更新:2018年7月31日

2014年1月から年間投資枠100万円でスタートした非課税制度「NISA(ニーサ)」

投資から5年間は売却益や配当金が非課税になるお得な制度。現在は、年間の投資枠が120万円に拡大、今年からは「つみたてNISA」が始まるなど、より魅力的な制度になっています。

しかし、税優遇を意識しすぎて、売却できなくなっていたりしませんか?
特に、今年は2014年分の投資枠が5年目を迎えるなど、期間満了を迎えます。

NISAの利益確定タイミングを間違えると、せっかくの非課税のメリットがなくなってしまうことにもなりかねません。

投資で最も大事なのは出口戦略ですから、注意が必要です。

ChamiのNISA口座、成績公開!日経平均23000円台ですべて売却

まずは、利益確定の重要さについて語る前に、私がどのようにNISA運用をしてきたかを公開。NISAの利益確定成績についても公開しちゃいます。

ChamiのNISA投資法と成績

私は、2014年から2016年の間、夏枯れ相場が終了&暴落しやすい月である9~10月ごろにNISAで日経平均レバレッジ・インデックス(1570)を買い付けて、後はほったらかすずぼら積立投資(買い増し放置プレイ運用)を行ってきました。

その利益確定成績は以下の通り。

毎年、ほとんど手を掛けずに運用してきたのですが、276万円の元本で、227万円の利益(利益率にして+82%)とは上出来です。もちろん、非課税投資のNISAですから、20.315%の税金もかかりません!
時間を見方につける投資=積立投資の威力を始めて経験した取引となりました。

相場とNISA利益確定タイミング:なぜ、一気に全株売却したか

上記成績を出すに至った、NISA購入タイミング、及び、NISA利益確定タイミングを日経平均チャートで確認してみましょう。

以下の通り、2014~2016年の3年間の内、秋口だけに購入し、2017年11月13日にすべてを売却しました。

NISA 購入&売却タイミング

何ともあっさりと潔く全株利益確定した理由は、もともと、2014年の段階で、この先も米国株は強い。しかし、リーマンショックから10年経過したら相場が下落してもおかしくないと予測していたから。

それまでは、日経平均指数にレバレッジがかかった、日経平均レバレッジ・インデックス(1570)を愚直に買い増し、2017年に積み立て株式を売却しようと決めていました。

今、改めて相場を振り返ると、私が利益確定後、日経平均は24000円まで日経平均は上昇しましたが、23000円台での売却はかなり良いタイミングで売却できたことがわかります。
ちなみに2017年11月13日は、相場が急騰したと思ったら、いきなり後場に相場つきが変わって、相場に怪しさを感じた日。そろそろ危ないかなと思い、躊躇なく全株利益確定しました。

NISA口座だからと利益確定の躊躇は禁物。運用を間違えると損をする

NISAは非課税で投資ができる素晴らしい制度です。

仮に、100万円買って、5年で200万円(配当毎年2万円)とした場合、以下のように大きく得をします。

・NISA利用時の税金
 売却益:0円(非課税)
 配当金:0円(非課税)

・NISA未利用時の税金
 売却益:(200万-100万)×20.315=20万3100円
 配当金:2万×5回×20.315%=2万315円
 合計 :22万3415円

しかし、売却益が生じても損益通算できず、損失を丸ごと受け入れなければならないとデメリットがあることを忘れてはいけません。

NISAは「長期株価上昇」を前提とした制度。利益確定タイミングを間違えてはいけない

ここで覚えておかなければならないのは、NISAは基本的に「株価の長期上昇が続くことを前提とした制度」であり、下落時の制度設計が不十分(損失の損益通算ができず、他の株式利益との相殺ができない)な制度であるということです。

40年の投資期間がある「つみたてNISA」の場合は、長期投資の理論にのっとり、一旦損を出しても長期間保有することでプラスに転じることは十分可能です。しかし、通常の投資期間5年間のNISAの場合は、利益が乗ったタイミングで利益確定することが非常に大切だと考えます。

よく、NISAは長期投資向きといわれるが故に、利益確定を先延ばしする方も多いようですが、それは間違いだとChamiは考えています。もし暴落が起こったら、5年以内に乗り越え利益を出すことは不可能だからです。

2014年投資分のNISA、このまま保有していて大丈夫?

まず、2014年のNISA枠で買った株式を持っている場合は、本当にその株を持ち続けていいのか、今一度考えてください。
ロールオーバーという制度により、5年間投資延長をすることはできますが、その間も、米国株式をはじめとする世界株式指数が、この先もぐんぐん上昇していく絵が描けるか考えてみてください。

例えば、今の、日経平均、再び盛り返してぐんぐん上昇すると思いますか?

私個人は、少なくとも1-2年で米国経済に陰りが見え、大暴落が起こると考えています。
これまでは先進国株式が最もパフォーマンスがいい投資の一つでしたが、今後は、別分野に投資を振り分けていく時期だと考えています。

投資は出口戦略が大事

どんな投資も、出口戦略が最も大切です。皆さん、投資の開始時期には気を使いますが、実際は、それ以上に出口戦略の検討に力を入れるべきです。

どんなに株価が上昇しようが、深追いして、急落に巻き込まれては仕方ありませんから。

でも、NISA枠を使わないのはもったいない。「つみたてNISA」で超長期投資ならOK

今後、近い将来株式が大きく下落するなら、NISAを利用しない方がいいのか?

私はそんな風には考えていません。

超長期で投資する「つみたてNISA」なら、長期投資積立投資の恩恵を十分受けられると考えるからです。

今年から始まった、「つみたてNISA」は、毎年40万円までの非課税枠を20年間与えられる制度。
現行のNISA(年間投資枠120万円、最長5年)とジュニアNISA(年間投資枠80万円、最長5年)に追加される、第3のNISAです。

1. 開始は2018年1月~
2. 非課税となる期間は最長20年間
3. 非課税投資枠(年間投資上限)は40万円/年
4. 「つみたてNISA」の対象商品(主に投資信託)のなかから、継続的な買付(積立)が必要
5. ロールオーバーは不可

上記の通り、長期積立派向きのNISAです。

月換算すると約33,000円の積立投資が可能で、
現行NISAの最大非課税枠が年間120万円の5年間で600万円となるのに対し、
「つみたてNISA」は年間40万円の20年間で800万円と200万円多くなるのが特徴。

この制度設計なら、定期的に訪れる株式相場の下落をその後の株価上昇が吸収。長期投資でコツコツ投資をすることで、ポジション量の増え、上昇時に一気に資産を増やすことができると思います

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