確実にメリットがある最強の投資法「iDeCo」
国が自ら、国民に将来の貯蓄を増やさせるべく支援する優遇税制対象の投資方法です。

さて、iDoCoの運用先として人気の高く、私も利用中のSBI証券のiDeCoですが、2018年8月10日時点の運用商品(投資信託や定期預金)は67本ありましたが、法改正に伴い金融商品を見直し、新生「オリジナルプラン」に「セレクトプラン」に分離されました。

利用者にとっては、オリジナルプランとセレクトプランの2つのプランができて、複雑になってしまったのですが、最初に結論!

SBI証券のiDeCo

SBI証券のiDeCoは「セレクトプラン」がお得

以下では、SBI証券iDeCoの2つの オリジナルプランとセレクトプランができた背景とその違いについて解説するとともに、セレクトプランでどの金融商品で運用するとよいか、説明します。

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SBI証券がiDeCoの運用商品を見直した背景

SBI証券がiDeCoの運用商品を大幅に見直す背景は、「確定拠出年金制度等の一部を改正する法律」の施行です。これにより、猶予期間である5年間(2023年まで)に、ファンド運用商品の上限数を35以下とすることが規定されました。

ではなぜ、このような法改正が行われたのか?

理由は簡単。ユーザが「金融商品がたくさんあるとどれを選んでいいかわからないから」。です。

信託報酬等のコストや残高、拠出金額、商品性の観点から、より利用者にメリットが高いもののみに絞られます。

①ラインナップを見直し。除隊対象はアクティブファンドが中心

そこでまず、SBI証券は、2005年から提供しているラインナップの大幅な見直しを行いました。

除外対象となったのは、以下のような商品です。
・手数料が高く競争力のない古いインデックスファンド
・時代遅れ、或いは、人気低めと思われるアクティブファンド
・定期貯金や年金保険の一部

除隊対象となった商品を持つユーザには、商品除外の同意を得る手続きを進めるなど、対応が行われました。
SBI証券iDeCo:運用方法の選定・提示に関する基準の見直しに伴う除外予定ファンドのご案内

②「オリジナルプラン」に新「セレクトプラン」追加

長期運用という観点、手数料の観点から魅力に劣る商品は見直しが図られましたが、一方で、このままでは新たに登場しているよい投資信託があっても、ラインナップに追加することができません。

そこで、投資信託を入れ替えるのではなく、SBI証券のiDeCo口座に、新しい「セレクトプラン」という新たなプランを設ける対応がとられました。

従来からの商品を「オリジナルプラン」、新しいプランを「オリジナルプラン」とし、iDeCoユーザはどちらか一方を選択し、iDeCoの運用を行ってもらうこととなりました。

口座管理料は「オリジナルプラン」も「セレクトプラン」もどちらも0円。商品ラインナップだけが異なります。
SBI証券iDeCo:新プラン設定のお知らせ

SBI証券のオリジナルプラン、セレクトプラン、どっちがいい?

さて、ここからが重要です。

では、どちらのプランを選ぶ方が、老後の資産形成に有利でしょうか?

結論は、先にも述べた通り、「セレクトプラン」

長期積立投資の場合、運用コストを抑えることが投資の大原則。各資産クラスごとに信託報酬が小さいインデックスファンドを選ぶことが大切です。

用語解説
信託報酬(しんたくほうしゅう)とは、投資信託を保有している間、ずっとかかる運用管理手数料です。長期投資が前提となる投資信託投資においては信託報酬が何十年とかかり続けます。そのため、絶対にこのコストを抑える必要があります。

オリジナル/セレクトプラン:信託報酬比較

以下は、各資産クラスのインデックスファンドの信託報酬を比べた結果です。明らかにセレクトプランの方が信託報酬が低く、長期積立投資向きです。

資産
クラス
オリジナルプランセレクトプラン
金融商品信託報酬金融商品信託報酬
国内株式三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド0.18252%以内eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)0.1512%以内
全世界株式EXE-i グローバル 中小型株式ファンド0.3304%程度SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))0.15%程度
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)0.15336%以内
先進国株式DCニッセイ外国株式インデックス0.20412%eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.11772%以内
EXE-i 先進国株式ファンド0.3184%程度<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファン0.11772%以内
新興国株式EXE-i 新興国株式ファンド0.3764%程度eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.20412%以内
米国株式iFree NYダウ・インデックス0.243%iFree NYダウ・インデックス0.243%
国内債券三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)0.1296%eMAXIS Slim 国内債券インデックス0.1296%以内
先進国債券野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)0.2268%eMAXIS Slim 先進国債券インデックス0.1512%以内
新興国債券三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド0.5616%iFree 新興国債券インデックス0.2376%

まとめ

SBI証券 iDeCo口座の「オリジナルプラン」「セレクトプラン」の違いは理解いただけたでしょうか。

明らかに、「セレクトプラン」の方が信託報酬が低くおススメです。

これから、iDeCoを開始される方は、迷わず「セレクトプラン」を、以前から運用しておりまだ「オリジナルプラン」で運用をされている方は、切り替えを行いましょう。

より詳細はこちらから
SBI証券 iDeCo:公式ホームページ