Apple iPhone15を買ったらAppleCare+は入るべきか?必要ない4つの理由 と 補償の代替策
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Apple iPhoneを購入時に多くの方が悩む「Apple Care+は必要か?」という問題。

万一の時の修理代を考えると、AppleCare+で備えておきたいと思う一方、AppleCare+まで含めた維持コストを考えると、高くつくとためらいます。

私も過去にはAppleCare+加入して、iPhone破損で救われたことがありました。しかし、2023年現在においては、Apple Care+必要ないと考え加入していません。

本記事ではAppleCare+の概要・費用を解説した上で、私がAppleCare+に加入する必要ないと考える4つの理由iPhoneの万一の破損に備える代替案を2つ紹介します。

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iPhone 15の修理費:AppleCare+に加入した方がいいのか

iPhone 15の修理費:AppleCare+に加入した方がいいのか

新しく購入したすべてのiPhoneには、製品購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償テクニカルサポートがついています。

これに加え、iPhoneが故障したときの保障を手厚くするために用意されているのがApple Care+ for iPhoneアップルケアプラス)です。

Apple Care for iPhoneの特徴

Apple Care for iPhoneの特徴

料金    :月払い / 2年一括払い。料金はモデルごとに異なる
加入条件  :新品の端末を購入して30日以内
保証期間  :加入して2年間
サポート内容:過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、
       AppleCare+価格で提供。利用回数には制限なし

Apple Care+の価格

AppleCare+の料金はモデルによって異なります。
また、期間限定プランまたは月払いプランで保証を購入できます。月払いプランは、解約しない限り自動的に更新されます。

AppleCare+の料金は、iPhoneのモデルが新しい&高機能なほど高くなります。

期間限定プラン(2年間)で支払うと、月払いプランで2年間支払うより15%前後お得になります。

モデル❶月払い❷2年間❷2年間
(月当たり)
2年間分支払い時の差額
❶*24-❷
割引率
iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro Max
1,580円31,800円1,325円6,120円16.1%
iPhone 15 Plus
iPhone 14 Plus
1,380円28,800円1,200円4,320円13.0%
iPhone 15
iPhone 14
iPhone 13
1,180円23,800円992円4,520円16.0%
iPhone SE(第3世代)580円11,800円492円2,120円15.2%

iPhoneの修理費用

AppleCare+加入時の修理費用は以下の通りです。AppleCare+に入っていても、故障に応じて料金がかかります。

AppleCare+加入時の修理代

画面のひび割れ :3,700円
背面ガラスの損傷:3,700円
バッテリー   :  0円 
背面カメラ   :12,900円 など

また、AppleCare+未加入の場合のiPhoneの修理代(見積もり)も「iPhone の修理サービス」で機種ごとに調べられます。

AppeCare+は必要?費用シミュレーション

AppeCare+は必要?費用シミュレーション

ここからは、iPhone の修理サービスの故障見積額を参考に、AppleCare+に加入する必要があるかを検証してみます。

AppleCare+は必要か?【検証の前提条件】

検証にあたっては、以下を比較します。

・AppleCare+未加入で、1回故障が発生したとき ※下表の(A)
・AppleCare+加入(2年間一括払い)で、1回故障が発生したとき ※下表の(C)

なお、AppleCare+未加入時の費用は、実際の修理代よりも高く見積もられている可能性が十分あります。

AppleCare+は必要か?【検証結果】

AppleCare+未加入時、AppleCare+加入、どちらがお得かを金額で示すのが(D)です。
(D)がプラスなら、AppleCare+に加入していた方が、修理時の総合的な負担が軽くなることになります。

