平均年間休暇日数は115日。休日を無駄に過ごして後悔しないための処方箋:「時間の使い方・思考法」と「やっておくべきお金のこと」

連休や休日の度、自分の人生に役立つことしようと考える方は多いのでは多いのではないでしょうか。

特に真面目な人は、休みに入る前日に、スキルアップ・収入アップのために「読書」「英語の勉強」「資格の勉強」「副業の検討/準備」などをしたいと考えます。

しかし、実際は、時間を浪費し何もなすこともないまま終わってしまう人が大半。裏を返せば、連休・休日を自己研鑽に使える人は、他に抜きん出、将来を有利にすることができます。そしてこれを実践しているのが「一流の人」たちです。

では、「高所得の一流」と「所得の低い三流」では、時間の近い方がどのように違うのでしょうか?

毎日ぐうたらTV・Youtube三昧で過ごしてしまって休み明けに後悔しないために、著書「年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる」を参考に、時間をどう使うべきか考えてみます。また、物価高で家計が苦しくなる昨今を生き抜くためにも、やっておきたい「お金のあれこれ」についても紹介します。

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2022年:連休カレンダー

画像引用:klook

まずは、日本には年間どのぐらい連休があるか、祝日・連休カレンダーで確認をしてみましょう。

日本は祝日が年間16日間。日本は休みが少ないと思われているかもしれませんが、海外と比べてみても、イギリスの国民の祝日は年8日、アメリカも年10日と日本のお休みは多いです。さらに、土日が加わることで、休みは多いのです。

これだけ休みがあれば、「有効に使う人」と「無駄に使う人」で人生に差がでてもおかしくないと、実感が持てるのではないでしょうか。

日米の金融市場休場カレンダー

具体的な休みの日(祝日名)は、以下の、日米祝日カレンダーと、休日への備え方(ヘッジの仕方)については以下の記事で紹介しています。

年収が低い三流の休日/オフタイムの過ごし方

年収が低い三流の方は、以下のような時間の過ごし方をしがちです。

三流のオフタイムの過ごし方

①家から出ず寝て過ごす   ⑥やることがないという理由で休みの日に出社 
②ゲームに没頭する     
③夜更かしする
④TVを見る
⑤飲み会で楽しむ

ドキッとした方も多いのではないでしょうか。①~⑤だらだら過ごすをもちろん、⑥のようにオンオフを楽しめなタイプも一流にはなれません。

会社の上層部・エリートを見ると、「なぜ、あの人はあれだけの仕事の成果を出しつつ、趣味を極める時間があるんだろう?」と思える人の割合が多くありませんか?一流の人は「休み方」もうまいのです。

年収の高い一流エリートのオンとオフ

年収の高い一流エリートのオンとオフ

一般的に、オン・オフについては、「仕事とプライベートの切り替えが必要」「オンとオフのメリハリが大事」と言われます。しかし、本当にできる一流のビジネスパーソンは、オンとオフのに対する根底思想がちょっと異なります。

スバ抜けて稼いでいる人、ズバ抜けて仕事ができる人には、オンとオフの「切り替え」「メリハリ」といった認識がないように見える人が多いのです。

仕事のストレスをオフで解消するのは三流

普通の人は、「仕事のストレスを発散させるために、オフタイムに気晴らしをしたり身体を休める」と考えます。しかし、これは典型的な三流の考え方。

一流エリートは、オンとオフは表裏一体であり、意識的に切り離すものではないと、意識、或いは、無意識で感じています。

だからといって、どんな時でも、仕事のことばかり考えているわけではありません。仕事をストレスにすることなく、利益を上げることをゲームで点数を稼いでいくかのように「ゲーム攻略」するかのように仕事を楽しんでいるのです。

こう考えられるようになれば、仕事も楽しみの一つ。スコアをアップさせるために敵の攻略法を真剣に考え、大胆に行動する。結果、儲かる。だから、益々仕事が好きになります。

勘違いしてはいけないのが、最初に好きな仕事を選んでいるわけではありません。仕事にゲーム感覚を取り入れることで、後から仕事が好きになっていくのです。

一流は休日も最大限楽しむ

さて、本日はゴルフ。しかし、今日はいまいち調子が上がらすミスショットが多いとします。
このようなとき、「今日はやーめた」と適当にあきらめたプレーをする人がいます。このような人にビジネスで大きな成功をなし得ている人はいません。

なぜなら、これは、「うまくいかないとすぐあきらめる」思考のある人で、遊びでも仕事でも、少しつまずくと投げ出すからです。

思う通りに進まないとモチベーションが下がる。これらはその人の「思考の癖」です。このような思考は遊びでも仕事でも同じように現れます。

このような「思考の癖」の改善に効くのが、「健康」であり「よい習慣」です。

仕事・人生のモチベーションは「脳」と「心」で大きく変わる

仕事のモチベーションは「脳」と「心」で大きく変わる

仕事・人生のモチベーションを上げるには、「脳」や「心(メンタル・感情)」を万全な状態に保つことが極めて大事です。脳も心も晴れやかでなければ、前向きな気持ちになれないからです。

だからこそ、ストレスや不摂生で溜まった「脳」と「心」のゴミを取る術を身につける必要がありますが、どのようにしたらよいでしょうか?

