三井住友カード「7つの選べる無料保険」、スマホ保険は使えるか?結論は使える。スマホ補償契約 不要。ただし注意アリ

三井住友カードが、2023年9月1日から、「選べる無料保険」を9月1日から強化。新たに3つの補償プランが追加され、合計7つのプランから補償を選択できるようになりました。

料金がかからないのにも関わらず、①ニーズに合わせて保険を選べる、さらに、②一定期間ごとに保険を見直すことができるのは、カードホルダーにとって大きなメリットです。

一般的なカードによくある海外旅行保険などはもちろん、この度、スマホ保険も追加されました。iPhone 15の登場でスマホの買い替えを検討されている方も多いと思います。私も「選べる無料保険」が利用できるカード複数枚所有しています。この機会に、この保険の有効な使い方を確認しておきます。

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三井住友カード:7つの「選べる無料保険」

三井住友カード:7つの「選べる無料保険」

三井住友カードの「選べる無料保険」の特徴は、クレジットカードに付帯する保険プランをユーザがニーズに合わせて選べるようなっている点です。

三井住友カード「選べる無料保険」の特徴

・7つの保険プランから、自由に選べる
・補償期間は1年で、定期的に見直し(更新)が可能

通常、クレジットカードの保険と言えば、「海外・国内旅行保険」が付帯されていますが、ユーザが自由に選択できるのは大きなメリット。しかも、選択したプランの補償期間は1年で、定期的に見直すことができます。

7つの保険プラン

三井住友カードの「選べる無料保険」では、以下の7つの保険が選べます。

プラン保険内容
旅行安心プラン海外・国内旅行損害保険海外旅行中の病気やケガやさまざまなトラブル、また国内旅行中のケガを補償
24時間365日、日本語で対応
日常生活安心プラン個人賠償責任保険日常生活の中で他人にケガをさせたり、他人のモノを壊したりした際に適用される補償
ケガ安心プラン入院保険交通事故限定で、負ったケガによる入院や手術を補償
持ち物安心プラン携行品損害保険身の回りの持ち物が盗難・破損・火災などの被害に見舞われた場合に補償
身の回りの持ち物の破損や盗難への備え
スマホ安心プラン
New!
動産総合保険スマホが破損・故障・盗難にあった場合に補償
万が一の事故の際に修理代の負担の軽減に
弁護士安心プラン
New!
弁護士保険他人にケガを負わされた、モノを壊されたなどの事故により被害に遭った際に、法律相談費用や弁護士費用等を補償
偶然な事故により被害を受けた場合の法律相談等を弁護士などに相談したい場合など
ゴルフ安心プラン
New!
ゴルファー保険ゴルフの練習中、競技中または指導中などの賠償事故や、ゴルフ場敷地内でのゴルフ用品の盗難、ゴルフクラブの破損を補償

ニーズに合わせて保険を選べるメリット

クレカ付帯保険として最も一般的なのは「国内・海外海外旅行傷害保険」です。クレジットカードを複数枚所有している方は、それぞれのカードの自動付帯、または、利用付帯で補償額が確保できているかもしれません。このような場合、あえて「選べる無料保険」で選ぶ優先度は下がります。また、そもそも、海外旅行はもちろん、国内旅行も行かない方であれば、必要ない保険です。

また、少なくとも自動車を保有している人なら「自動車保険」、ケア・入院に「医療保険」、マイホームをお持ちの方、或いは、賃貸にお住まいでも「火災保険」に加入している方が多いでしょう。「自転車保険」などに入られている方もいらっしゃるでしょう。

このような保険に加入している方であれば、7つの保険の中でも、「入院保険」「携行品損害保険」「個人賠償責任保険」などの優先度も下がります。保有カードに損害保険がついている場合も優先度が低くなります。

このように、保険は人それぞれ、ニーズが異なります。カバーが不十分な保険を個人ニーズに合わせて選べるのは大変大きなメリットです。

補償内容・補償額はカードグレードにより異なる

補償内容、補償額は、カードのグレードによって、かなり大きく異なります。
プラチナカードのみ別格の補償です。

選べる無料保険」が利用でいるカード、及び、補償額の詳細は以下のページで確認ができます。
カード別保険金額一覧

多くの人が所有しているであろう、一般カード、あるいは、ゴールドでも保有しやすい三井住友カード ゴールド(NL)Oliveフレキシブルペイ ゴールド などは補償額が高いとは言えませんが、無料なので、有効に活かしたいところです。

三井住友カードスマホ保険 VS スマホ補償契約AppleCare+

三井住友カード:スマホ保険 は使えるか?

