新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、在宅勤務(テレワーク)を行う企業が増加。学校も休校で家族全員が自宅で過ごす時間が増えた結果、光熱費が増加しています。
ポストに投函される「電気代のお知らせ表」を見て、金額UPに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、2019年10月より給与所得者から個人事業主化し在宅ワークを始めた私(Chami)の場合を例に、在宅勤務・テレワークで何割ぐらい電気代が増えるか計算した結果を公開します。
また、電気代がかかる家電、電気代を安くする方法についても解説します。
交通費は出社日ベースの事後精算になるところも増えてきてるよね。
企業経営者にとっては当たり前の措置。
一方、これまで、定期で休日の移動費を賄っていた人にとっては、
移動費用が自腹となりマイナスだよね。
在宅勤務用の一時金 数万円、或いは、
在宅勤務補助金を月数千円支払う企業も
出てきてるけど、皆さん、賄えている?
テレワークが「ニューノーマルな働き方」になった皆さん、
あなたの企業はどうでしょう?
目次
在宅ワーク開始前/後の電気代の変化
私Chamiは、2019年10月より給与所得者から個人事業主化した在宅ワーク者です。給与所得者の最終月は有給消化などしていたため、在宅ワーク(テレワーク)歴が1年になりました。
そこで、我が家の電気代が「在宅ワーク」により電気代がどう変化したか、公開します。
直近2年の電気使用量・電気代の推移
上記は、我が家の直近2年間の電気使用量の推移です。
青いバーが電気使用量、赤い線が同プラン契約者の電気使用量の平均です。オフィスワーカー時代は平均よりも利用料が低いですが、在宅勤務(個人事業主)に移行して、明らかに平均よりも電気利用料がUPしていることが分かります。
また、平均に対して、在宅であろうとなかろうと、夏と冬、冷暖房が必要な月は平均よりも電気使用量が高くなるのが我が家の特徴と言えそうです。
在宅ワーク(テレワーク)開始前:平均より在宅時間が短い→電気代が平均より低め
在宅ワーク(テレワーク)開始後:在宅時間が一気に増えたため電気代増加 ※詳細後述
Chamiの属性
・女性
・一人暮らし
在宅ワーク開始前
・平日の帰宅は遅め(21時以降)
・大半の土日は半日以上お出かけ
在宅ワーク開始
・在宅ワーク(テレワーク)
パソコン業務で、仕事には、PC2台、モニター2台、iPad, iPhoneを使用
・4,5月は外出自粛で外出が極端に減少
・コロナ第2波中の8月現在は、ほぼ毎日2時間~半日程度の外出
昼は集中力の低下を避けるため、夜は良質な睡眠を確保するため、
在宅時・就寝時はエアコンつけっぱなしでした
(今、現在も同様の状況が続く)
在宅ワーク(テレワーク)による電気使用量・電気代の増加は3割弱
前年比 | 使用量 | 請求額 | コメント |
---|---|---|---|
10月 | 132.3% | 124.1% | 在宅勤務開始 |
11月 | 156.9% | 147.2% | |
12月 | 128.7% | 128.1% | |
1月 | 129.6% | 126.8% | |
2月 | 100.0% | 95.2% | |
3月 | 135.7% | 130.0% | |
4月 | 133.7% | 130.4% | |
5月 | 112.4% | 110.0% | |
6月 | 119.0% | 112.3% | |
7月 | 163.7% | 144.6% | |
8月 | 103.5% | 99.7% | |
9月 | 161.9% | 156.4% | 酷暑によるエアコンつけっぱなしで電気代大幅アップ!! |
平均 | 131.6% | 125.4% |
上記は電気使用量と電気代を前年比で比べた結果です。
在宅ワーク(テレワーク)により、平均して電気使用量が約31%、電気代が25%増加しています。最も増加した月は電気使用量が約63%もUPしました。
8月の電気使用量があまり前年に対しあまり高くないのは、今年の7月が長雨で毎日涼しかったため、エアコンが稼働しなかったことが原因です。8月は毎日、夜寝るときもエアコンが稼働しているので、電気代UPは確実となっております。
なお、電気使用量の増加に対し、電気代の方の増加率が低い理由は、固定費である基本料金が影響しているからです。
私は一人暮らしのためご家族暮らしのご家庭に比べ電気代が非効率と言えますが、それでも、家族のいるご家庭でも2割~3割ぐらいは電気使用量が増えると考えた方がよいでしょう。
電気代増加の原因は「エアコン」
電気使用量・電気代とも3割弱上昇していますが、このうち、パソコン、及び、照明などによる電気使用量の増加はたかだか知れています。
電気代の推移を見れば、お分かりの通り、傾向として夏と冬に電気代が大きく上昇していますよね。この電気代増加の原因は「エアコン」です。
故、在宅ワーク(在宅勤務、テレワーク)による電気代増加の原因は、大きく「エアコン(冷暖房機器)」の時間が何時間であったかに大きく依存すると思ってください。
エアコンの消費電力はいくらぐらいなのか?