脳・心を整えるには「運動」が効く

感情やメンタルを正常化、さらには強化する上で大事なのが、「運動」です。これは多くの人がその重要性を説いています。

休日や平日の夜、経営者やエリートが、ジョギングやジムで汗を流すのも、彼らは運動が脳と心を整えるばかりか、ポジティブにし、それが、仕事の成果にもつながることを知っているからです。当然、仕事で成果を出すスキルがUPすれば、それは、年収アップにもつながっていきます。

運動は、メンタル・集中力・記憶力・創造性など、あらゆることに効果的です。下記著書では、運動で得られる効果をエビデンスとともに丁寧に紹介しています。

「運動」で得られる効果

・集中力が増す          
・老化を抑制する     
・気持ちが晴れやかになる
・不安やストレスが減る
・やる気を起こす
・記憶力が向上する
・創造性が増す
・知能が高まる
・疲労が少ない身体にする
・認知症の発症率を減らす
・高血圧、高血糖を改善する

まずは、ストレッチ・散歩でもいいので始めてみましょう。ストレッチ・筋トレ・エクササイズを加速するおすすめグッズや本をまとめて紹介しているのでご参考に。

お金について考える・見直す

運動にはメンタルや脳への刺激という観点で様々な効果がありますが、すぐに効果が出るわけではありません。継続が必要です。

一方で、もっと即効性のある休日の使い方として行いたいのが、「お金の管理法の見直し(支出見直し、資産運用)」や「お金の勉強」です。

特に日々忙しいビジネスマンの方に問いたいのは、「ビジネスの戦略を考えるのと同等に、自分の生き方の戦略を考えるのに時間を使っているか」ということです。多くの人は、この重要な「自分の生き方戦略」、特に「人生のお金戦略」を考えることに時間を使っていません。いや、考えているという人も、それはただ悩んでいるだけ(アクションが伴っていない)です。具体的にアクションを起こさない限り、自体が好転することはありません。

ただし、「お金戦略」と言われても、全く知識がないと難しいと思います。そこで、短時間でも実現可能なことを中心に、休みという時間を使ってやるべきことを紹介します。

人生を有利にする、休日にやるべき「お金のこと」

【短時間でも可能】家計の見直し
【短時間でも可能】クレジットカード・電子マネーの有効利用と見直し
【短期~中期的】老後資金を考える(出口戦略から考える)
【いますぐ始められるが長期にわたって】人生に役立つ本を読む

【短時間でも可能】家計の見直し

今の時代、銀行の残高が増えることだけ考えていてもお金は増えません。銀行利息より、無駄を省き、かつ、ポイントを獲得する方が圧倒的にリターンが出ます。

まずは、支出を絞ることが大切。例えば、無駄な保険を掛けたりしていませんか?この無駄を省くだけで年間の支出が減ります。以下記事では、様々な収支の見直しのヒントを紹介しています。

【短時間でも可能】クレジットカード・電子マネーの利用と見直し

今の時代、「現金払い」は明らかに損です。クレカや電子マネーに切り替えてポイントを貯める習慣をつけましょう。

一方で、クレジットカードや電子マネーで支払いをしている人も、特に2022年春様々なカードが改悪されているので「クレカは見直し」は必須です。お得と思っていて使っていたはずが、ポイントが激減していたということになりかねません。

以下では、私が見直しながら使っているクレジットカードや、生活資金の管理先(金利の高い銀行口座)について紹介しています。

以下では、今開催中のお得なキャンペーンなどを紹介しています。ただチャージするだけでポイントがもらえるものも多いので、活用してください。

【短期~中期的】老後資金を考える

多くの人が、漠然と、しかし、重く悩んでいるのが「老後資金」です。これは、リタイアまでもう少しの人だけの悩みではなく、職を持つ若い人にも共通の悩みです。
老後資金は、何をどう考えたらいいかもわからず、漠然と悩んでいる人が大半です。これでは、得体の知れないお化けのように、何十年もあなたの大きな悩みとして、心や脳を占拠し続けることになります。

この悩みを軽くする方法は、具体的に老後資金について考えてみること。まずは、いくらあればどうなるかを知るために、出口戦略から考えてみてはどうでしょうか。

最近、とても良い本に出合いました。以下の本です。

私はこの本をもとに、実際に老後資金のシミュレーション表を作ってみました。その結果、自分のゴールが見え、それにより具体的に何をすればいいかがクリアになりました。
以下はその元になる出口戦略とそのシミュレーションです。実際には、ご自身の例にあてはめて考えてみることが大事ですが、それを考える一助となるはずです。

まずは、これをベースに、自分はいくら貯めたらいいのかを考えてみてはいかがでしょうか。具体的に考えてみると、自分のやるべきこと、学ぶべき知識も見えてきます。

【いますぐ始められるが長期にわたって】人生に役立つ本を読む

読書は1日にして何とかなるものではありませんが、コツコツ行えば、必ず人生のプラスになります。
以下記事では、おすすめのマネー本・投資本を50冊強紹介しています。

最後に

今回は、連休や休日を無駄にしないために、一流の方の時間の過ごし方と考え方・習慣、および、期間を利用してやっておきたい「お金の見直し」について紹介しました。
少しでも、あなたの人生のプラスになれば、幸いです。

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