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これまで3度の半減期を終えたビットコイン。
ビットコインの発行上限は2100万枚ですが、半減期は約4年ごとに繰り返されており、3度目の半減期は2020年5月12日4時23分。4回目の半減期は2024年になるとみられています。

なぜ、半減期が注目されるかと言えば、マイナーの報酬が半減期の度に半減し、それがビットコインの価格形成にも大きな影響を与えるからです。そのため、ビットコインは4年サイクルで大底と大天井をつける動きを見せます。

今回は、ビットコインの半減期の仕組みを確認するとともに、1,2回目の半減期、3度目の半減期に至るまでの価格推移を振り返ります。また、個人投資家は今後どうすべきかについても、私なりの意見をまとめてみます。

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半減期とビットコイン価格

これまでの半減期とビットコイン価格

ビットコインの報酬ルールともいえる「半減期(bitcoin halving)」。そもそも半減期とは何かから、簡単におさらいしてみましょう。

ビットコインの半減期とは

ビットコインの発行上限は2100万枚とあらかじめ定められており、ある特定のタイミングでマイニングできる量・採掘量(供給量)が減るように決めらていますが、そのマイニングできる量が減るタイミングが「半減期」です。

ビットコイン採掘者は、トランザクション(取引)をまとめたブロックが生成される度に、報酬としてこのビットコインを得ていますが、この報酬がブロック数21万枚を迎えるたびに半分になっていきます。

例えば、第3回目の半減期の場合、その実行ブロックは「21,000×3=630,000」。
ビットコイン誕生時の1ブロック当たりのマイニング報酬は50BTCでしたが、そこから3度目の半減期を迎え、1ブロックにつき12.5BTCから6.25BTCに半減しています。

ちなみに、6.25BTCとなった新しいマイニングサイクルの最初のブロックは、中国に拠点を置くアントプール(Antpool)がマイニングしました(参照:Coindesk)。

これまでの半減期とBTC価格形成

これまでの、半減期の時期、および、その時の価格、報酬は以下のように推移しています。

半減期
回数
日付BTC価格BTC価格上昇率
(ドル値比較)
報酬
12012年11月28日12.31ドル
(約1300円)
50→25BTC
22016年07月09日650.63ドル
(約7万円)
52.8倍25→12.5BTC
32020年05月12日8,517ドル
(約91.5万円)
13.1倍12.5→6.25BTC
42024年6.25→3.125BTC
52028年3.125→1.5625BTC

マイニング報酬の計算

さて、それでは、3回目の半減期を例に、半減期を迎えた以降の1日当たりのマイニング報酬総額はいくらになるか計算してみましょう。

❶10分間に1回、ブロックが生成(取引台帳が書き込まれる)ので、
 1日当たりのブロック生成数=6回×24時間=144回

❷現在、マイニングブロック当たりの報酬額=6.25BTC ※なので
 1日の報酬額=6.25BTC×144回=900BTC

❸2020年6月時点、1BTC=約100万円
 1日当たりのマイニング報酬総額=900×100万円=9000万円

ビットコインの価格が上昇すれば、たとえ、ブロック当たりの報酬量は少なくなろうとも報酬額は増えます。

BTC価格と半減期:4年ごとにサイクルがある

BTC価格と半減期:4年ごとにサイクルがある

ビットコインが生まれたのは2009年1月のこと。翌年2010年5月にピザ2枚(25ドル)と1万ビットコインが交換されたことは広く知られています。この時の価格を計算すると、1BTCは0.0025ドルで取引されたことになりますが、その後、価格はどのように推移したでしょうか。

ビットコイン長期チャート(線形チャート)

長期ビットコインチャート(線形チャート)

上図は、2013年4月からのビットコインの価格推移です。ビットコイン誕生時点のチャートは含まれていませんが、ほぼゼロ地点を推移していたにすぎませんので、上記チャートを見れば、ビットコインの価格推移の歴史はわかると言えるでしょう。

ビットコイン長期チャート(ログチャート)

長期ビットコインチャート(ログチャート)

上図は、同じビットコインチャートを対数チャートで示したものです。BTC価格と過去の半減期スケジュールを照らし合わせてみてみると、短期的には、半減期前に価格上昇し、半減期を迎える手間で失速します。しかし、長期で見ると、その後、価格が一気に大きく上昇し、その後、大天井を迎えて大きく下落(大暴落)するというサイクルを繰り返しながら、右肩上がりで上昇しています。

4年サイクルについては、以下の記事も参考にしてください。

対数チャートとは

対数チャートとは、「何円上下したか」ではなく「何%上下したか」を基準に目盛りをとったチャートです。対数チャートを使うと、ビットコインのように数値変動が大きすぎて潰れてしまうチャートの動きが分かりやすくなります。

対数チャートで見るメリットなどは以下にてご確認ください。

投資家はどうすべきか:短期投資(半減期前)

投資家はどうすべきか:半減期前(短期的)

さて、上記のようなビットコインの価格形成をふまえた上で、仮想通貨投資家はどう対峙すべきでしょうか。短期投資か長期投資でその戦略は異なります。まずは、短期的な売買を考えてみましょう。

半減期前後

過去の価格動向から、半減期前に価格上昇し、半減期を迎える手間で失速する傾向があることを覚えてくのが重要です。短期売買するなら、半減期よりの安いところで買い、半減期手前で売るというのは一つの売買戦略です。

