Polygonチェーンの利用開始直後、少量のガス代 0.001 MATICをタダで手に入れる方法

新しいチェーンを設定すると、まず必要となるのがそのチェーンを利用する際に必要となるガス代(ネットワーク使用料)。

Polygonの場合は $MATIC が必要です。
このガス代がないと、$MATIC以外の通貨を同チェーンに送金することすらできません。

Polygonはガス代が安いことで知られますが、簡単な方法でこのガス代をタダで入手することができます。

今回は、Polygonチェーンの利用開始直後に、少量のガス代0.001 MATICをタダで手に入れる方法を紹介します。
なお、Polygonはガス代が極めて安いため、この数量でも数回分のトランザクションが通ります。

合わせて、Polygonへの資金送金方法の1つについても簡単に紹介します。

Polygonチェーンのへの$USDC送金で、手数料を押さえるのに苦慮しました。
参考まで$USDCを送金したときの、送金例(概要)も紹介します。
chami
chami
[スポンサーリンク]

ガス代 0.001 MATIC をタダで入手する手順

polygonの場合、PolygonWallet V2に接続することで、チェーン利用開始直後に必要となる少額のガス代をもらうことができます。

ガス代入手の具体的な方法

❶Metamaskにpolygonの設定を行います。
 Metamaskの設定値は以下の通りです。

設定項目設定値
ネットワーク名Matic Mainnet
新しいRPC URLhttps://rpc-mainnet.maticvigil.com/
チェーンID137
シンボルMATIC
ブロックエクスプローラーURLhttps://explorer.matic.network/
参考ページMatic – Config Matic on Metamask

MetaMaskのpolygon追加設定が分からない場合は、以下記事もご参考に。

polygonのガス代をタダで入手する

❷Metamaskの接続先を❶で設定した「Matic Mainnet」に設定します。

PolygonWallet V2にアクセスし、「Metamask」を選択して接続します。

polygonのガス代をタダで入手する
polygonのガス代をタダで入手する

❹PolygonWallet V2のトップ画面が表示されます。

polygonのガス代をタダで入手する

❺Metamaskの画面を開き、MATICが0.001入金されていることを確認する

polygonのガス代をタダで入手する

0.001MATICが確認できたら以上で完了です。これで、Polyconチェーンに他の通貨を送金することが可能になりました。

Maticはちゃんと用意しよう

冒頭でも説明しましたが、上記方法でもらえる$MATICは数回分のトランザクション分のみです。

無料で手に入れた$MATICを使い切る前に、追加の$MATICを準備しないと、たとえ、それ以外の資金がMetamaskウォレット内に保管されていても、身動きが取れなくなります。(高いガス代を払って、外部から$MATICを送金をしなければならなくなります。)

無料で手に入れた$MATICを使い切る前に、SushiSwapなどで、$MATICを調達しましょう。

Maticの調達(Swap)

Polygonに資金を送る方法

Polygonチェーン上で取引をするには、まず最初にそれ相応の資金を移動する必要がありますよね。

Polygonに資金を送る方法は複数ありますが、まだまだ多くはありません。

Polygonに資金を送る方法として、BSCからPolygonへ資金を直接移動できるクロスチェーンサービス (xPollinateSupra)などもありますが、Polygonへの資金移動量が多いからか、送金用の資金が枯渇したり、時間がかかってしまったりと、まだまだ問題を抱えているのが現状です。

ちなみに私は、送金手数料を安くしようとxPollinateでBUSCを送金を試みましたが、資金プールが枯渇しており、叶いませんでした(無駄な時間と送金手数料を使いました…トホホ)

そこでUSDCの送金手段として使用したのが、中央集権取引所「AscendEx(旧BitMax)」です。

AscendEXを使ったチェーン間資金移動

AscendEX

AscendEXを利用することでPolygonへ$MATIC を送金することができます。また、Solanaにも対応しているので、AscendExをハブにすることで、異なるチェーン上の USDC、USDTのチェーン間資金移動が可能になります。

【参考】AscendEXを利用したPolygonチェーンへの$USDC送金例

Polygonネットワークの送金に当たって、送金手順がイメージしやすいように、私が行った送金を例として紹介します。

私は、冒頭でも述べた通り、Polygonチェーンへいかに$USDCを手数料を押さえて送金するかは、なかなか悩ましい問題です。特に、大きくない額の送金をしようとすると、送金量の占める割合が大きくなります。

できるだけ送金手数料が高くならないよう考慮した結果、、Binanceから資産を移すために、以下の手段で資金移動を行いました。

Polygonへの$USDC送金の流れ(概要)

❶Binanceで$USDTを準備
$USDCではなく$USDTを準備したのは、手数料の安いTRC20(TRONネットワーク)経由で送金するためです
❷$USDTをAscendEXに送金
❸AscendEXで$USDTを$USDCに変換(USDC/USDT市場で、ほぼ1:1でUSDCを購入)
 ※Swap機能があるかもしれませんが、わからなかったため
❺$USDCをMetamaskのMaticウォレットに送金
❻目的プロジェクトへ投資

AscendEX:口座開設方法・セキュリティ設定方法

AscendEXの口座開設方法・セキュリティ設定方法については、以下で図解しています。
AscendEXの口座開設は、国内取引所、Binanceなどの取引所よりも簡単です。

AscendEX:口座開設時に最低限行っておきたい3つの設定

本記事にご興味のある方は、既に、海外取引所の解説手順はお手の物と思いますので、以下では、口座開設時後に、押さえておきたいポイントのみ、上記記事から抜粋して紹介します。

口座開設後は、最低限、以下を実施すれば、デイリーで2BTC以上の送金を行うような大口の取引をしない限り、問題ないと思います。

上部右上メニュー(人型マーク)の「Account Security」から、以下の3点を実施すれば、「デイリー2BTCの引き出し」取引の条件まではクリアできます。

最低限行っておきたいAscendEXのセキュリティ設定

(1) Google 2FA の設定
(2) Anti-phishing Code の設定
(3) Account Verification のKYCを V1に引き上げ
  ※パスポートIDの登録。書類送付・セルフィ―は不要

AscendEX セキュリティ設定

AscendEX セキュリティ設定

最後に

今回は、Polygonチェーンの利用開始直後に、少量のガス代0.001 MATICをタダで手に入れる方法を紹介しました。
少量のガス代がすぐに手に入るだけで、その他のチェーンや取引所からの送金がスムーズになります。

ちなみに、Fantomチェーンに進出する際も、最初に少量のガス代(基軸通貨 $FTM)を手に入れる方法があります。
ご興味のある方は、こちらもご確認を!