“効率的に働く人”と”非効率に働く人”は、何が違うのか?
著者は、歯科医師、潜在意識の第一人者、著者、経営コンサルタントなど、様々な分野の第一線で活躍されている井上氏。井上氏は、多くの成功者と会ってきた結果、自己実現を果たしている人は全体の4%と分析します。
よく知られる法則に「80:20の法則」がありますが、成功者の20%の中のさらに20%の人のみだけが目標を達成しているのです。
では、4%の成功者と96%のそれ以外の人を分けるものは何なのか?
その答えは、
非効率な人は”複雑で難しいこと”をして、効率的な人は”シンプルなこと”をしている
と結論付けます。
本書で著者は、「成果につながる報われる行動」と「成果につながらない報われない行動」を明らかにしながら、以下をテーマに、人生を効率化する思考・行動についてわかりやすくまとめています。
・根本的にあなたの考えを変え、行動のパターンを変える
・高度の質を高めて、生産性を高める
・すぐに動き出す
・挫折することなく行動する
・相乗効果で結果を生み出す人間関係
・自分を成長させる環境
たった4%の妄想で「思考」と「行動」のフリーズは起こる
成果につなげるためには、自分への評価基準を高く設定し、本気度を一気に高めることが大事です。しかし、それを妨げるのが不安や心配です。不安や心配は、行動をフリーズさせます。
しかし、不安や心配事の80%はそもそも起こりませんし、16%は準備していれば避けられるものです。どうしようもないことは4%程度しか起こりません。つまり、心配や恐怖のほとんどは、起こることのない妄想です。
偉大な人々は目標を持ち、そうでない人々は願望を持つ
多くの人は、こうなりたい、こうしたいという気持ちを持っています。しかし、大半の人のそれは「願望」であり「目標」になっていません。
何を/いつ/どこで/どうやって達成したいのか、誰と協力すれば達成できるのか… 具体的な目標を持たなければ、成功者にはなれません。
リスクは行動の速さでヘッジできる
決断もできず、グズグズ先延ばしにしている人がたくさんいます。グズグズ行動できない人は、未知への挑戦を頭の中で勝手に複雑にして、達成は困難だと思い込んでいます。
このような人は、命を浪費していると知るべきです。選択の仕方によってはリスクを伴うものもありますが、リスクは早く行動すれはヘッジできます。
ムダな努力に見切りをつけよ
多くのことを達成したければ、時間の充実度を高めるために物事を同時並行で進めることが大事です。
成功していない人ほど、無駄な努力に時間を割いています。本当にそれは意味のある仕事なのか?問うてみることが大事です。生産的な人は、過去3日間のパターンから”やらないこと”を決め、無駄なことは削除します。これは仕事だけではなく、人間関係についても同じです。