を運営していての実感では、ひとりの人が心配しているほど、ひとりの人は大きな病気にならないそうだ。頼る人がいないので、普段から病気について勉強している人が多いせいか… そして最後は、割とあっさり亡くなっているそうです。
私もそうなれたらなと思う。

1人なら、お金の心配はどんどん減る

1人なら、お金の心配はどんどん減る

老後の心配に「お金」のことがある。しかし、お金の心配はどんどん減っていくと言います。

まず、死まで想像できる年齢になってくると、あと何年分のお金があったらいいかおおよそ計算できる。特におひとりさまだと、他人の分まで稼がなくていいので気持ちも楽だし、計算もしやすい。こどももいなければ残す必要もない。相続について頭を悩ますこともない。だから、楽になっていくといいます。

さらに大事なのは、今あるお金を減らさないことを考えるより、収入を得ることに意識を向けること。月2万円だって、3万円だっていい。趣味の洋裁・編み物だってお金に換えることはできる。働くことを辞めず月数万円でも収入があれば、年金と合算することで、お金の目減りも減らせ、かつ、働くことを生きがいにすることもできる。

わずかなお金でも年金以外の収入があるのは、生きる大きなエネルギーとなる!

孤独と人間関係

松原さんの場合、40代ごろから、孤独の不安は軽減、50代には一人でよかったに変わったと言います。出産を諦めることから、ひとりの素晴らしさに目が向き始め、寂しさは 清々しさに変わったといいます。

人間の最大のストレスは人間関係

人間の最大のストレスは人間関係です。そして、年とともに、しがらみが少ないほうが精神的にラクに生きられることを実感するようになります。
故、「老後の生き方の基本は孤独だ」ということに気づくと、付き合わなくてはならない人が極端に少なくなり楽になる。薄い関係の友達が少しいれば、気疲れせず楽しい人生が送れるのではないかと、松原さんは提案します提案します。

こびずに生きる猫をパートナーにする

そんな老後に寂しさを感じてしまうなら、猫をパートナーにしてみてはどうだろうかと松原さんは提案します。
猫はこびないし、何事にも動じず毅然としてる。そんな猫と一緒にいると、寂しさより前向きに生きる力をもらえます。

孤独と死に支度

孤独と死に支度

まず、自分が思うほど家族は、あなたを大事にしていない、と松原さんはいいます。
そもそも、終活ビジネスに人が集うのも、家族とのつながりが薄いからであり、子供にも頼れないと思っているからです。いい意味で、ついに 既婚・未婚に関係なく、自分の最後は自分で決める時代が来たと言えるのかもしれません。

終活で失敗するパターン

終活は、自分と向き合う孤独な作業です。しかし、これを知らずに、家族に相談するからややこしいことになると松原さんは指摘します。
家族が関心あるのは、あなたに万が一ではなく、あなたが残す財産の相続だと思った方がいい。利害が違うので当然もめてしまうわけです。

もう一つは、我々は死後を心配しがちです。しかし、死後は自分のコントロールが利きません。心配し過ぎると益々不安が増長します。大事なのは、終末期の準備です。お墓や葬儀よりも、認知症や延命治療について考えるましょう。

エンディングファイルのすすめ

終活で松原さんがすすめるのは「エンディングノート」ならぬ「エンディングファイル」。ファイルなら書く手間が大幅に省け、更新がすぐにできるからです。

用意するのは、A4サイズのリングファイルとクリアファイルとインデックスシールのみ。以下の5項目に分けて、後は、関連書類をザクザクいれていくだけ。
1)病気のこと
2)お金のこと
3)老いたときのこと
4)遺言のこと
5)死後のこと

書類が古くなったら捨てて、新しいものと交換するだけでOK。ファイルを眺めることで、自分の意思を絶えず確認すれば不安も薄らぐはずです。

最後に

今回は、松原惇子さんの「孤独こそ最高の老後」のポイントを紹介しました。
「孤独こそ最高の老後!」と思うと、老後という魔物に必要以上に不安視する必要がなくなります。そのためには、若いうちから「依存しない生き方・自分で決断する生き方」を実践することが極めて大事なことが分かりました。

「安心」と「幸せ」は違うということを肝に銘じて、幸せに生きていく準備をし続けたいと思います。

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