上記結果を見ると、AppleCare+加入で「万一発生時に負担が軽くなるかどうか」は、ケースバイケースです。

項目(A)通常料金(B)AppleCare+ 加入時料金(C)=(B)+AppleCare2年分(D)差額
=(A)-(C)
iPhone 15 ※AppleCare+2年間 23,800円
画面のひび割れ42,800円3,700円27,500円15,300円
背面ガラスの損傷25,900円3,700円27,500円-1,600円
画面のひび割れと背面ガラスの損傷59,400円7,400円31,200円28,200円
バッテリー15,800円0円23,800円-8,000円
背面カメラ23,800円12,900円36,700円-12,900円
その他の損傷87,800円12,900円36,700円51,100円
iPhone 15 Plus ※AppleCare+2年間 28,800円
画面のひび割れ50,800円3,700円32,500円18,300円
背面ガラスの損傷29,800円3,700円32,500円-2,700円
画面のひび割れと背面ガラスの損傷67,800円7,400円36,200円31,600円
バッテリー15,800円0円28,800円-13,000円
背面カメラ23,800円12,900円41,700円-17,900円
その他の損傷96,800円12,900円41,700円55,100円
iPhone 15 Pro ※AppleCare+2年間 31,800円
画面のひび割れ50,800円3,700円35,500円15,300円
背面ガラスの損傷25,900円3,700円35,500円-9,600円
画面のひび割れと背面ガラスの損傷66,800円7,400円39,200円27,600円
バッテリー15,800円0円31,800円-16,000円
背面カメラ32,800円12,900円44,700円-11,900円
その他の損傷105,800円12,900円44,700円61,100円
iPhone 15 Pro Max  ※AppleCare+2年間 31,800円
画面のひび割れ56,800円3,700円35,500円21,300円
背面ガラスの損傷29,800円3,700円35,500円-5,700円
画面のひび割れと背面ガラスの損傷76,800円7,400円39,200円37,600円
バッテリー15,800円0円31,800円-16,000円
背面カメラ38,800円12,900円44,700円-5,900円
その他の損傷114,800円12,900円44,700円70,100円

AppeCare+は不要と考える4つ理由

AppeCare+は不要と考える理由

ここからは、iPhone加入時にAppleCare+に加入する必要がないと私が考える理由を解説します。理由は4つあります。

Appleのハードウェア製品には1年の保証がある

すべてのiPhoneには、製品購入後1年間のハードウェア製品保証と90日間の無償テクニカルサポートがついています。

初期不良など、あるいは、しばら使用の上、明らかにデバイスに問題がある場合は「無料」で対応してもらえます。

内容1年間保証AppleCare+
費用0円モデルによる
保証期間1年間2年間
技術サポート90日間2年間
保証内容ハードウェア不良のみ過失による破損にも対応

修理費が無料になるわけではない

AppleCare+に加入していても、修理費が無料になるわけではありません。
AppleCare+に加入していれば、修理が発生したときの支払代金のインパクトは小さくなりますが、あくまで、AppleCare+の支払いがあってのことです。

バッテリー無償交換は難しい

AppleCare+の保証期間中であれば、iPhoneのバッテリー交換は無償です。
しかし、そのためには「バッテリー保持容量が本来の容量の80%未満」という条件を満たす必要があります。

私は、現在、購入からまもなく2年が経過しようとするiPhoneを利用中ですが、はバッテリー保持容量87%です。

保証期間内にバッテリー保持容量が80%未満になるのは、難しい印象を受けます。

iPhoneのバッテリー寿命は、昔に比べて格段に良くなっています。私も過去においては、AppleCare+に加入の上、保証期間内に無償でバッテリー交換をしてもらったことがありました。しかし、2023年時点においては、2年程度でバッテリーがへたって使い物にならない状況にはなりません。バッテリー交換の万一に備えてAppleCare+に入る意味はないと思われます。今後、技術革新が進めば、さらに、バッテリーの寿命は長くなっていくはずです。

事実、スマホの買い替えタイミングで最も多いのは「バッテリーの寿命」ですが、スマホの買い替え年数は長期化しています(スマホが高価格化したことも大きいですが)。詳細は以下の記事にてご確認ください。