エアコンにかかわらず、電気代の計算式は、以下の式で表されます。
我が家のリビングのエアコンは、2014年製の 三菱ルームエアコン(10-12畳用)。ごくごく一般的なエアコンです。消費電力を調べたところ、以下のようになっていました。
・冷房時の消費電力:810W
・暖房時の消費電力:865W
室温と外気の温度差が大きい冬の方が消費電力がかかることがわかりますね。
夏・冬のエアコンつけっぱなし時の1日電気代
まずは、1時間当たりの電気代を計算してみます。
我が家は東京電力管轄。最も家庭で利用されているのは「従量電灯B」、電力量料金が「120kWh-300kWh」で、1時間当たり1kWの使用料金は「26円48銭」です。 ※2020年4月18日現在
これをもとに電気代を計算すると以下のようになります。
夏
1時間当たり:0.810kW × 26.48円 =21.45円
1ヵ月当たり:24時間使用 21.45円×24時間×30日=15,443円
: 8時間使用 21.45円× 8時間×30日=5,148円
冬
1時間当たり:0.865kW × 26.48円 =22.91円
1ヵ月当たり:24時間使用 22.91円×24時間×30日=16,495円
8時間使用 22.91円× 8時間×30日=5,498円
仮に1日8時間使用なら、エアコン1台につき月5,000~6,000円の電気代が増加することになります。
エアコンを複数台使用していたり、その他暖房機器を併用していればさらに電気代は増加するため、気代節約の努力が必要です。
より具体的な電気使用量を知るなら「ワットモニター」
各機器の電気代をより具体的に知りたいなら、以下のワットモニターが便利です。
積算電力料金や積算電力量等、5種類の測定ができる検電器で、電気代を気にする方に人気です。Amazonの同種の機器で最も売れています。
スポットクーラー、ネッククーラーなどならエアコンよりも電気代を節約しながら効果的に体を冷やすことができます。
おすすめ商品は以下の記事にて紹介しています。
ちょっとした工夫、家事の改善で電気代を安くする方法は以下にてご確認を。
今年の夏はエアコンOFFは危険!大事なのは電気代の根本的な削減
今年の夏は電気代が高くなるとエアコンをOFFしていては、身体を害する暑さです。体調不良までには至らずとも、仕事や作業の効率も悪くなるため、エアコンの利用が必須です。
ただ、そうはいっても、外出自粛で収入の先行きが不安な方も多いですし、消費税もUPしており家計の負担は増すばかりで、電気代UPをおろそかにはできません。だから、安い電気会社に切り替えるなど、根本的な対策が必要と言えます。
現在、電力会社、ガス会社などが、「電気代・ガス代おまとめ契約」のアピールを勢力的に行っていますが、結局、どのサービスを利用すると最も電気代が安くなるの?って思いますよね。
先に答えを言うならそれは「エルピオでんき」です。
業界最安値水準の電気代「エルピオでんき」とは
エルピオでんきと聞いても、あまりピンと来ない方が大半でしょう。
それもそのはず、エルピオでんきはサービスを全国展開しながらも、あえて大々的な宣伝をしないことで無駄なコストをカットし、業界最安値の水準まで電気代を抑えている電力会社だからです。
50年以上ガスの供給を行なってきたエルピオから誕生した電力供給を行う会社で実績も十分。常に比較サイトで節約度No.1を争う知る人ぞ知る格安電力サービスで、他社の電気代よりも圧倒的に安い業界最安値水準の電気代でサービス提供をしています。
最後に
今回は、在宅勤務(テレワーク)で何割ぐらい電気代が増えるか、私Chamiの在宅ワーク実績を公開。前年比2~3割の電気代上昇を覚悟する必要があることを紹介しました。
また、電気代がかかる家電や、電気代を安くする方法についても解説しました。
電気の契約会社は、一度契約してしまうと変更することがないものですが、今、新型コロナウイルスの感染拡大防止により、今後の収入に不安を抱えている方も多いと思います。まず、我々がすぐにできることは「節約」です。身近なところから節約を始めてみてください。