マイナーの動向に注意

半減期が近づいてきたら「マイナーの動向」にも注意をする必要があります。特に、半減期今後1週間ほどの演算能力の推移には要注意です。

マイナーは慈善事業でビットコインマイニングをやっているわけではありません。当然のことながら、マイニングにはマイニングマシンへの設備投資と電気代が必要であり、採算ラインに乗らないと、赤字を垂れ流すことになります。故、彼らは、どうしたら損失を最小化すると同時に、利益を最大化するかを考え、設備投資(あるいは、事業縮小)を行っています。

半減期を迎えて、価格それと同時に価格が2倍になればマイナーの収益は現状維持となりますが、そんなことはあり得ません。価格は変わらないまま報酬のみが半分になるので、マイニングのコスト効率(特に電気効率)が悪いマイニング事業者は利益を確保することができず、マイニングを停止(或いは事業撤退・廃業)せざるを得ません。

マイナーの世界は、強いところ・賢いところだけが生き残る世界です。そのため、半減期直後は、マイナー事業廃業に関するニュースなどが多く流れ、市場心理は悪くなります。また、Difficulty(難易度調整)も変化し、価格が変動します。投資家はこれらの動向に注意をする必要があります。

Difficultyの変化による影響

ビットコインのDifficultyと通貨の市場価格には、基本的に「正の相関関係」があります。つまり、Difficultyが上昇すると、ビットコインの価格も上昇しやすい傾向があります。
Difficultyが上昇は、ブロックの生成が難しくなるため(より多くの計算スピードを必要とする=設備投資がかかる)、マイナーへの報酬の水準は下がることになります。

ビットコインの「難易度調整」とは

ビットコインのマイニング時に行われる計算は、約10分間に1回の割合で正解が導き出せるように「難易度調整」が行われています。マイニングの難易度調整が行われる理由の一つとしてあげられる点は、ビットコインが新たに発行されるペースを保つためです。ビットコインの発行ペースを守ることで過度なビットコインのインフレの防止=価格の安定を保つことができます。

この、マイニングの難易度調整が行われる間隔は、2週間(2016ブロックごと)に1回と決まっています。直近の2週間でマイニングに成功した間隔が10分よりも長い場合には、難易度が下げられ、逆に10分よりも短い場合には難易度が上げられます、

一般的に、マイナーの数が増えるほどマイニングの演算量は計算量が多くなり、必然的に難易度も上がります。

マイニング報酬損益分岐点(2017年時点)

2018年1月1日 bloombergの記事、BNEFのアナリスト、ソフィー・ル氏の調べによると、ビットコインマイニングの損益分岐点は損益分岐点は$6925(約76万円 @ドル円レート110円)。

当時、マイナーの75%は電気代の安い中国に集まっておりましたが、電力業界への交渉によって、1kw・時間当たり0.13ドルが0.03ドルまで低下可能との話もあり、この場合、損益分岐点は$3869(42.6万円@ドル円レート110円)と計算されました。

投資家はどうすべきか:長期投資

投資家はどうすべきか:長期投資

では、長期の場合はどのようにビットコインに投資したらいいでしょうか?

レンディングサービスでBTC数量を増やす

私は長期投資家です。ビットコインはは劇く上下動をしながらも右肩上がりで成長していくと考えています(少なくとも10年単位では)。
故、むやみに利益を確定して税金を払うのではなく、長期で持ち続ければいいと考えて、貸仮想通貨(貸暗号通貨、レンディング)サービスを利用して、利息相当を得ながら、利息×値上りを待つというのが正しい戦略だと考え、それを実行しています。

DeFiで盛り上がりを見せた2021年に比べ、2022年は利回りは低下傾向にありますが、それでも、銀行定期などの利回り比べると圧倒的に高い利回りで、「BTCの数量」を増やすことができます。

私が利用しているレンディングサービス

国内の取引所各社がレンディングサービスを行っていますが、どの取引所も以下のような問題があります。

・利回りが極めて低い
・申込上限があり、運用したくても申し込みができない。

故、私は国内の取引所のレンディングサービスは利用していません。以下、私が利用している高利回りなレンディングサービスです。

私は、万一のことを考え、複数のレンディングサービスを併用しています。

【国内】最強:Bit Lending

新興のレンディングサービスのBit Lending。先行申込で先行特別金利でのレンディングサービスを提供しています。
ビットコイン・イーサリアムの年利が10%
その他利回り、申し込み方法は以下にてご確認を。

【海外】30日定期で高利回り:Vauld

ただ、預け入れるだけでも高利回りですが、30日定期(30日間ロック)にすることで、利回りが大きくUPします。また、入れ替わりで特別金利キャンペーンを開催しています。

【海外】いつでも引き出し可能で高利回り:CoinLoan

投資の売却タイミングを失いたくないので、ロックをしたくない方はこちらがおすすめ。トークンを期間ロックしなくても高い利回りで運用できます。ガバナンストークンCLTを保有しているとさらに利回りが上がります。

【海外】ウェルスアプリ:Swissborg

投資の売却タイミングを失いたくないので、ロックをしたくない方向けのウェルスアプリ。日本語でも定期的に情報を発信。ガバナンストークンCSBを保有していると金利や手数料が安くなります。

最後に

今回は、半減期とビットコインの価格形成、そして、投資家がとるべき戦略について私の考えをまとめました。
一つの考え方として、読んでいただけますと幸いです。