さて、三井住友カードの「選べる7つの無料保険」のうち、「海外・国内旅行損害保険」「個人賠償責任保険」「入院保険」「携行品損害保険」も必要ないとなれば、考えたいのが「スマホ保険(動産総合保険)」です。

多くの人にとって、スマホはなくてはならない存在。自宅に忘れてくるだけで心配になる存在です。

そこで、ここからは、「スマホ盗難・スマホ破損」に備える「スマホ保険」を詳細に見てみます。

「スマホ安心プラン」の補償内容と補償額

上記が、「スマホ安心プラン」の補償内容と補償額です。

ちなみに、年会費無料のカードは「最下位ランク」。
100万円修行で有名なゴールドカード、「Oliveフレキシブルペイゴールド」「三井住友カード ゴールド(NL)なども「最下位ランク」です。

この場合、画面割れ時の補償額は、「3万円(免責1万円)」です。

ただ、これだけ見ても、良し悪しを判断できないので、iPhoneを例に故障修理、および、15の故障・破損を例に確認してみることにします。

AAppleCare+は必要か?【検証】

iPhoneの修理代(見積もり)は「iPhone の修理サービス」で機種ごとに調べられます。

2年間の帰還を前提に、以下の2パターンでどちらがお得かのシミュレーションを行った結果は別記事で解説しています。
・AppleCare+未加入で、1回故障が発生したとき
・AppleCare+加入(2年間一括払い)で、1回故障が発生したとき

「選べる無料保険:スマホ保険」は役立つか

話を、三井住友カードの「選べる無料保険」に戻します。
さて、ここで、スマホの修理で最も多いのは、「画面のひび割れ」です。

画面のひび割れのみの修理代をピックアップしたのが以下です。
iPhone 15      42,800円
iPhone 15 plus   50,800 円
iPhone 15 Pro    50,800円
iPhone 15 Pro Max 56,800円

これをもとに、「選べる無料保険:スマホ保険」の補償額をみると、ランク最下位のカードでも3万円(免責1万円)がカバーされます。この場合、iPhone 15なら1.3万円を追加すれば、実質的に修理ができることになります。この金額がカバーされるのであれば、負担はかなり小さくて済みます。

最近は、スマホの防水性も高くなってきており、「水濡れ、水没」などで故障することは、各段に減ってきています。もし、「画面のひび割れ」以外の修理が必要な状況に陥るとしたら、バッテリー消耗を除くと、買い替えレベルだと考えています。

これらを鑑みると、AppleCareに入らなくても済みそうですが、ここで確認を終えてはいけません。スマホ保険を利用するには、適用対象条件があるからです。

「選べる無料保険:スマホ保険」は本当に使えるか?要件は?

「選べる無料保険:スマホ保険」の適用条件

さて、スマホ保険がAppleCare+の代替になりそうなことは分かりましたが、本当に大事なのが、「適用対象条件」です。

スマホ保険を受けるには、スマホ購入方法、スマホ購入からの経過時間、通信費の支払いなどに条件があります。
以下は「最下位ランク」のカードに置いて、条件で重要な部分をピックアップしたものです。

補償対象となるスマホ

本人が所有かつ使用し、下記条件のいずれかを満たしているスマホが対象
 ・スマホ安心プランの保険責任期間(補償期間)の開始日時点において購入から2年以内のスマホ
 ・保険責任期間(補償期間)中に新たに購入したスマホ
 ※業務専用として使用しているスマホは対象外
 ※中古は法人ショップからの購入必須
 購入時点において3か月以上の製品保証が確認できる書類が必要
・スマホ安心プラン(補償期間1年)を翌年以降も継続した場合、
 継続契約の保険責任期間(補償期間)の開始日時点において購入から2年以内のスマホ
 もしくは継続契約後の補償期間中に購入したスマホ

その他条件

年会費無料のカードは、事故発生時点において、
 通信費を直近2ヶ月連続して支払っている必要がある

・スマホ安心プランへ変更後の保険責任期間(補償期間)の開始日からその日を含めて
 30日以内に発生した損害は補償の対象外

私の結論

私の結論

私ははスマホ購入から2年以上が経過した時点で、「スマホに万一」が発生したら、素直に新しいスマホを購入する」と割り切っています。

このような前提の上で、私の結論は、以下のようになります。

iPhoneのスマホ補償:AppleCare+に入る必要があるか

三井住友カードの「選べる無料保険:スマホ保険」を利用すれば、
購入から2年間、画面のひび割れに備えられる。
限定補償でOKなら、AppleCare+に加入する必要はない。

ちなみに、私のiPhoneはもう少しすると購入から2年が経過します。もう少しすると、保険適用要件外となります。よって、新しいiPhoneに機種変した段階で、本保険を申し込みたいと思います。

私は「選べる無料保険」が利用できるカードを4枚保有していますが、全て、スマホ保険の分類では「最下位ランク」です。これらのうち、1枚を「スマホ保険」に割り当てる予定です(その他のカードは別の保険を適用)。

※三井住友系カードでも、「Visa LINE Payカード」「Visa LINE Payポイントプラス」は、選べる保険対象外なのでご注意を。

【最後に】三井住友カードを保有して、スマホ補償代金を浮かそう!

三井住友カードを保有し、「選べる無料保険」で「スマホ保険」を利用するなら、AppleCare+に加入する必要はないのではないでしょうか。

まだ、まだカードをお持ちでない方は、年会費無料の三井住友カード(NL)Oliveフレキシブルペイ を加入して、通信費をこのカードで払いましょう。

もし、可能なら、100万円利用で高還元率になる三井住友カードゴールド(NL)Oliveフレキシブルペイ ゴールドに加入した方がお得です。

各カードは保険に限らず、大きな保有特典があります。詳細は、記事を参考にしてください。

iPhone 15を少しでも安く買う方法

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