暴騰・暴落が激しいビットコイン(仮想通貨)は短期売買に徹した方がいいのか?それとも長期保有なのか?

びっくりな暴騰😆をしたかと思えば、顔面真っ青になるような暴落😨な値動きをするビットコイン。
イーロンマスク氏の呟き、テスラのビットコイン購入、その他、機関投資家のビットコインに対する前向きなニュースに600万円まで上昇したと思ったら、500万円を割る下落で、仮想通貨取引歴の短い初心者の場合、とてもついていけないような値動きをしています。

今回のような暴落が起きると、はやり、ビットコイン(仮想通貨)は短期売買に徹した方がいいのか?という疑問が浮上します。

この問題に対し、これまでのビットコインの値動きや調査資料を基に私の意見をまとめます。

[スポンサーリンク]

ビットコインは20%程度の下落はざらにある

ビットコインの下落率(2019年3月のコロナショック以降の上昇相場)
ビットコインの下落率(2019年3月のコロナショック以降の上昇相場)
クリックでチャート拡大

直近の下落では、610万円から470万円まで140万円一気に下落。下落率や約25%と非常に大きなものとなりました。一旦は反発しているものの、ビットコインはもう終わりかなのかという不安も頭をよぎり、結果、値動きが激しいビットコインは長期投資はふさわしくないのかもしれないという考えが頭に浮かびます。

そんな時は、まずは、チャート確認が必須。ここは、もう少し時間軸を長くして確認してみることが必要です。

上記は、2019年以降のビットコインの上昇相場における「下落率」を示したチャートです。1月の下落は30%越えであり、まだ、そのレベルの下落には達していません。また、過去の上昇相場を見ても、15~20%の下落はざらにあり、珍しい暴落ではありません。

ビットコインがバブル崩壊したときは、最高値から80%程度の下落となり、この程度の下落ではすみません。

この下落は買い場

私は、自分のポートフォリオの中にビットコインを加えておいた方がよいと考えている派です。

こちらの記事で詳細解説しましたが、現在のビットコインのサイクルトレンドでは「投資家心理チャートで表現したPsychology of Market Cycle(サイコロジーマーケットサイクル:投資家心理と市場サイクルでは、「4.Belief(確信期)~5.Thrill(スリル)」に向かっている間だと考えています。

つまり、現在の上昇サイクルにおいて、山の中腹まで登ってきていますが、まだ上昇の余地がある(最後のラストスパートが最も急激に上昇する)との考えです。
故、今回の下落は、ビットコインを保有していないなら、まだ、上昇余地のある解チャンスと考えています。

私の2021年のビットコイン売買戦略は以下にまとめているので、ご興味のある方はご確認を。

ビットコインは短期売買に徹するべきか?~私の意見

さて、本記事の本題ですが、たとえビットコインにはまだ上昇の余地があるとしても、値幅を伴って大きく急騰・急落をするので、ビットコインは短期売買に徹した方がよいのではないか?という考え方もあります。

しかし、私はこの意見には否定的。少なくともトレードスキルが相当に高い人でない限り、「ビットコインは現物を長期保有すべき」というのが私の考えです。
トレードスキルが高い人も、長期投資口座と短期売買口座を物理的に明確に分けて、長期投資用はホールド、短期売買用口座で売買を繰り返すという風に分離することが大切だと考えます。

次の節では、その理由を述べてきます。

ビットコインの利益は急騰の10日間で作られる

ビットコインの1年分の利益は、わずか10日間に生み出される

上図は、少しデータが古いですが、アメリカの仮想通貨リサーチ会社ファンドストラットのトム・リー氏が、「ビットコインの1年分の利益は、わずか10日間に生み出される」とする、なんとも興味深い分析データです。

黄金の10日間のパフォーマンス

上記グラフの2つのバーは以下を示しています。

水色バー:1年間のうちビットコインが大きく急騰した10日間のパフォーマンス
紺色バー:それ以外の日(355日間)のパフォーマンス

年により、その収益率には大きな差がありますが、それでも、ビットコイン急騰の10日間にポジションを持っているか、否かが、仮想通貨売買の成績を決めることが明らか。

「黄金の10日」を享受するには、正直、ガチホ以外の戦略はありません。

短期売買をしていた場合、たとえチャートに張り付きトレードをしている人でも、このおいしい10日間のパフォーマンスをフルで取りに行くことは不可能です。現在のビットコインは、過去に比べて既に高値圏。暴落直後に買いに入るには相当の勇気がいります。多くの人は、平時であっても「下落したら…」という恐怖があって、買えずじまいではないでしょうか。

人の心は合理的ではありませんし、恐怖に非常に弱いものです。高値では買えなくなることを前提に、安易に手放さないことが大事です。

200日移動平均線の上下で異なるパフォーマンス

上記結果を発表したトムリー氏は、ビットコインの相場の将来の値動きを見る上で、トムリー氏が重要指標と述べているのが「価格が200日移動平均線の上/下どちらに位置するか?」も重要だと述べています。

トムリー氏の調査によると、
BTCは価格が200日平均線を上回っている時にはかなりの優れたパフォーマンスを示していると指摘しています。

200日線の上下で異なるビットコインの勝率

200日平均線を上回っている時の勝利率:80%
200日平均線を下回っている時の勝利率:36%

200日線は非常に大事
上昇相場では、200日線のタッチタイミングが買いの超重要タイミングとなることも多い。
但し、大きく割り込んだら一気に暴落するので、損切り必須です。
chami
chami

ちなみに、私は、投資をする際、常に意識してる指標の一つに「200日移動平均線」があります。なぜ、重視してるかについては以下の記事にてご確認ください。

ビットコイン以外の仮想通貨について

なお、ビットコインの仮想通貨についてはどうなのか?
ですが、正直、ビットコインやイーサリアムなど時価総額の大きい主要アルトコイン以外は、価格に持続力がありません。長期保有する価値があるかどうかは、そのアルトコイン次第です。

将来的にビットコインが上昇すればアルトコインも上昇する傾向はあるので、それに期待し長期保有するのもいいですが、値動きにつられて買っただけのコインなら、吹き上げたら利益確定でいいのではないでしょうか。

最後に

今回は、ビットコインは値動きの激しいビットコインは短期売買に徹すべきなのかどうかについて私の意見をまとめました。

繰り返しになりますが、私の意見は、ビットコインは現物の長期保有が鉄則短期売買をする場合も、長期投資口座でビットコインを保有しつつ、短期売買専用の口座で短期売買することをお勧めします。利益が出ている長期保有口座があれば、短期売買も心の余裕をもって取り組めるため、気持ち的な余裕をもって取引ができるはずです。

また、ビットコインは高くて怖くて買えないという方は、少額積立口座をおススメします。
今のような相場が大きく下落したときに、毎日/毎週買うような設定をしておくと、少し安心して買えるのではないでしょうか。最初は毎日1000円投資でもOK!自分のポートフォリオに仮想通貨を加えるキッカケにしてください。