昨今、高値圏で不安定な動きを見せる米国株式市場。
eワラント証券が毎日発表している米国株急落・暴落の予兆サイン「ヒンデンブルグオーメン」が本日7月28日付けで点灯💀しました
本記事では、❶ヒンデンブルグオーメンとは何か、点灯で何が起こるのか、過去、ヒンデンブルグオーメン点灯後にチャートがどのように動いたか、解説します。
目次
「ヒンデンブルグオーメン」とは?
ヒンデンブルグオーメンは、高値&安値銘柄数や移動平均線などを基に算出されるテクニカル指標です。ダウやS&P500など米国株式市場の株価暴落をよく示すとして知られています。そのため、投資サイトなどでも、ヒンデンブルグオーメンが点灯すると、米国株の暴落アラート・株価暴落予測としてニュースでも話題になったりします。
ちなみに「オーメン(omen)」とは、英語で、前兆。きざし。特に、よくないことが起こる前兆を指す言葉です。
アラート点灯「4つの条件」など、詳細は以下の記事で紹介しているので、合わせてご確認を。
ヒンデンブルグオーメン点灯で何が起こる?
上記のヒンデンブルグオーメンが点灯すると、以下の3つのいずれかが起こると言われています。
①77%の確率でNYダウが5%以上下落
②パニック売りになる確率41%
③重大なクラッシュとなる可能性は24%
ヒンデンブルグオーメン:過去の点灯日(2018年~2021年)
では、過去において、いつ、ヒンデンブルグオーメンが点灯し、その時、米国S&P500チャートの株価はどうなったのか見ていきましょう。
2018年~2021年に発生したヒンデンブルグオーメンの点灯日は以下のようになっています。
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
---|---|---|---|
2018/1/19 2018/1/30 2018/4/24 2018/6/18 2018/7/18 2018/7/26 2018/8/2 2018/8/9 2018/9/5 2018/9/25 | 2019/5/10 2019/7/23 2019/8/2 2019/11/14 | 2020/1/28 | 2021/3/3~3/10 2021/3/24~4/1 2021/7/28~ |
ヒンデンブルグオーメン点灯日のチャート検証
上記は2018年以降のに発生したヒンデンブルグオーメンの点灯日をマークでプロットしたS&P500の週足チャートです。
点灯から1ヵ月以内に下落となっていないものもありますが、大きなチャートの山谷はもちろん、相場の途中の小さな山谷(押し目)もかなりな確度でとらえていることがわかります。
ヒンデンブルグオーメン点灯時の投資戦略
過去の的中が今回も通用するかはわからないため、過信することはできませんが、ヒンデンブルグオーメン点灯で、以下の戦略をとる価値はあります。
・利益が出ているポジションの一部を手仕舞う
・現物長期保有ポジションのヘッジ対策として、損切り設定をしたうえで、小ロットで売る
・VIX指数の変動にも注視する
但し、私は長期的な景気サイクルを鑑みた場合、まだ米国株式は上昇すると考えています(ただし、2021年4月までと異なり、投資銘柄などの選定は難しくなっているし、高値波乱もある)。
上記は6月末時点に描いた図ですが、7月末時点でもまだ「米国は金融機引き締め前」なので、場所はあまり変わっていません(米国以外の国で金融引き締めに転じた国はアリ)
以下は関連記事です。ご興味のある方は以下にてご確認を。
最後に
今回は、7月28に発生した米国株急落の予兆「ヒンデンブルグオーメン」の点灯に関連した情報を紹介しました。
リスク回避の一つのインジケーターとして、知っていた方がよい情報です。
投資判断のお役に立てば幸いです。
本記事が少しでもお役に立ったなら、記事を書く励みになりますので、Twitterフォローしてもらえると嬉しいです。新規記事公開時にお知らせいたします。