AppleCare+よりコスパの良い代替案がある

最後の理由は、AppleCare+よりコスパの良い代替案があることです。

・クレジットカード付帯の「スマホ保険」を利用
・コスパに優れる「モバイル保険」を利用

次章以降でこの方法を紹介します。

【代替案1】クレジットカード付帯の「スマホ保険」を利用

三井住友カードには、7つの保険プランから選べる「選べる無料保険」という保険の付帯サービスがあります。2023年9月1日に新たに3つの補償プランが追加され、その中の一つとして「スマホ保険」が追加されました。

年会費無料カードでも画面ひび割れ 3万円をサポート

この保険を利用するには条件がありますが、iPhoneを購入したら「スマホ保険」に切替え、同カードで通信費の支払い支払っておけば、上図で示したような年会費無料のカードでも、購入から2年間、画面割れに対して、「3万円(免責1万円)」が補償されます。

スマホの過失故障で最も多いのは「画面のひび割れ」ではないでしょうか。一方、上述の通り、AppleCare+の故障見積はiPhone 15シリーズの場合、42,800~56,800円です。このうちの3万円がカバーされるとなれば、かなり費用を抑えることができます。

「購入から2年間、画面のひび割れに備えたい」なら、十分検討の余地ありです。

詳細は以下の記事でご確認ください。

おすすめ:年会費無料カード

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おすすめ:年間100万円達成で、年会費”永年無料”になるゴールドカード

三井住友カードゴールド(NL)
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年会費無料カードと同じキャンペーンが開催されています。

いずれの年会費無料・有料にかかわらず、対象のコンビニ・飲食店で7%還元といった、超魅力的な特典があり、ポイントも貯まりやすい。特に2枚のゴールドカードは還元率も高く「メインカード」としてもおおすすめです。

【代替案2】コスパに優れる「モバイル保険」を利用

【代替案1】で紹介したクレジットカード付帯の「スマホ保険」は、無料ですが、補償範囲・補償期間が限定的です。

補償内容も期間も幅広くサポートしてくれるのがモバイル保険です。

iPhone 15シリーズの場合、価格はAppleCare+料金は1,180~1,580円/月ですが、モバイル保険は700円/月。しかも、1契約で3端末まで補償iPhone、Apple Watch、iPadの3台をまとめて補償してもらうことも可能です。

「モバイル保険」の特徴

「モバイル保険」の特徴

・画面割れ、故障、水漏れ、盗難まで幅広く補償
修理費用を10万円まで補償 ※バッテリーの経年劣化は対象外
1契約で3台まで保証可能で月額700円
 スマホ、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機までWifiにつながる機器全般が対象
・端末購入毎に保険に入る必要なし ※機種変更やMNP時に登録機器変更で保証を継続
・申請から最短で5営業日ほどで保証金対応

【比較】AppleCare+ VS モバイル保険

内容AppleCare+モバイル保険
月額料金※1,180~1,580円/月
※iPhone15シリーズの場合
700円/月
加入タイミング購入から30日以内購入から一年未満
保障期間購入から2年間加入期間中ずっと
保証端末端末ごとに加入3台まで
中古品の保障
バッテリー交換
海外での保障
盗難・紛失AppleCare+ 盗難・紛失プラン
に加入の必要あり
盗難のみ保障
修理不可の全損最大25,000円まで
その他0メーカーやキャリア、街の修理店の修理サービスでも利用可

補償対象となる端末

モバイル保険では、被保険者が所有または使用している無線通信が可能な端末を主端末1台、副端末2台の最大3端末まで補償します。子どものスマホを副端末登録することも可能です。機種変した場合も、登録変更すれば補償を継続できます。

また、主端末1台、副端末2台の組み合わせは自由なので、スマホ、タブレット、PC、スマートウォッチ、ゲーム機 などから、3台をまとめて補償してもらうこともできます。

1契約で3台補償なら、1端末あたり234円/月。端末ごとに加入するより断然安く済みます。

補償申請も簡単

保険金の請求はオンライン上で簡単に申請ができます。以下を揃えて提出すれば、申請完了後、翌営業日から最短2日で審査完了、最短5営業日で保険金が支払われます。


❶故障端末の写真

❷修理業者の修理報告書

❸領収書