グーグルマップが日本でリリースされたのは2005年のこと。
その間、完全に手放せないサービスとなりました。もはや、地図検索と言ったらグーグルマップしか使わない人も多いのではないでしょうか。

そもそも、地図とは、現実を縮小瑕疵、平面化し、記号化された空間表現であり、再構成品です。地図そのもののあり方も、時代や社会の変化とともに、その表現を変えてきました。

本書は、グーグルマップをメインテーマに、従来の地図がどのように進化してきたか、そして、それにグーグルがどのように貢献してきたかをまとめた1冊です。「地図」が技術の進化とともに、いかに進化してきたかが面白く学べる一冊です。

地図からマップへ

地図は、社会の変化とともに大きく変化をしてきています。
1960年から1970年代に地図に起こった変化は、「道路地図」が「ドライブマップ」への進化。高度経済成長の最中、レジャーを楽しむようになった世の中のニーズに合わせ、地図も進化を遂げました。

その後、登場したのが「ぴあマップ」などを代表とした、「エリア別」のマップです。吉祥寺、新宿、お台場といったように人気地を中心に、そのエリアを詳しく紹介するガイドブック・マップが登場。地図を正確に書くことより、エリアのショップや行楽などを、親しみやすいイラストとともに表現されるようになりました。

また、「ラーメンマップ」などのように、「テーマ」を軸とした地図も登場するようになりました。

グーグルマップの登場

「ググれはどこでも行けるよね」という言葉が代表するように、知りたいことを即座にわかるように地図を進化させてくれれたのがグーグル。
当初は、グーグルアースに見られるように広域な地図が見られるすごさが話題に上がりましたが、現在求められているのは、「ローカル検索」。また、スマホでの利用に見られるように、グーグルマップは、地図のあり方を、ローカル化、リアル化、ナビ化、ユビキタス化、最適化、パーソナライゼーション化させています。

また、路線情報・交通情報・店情報などのレイヤー構造を持つことで多層化。「いま・ここ」を具体的にわかりやすく示すよう進化しています。

グーグルマップの今後

ポケモンGoに見られるようにGPS機能を用いた街中ゲームのリリースが、社会に大きなインパクトを与え、受け入れられています。グーグルはまた、さらに地図を使いやすく、面白いものに進化させていくことでしょう。

今後の進化も楽しみです。