
日経電子版に「つみたてNISA」に関する興味深い記事がありました。
2018年1月にスタートしたつみたてNISAを開始から3年半コツコツ続けていたら、その運用成果がどうなったかの調査データです。
3年半の間、2020年3月にコロナショックという大暴落を経て現在に至っていますが、なんと、最大70万円の含み益!
今回は、このつみたてNISAの運用結果分析と、この分析からわかること・学べること・今後懸念すべきこと(私の考え)をまとめて紹介します。
目次
3年半で含み益、最大70万円に
調査は以下の前提で調べられています。
・積立期間は18年1月から21年6月までの42カ月
・分析銘柄は、18年1月末時点でのつみたてNISAに採用されていた140ファンド
・毎月3万3333円分を買付(年間非課税枠40万円を最大限活用)⇒ 合計積立額約140万円
・毎月月末の基準価格でコツコツ買い続けたと想定
含み益ランキング
含み益のランキングは、上図の通り。
この3年半、コロナショックで一時世界は騒然としましたが、コロナショック後は特に米国株式クラスが素晴らしい上昇を見せたので、上位ランキングしたのは、米国株式に投資するファンドや、米国株式を含む先進国ファンドとなっています。
驚くべきことに、分析対象となった対象ファンド140本中なんと139ファンドが含み益。
積立額と含み益の推移
最も含み益が多くなった「楽天・全米株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)>」で、含み益が約70万円。
3年半の積立と評価額の推移を見ると、2020年3月コロナショック時に一瞬マイナスになりましたが、あっというまにプラ転し、2021年6月末時点ではその損益が、210.6/140.0=+150.43%となっています。
つみたてNISAは非課税ですから、約70万円はまるまる非課税です。
ちなみに、私がつみたてNISAで積立てている銘柄は10位にはランクしていませんでした。残念。
私の現在のつみたてNISA、iDeCo他の積立銘柄はこちらの記事に記載しています。
この結果から学べること
大事なのは、このランキング結果をみて、将来の投資のために何を学ぶかです。
安易な売却はNG
この結果からはわかるのは、最も割を食ったのは、「コロナショックという大暴落」に怯えて、全ファンドを売却。その後、つみたて復帰できなかった人たちです。
つみたてNISAは長期投資を前提とした優遇税制制度です。
iDeCoと異なり、60歳まで引き出せないという制約はなく、途中売却が可能な投資ですが、もし、収入のあるうちは何十年にわたって積立を継続したい投資です。
このような投資の場合は、安易に方針を転換して途中売却をしてしまうと、多くの場合、数年して振り返ったら後悔する結果となります。これは、コロナショックに限らず、リーマンショックのときも同じです。
資本主義経済の元、世界は途中、不況に見舞われることがあっても、大きな流れを見れば右肩上がりに成長しています。老後収入がなくなる手前までは、それに乗り続けた方が多くの場合、得します。
暴落時に安易に売却しないための処方箋
暴落で手放さないためには、積立投資のベストシナリオを知ってくと良いです。これを理解すれば、暴落時は安く仕込むチャンス!と見方を逆転できます。詳細は以下の記事にてご確認を。
今後注意すべきこと
もう1点、この結果を受けて注意すべきは、「米国株式系」のパフォーマンスがいいからと今から安易に乗り換えてはいけないということです。
米国株は既に割高水準
詳細は以下の記事に記載しましたが、米国株は既に割高水準です。
そして、パフォーマンスのよい資産クラスは毎年入れ替わることは歴史が証明しています。
米国株式(S&P500)の現在の水準が、過去に比べてどのぐらい高いかは、以下の記事にまとめているので、ご興味のある方はご確認ください。
これから何に投資すべきか?私の考え
米国株式ファンドはだめなら何に投資したらいいのか?と大いに悩んでしまう人も多いでしょう。
私も、何が正解かはわかりません。
どの資産クラスが今後よいかわからない場合は、「全世界株ファンド」に投資するのが一つの方法だと私は考えています。
ちなみに私は、つみたてNISAは楽天証券で「eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)」1銘柄に、クレカポイントを獲得しながら投資しています。
遅ればせながら、2021年7月からは、SBI証券でもクレカ投資がスタート。クレカ積立はつかわにゃ損ですので、有効にご活用を!
最後に
今回は、開始から3年半のNISAのリターン結果、および、この分析結果からわかること・学べること・今後懸念すべきことを私なりにまとめました。
まだ、NISA、iDeCoなど非課税投資を始めていない方は、今すぐアクションを起こしましょう。まずは、非課税投資を始めることが大事です。
つみたてNISA おすすめ金融機関
※マネックス証券調べ、2022年3月1日現在
※主要ネット証券(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、楽天証券、マネックス証券)の比較
※ スタンダードカードでの比較(ゴールド、プラチナは除く)
マネックス証券:NISAキャンペーン(3/31まで)
只今、マネックス証券では「500ポイントがもらえる!NISAで投信積立デビューキャンペーン」が開催中です。
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