仮想通貨界隈で、耳にすることが多くなったDeFi(ディーファイ)。
DeFiとは、Decentralized Financeの頭文字を取った略字で、日本語では一般的に、「分散型金融」と呼ばれます。集権的な管理者が存在せず、国家、利用者のバックグラウンド(与信)などもなく誰にでもオープンに開かれています。
故、DeFi型の分散型取引所DEX(Decentralized EXchange)を利用する場合は、例えば、coincheckやbitFlyerのような管理者のもとで機能する中央集権型取引所CEX(Centralized EXchange)と異なり、本人確認のための身分証明書などを提出する必要は全くありません。仮想通貨を保有し、そのネットワークを使う使用料(Gas代)を払えば、簡単に利用することができます。
さて、このDeFiでは、従来からある金融市場では考えられないような高利回りな運用ができるため、その方法について学びたいとお考えの方は多いと思いますが、新しい金融であり、その多くが海外発でサービスが始まっている(情報の多くが英語)であるため、なかなか学びにくいのが現状です。
ブログやSNSで情報を発信されている方もいらっしゃいますが、初心者が「体系的に1から学ぶ」のも非常に苦労します。
そこで、本記事では、DeFiでの運用・投資を始めてみたい向けのKindle本を紹介。合わせて、読んでおくとよい、仮想通貨書籍も合わせて紹介します。
目次
DeFiについて学ぶための入門書(DeFi本)
DeFiについて学ぶためのDeFi本を3冊紹介します。
DeFi入門
Kindle Unlimited 対象本
eFiに関する基本の「キ」が学べ一冊。以下について優しく解説されています。
・DeFiの仕組み(Uniswapを例に)
・Pancakeswapの始め方
2021年2月時点の情報なども載っているので、情報として古くありません。とりあえず、DeFiについて学びたいという方にはぴったりの本です。
DeFi実践編
Kindle Unlimited 対象本
DeFi 超入門の続編となるDeFiはじめてユーザの実践編。以下の流れでPancakeSwapでパンケーキ職人になる方法が図解されています。
❶Binanceの口座開設
❷国内仮想通貨取引所からBinanceへBTCなどを送金
❸BinanceでBNBを購入
❹MetaMaskの設定
❺BTCとBNBをMetamaskのBSCウォレットに送付
❻BTCをVenusへ預入
❼VenusでのBUSDとVAIの借入
❽PancakeSwapでLPトークンを作り、流動性供給
❾CAKEの収穫と複利運用
上記のキーワードを見て頭が「???」だらけになった人でも、図解の通りに進めば、パンケーキが焼ける流れが解説されています。
イールドファーミング完全入門マニュアル
Kindle Unlimited 対象本
上記した「DeFi超入門」、「DeFi実践編」は 「PancakeSwap」によるDeFi運用について解説されていますが、本書では、同じくBinance Smart Chain(BSC)上で取引ができる「NarwhalSwap」でのイールドファーミングについて紹介しています。
初心者の場合、1冊の解説書を読んだだけでは、全体像、全体の流れ、最重要情報が何なのかはわかりにくいものです。
しかし、例えば、coincheckやbitFlyerのいずれか1つを経験すれば、取引画面は異なっていても、もう一方の取引所でどのようにビットコインを買えばいいかは、見ればおおよそわかりますよね。これと同じように、PancakeSwap も NarwhalSwap も基礎知識、初期設定、運用の注意点は同じです。これら2つの運用の流れを理解することで、これらとは異なる他のDEXでも、「あのサービスとほぼ同じね」といった具合に運用を始めることができるでしょう。
正直、DeFiの運用は、本を読んだだけではわかりません。
実際に本を見ながらでいいので、実際に設定をし、実際の仮想通貨を市場に投じて、どのようにファーミングされていくかを実体験しないと実感しにくい。手を動かしてなんぼです。
まずは、手数料の安いBSC上のPancakeSwapを利用してみることをお勧めします。(UniswapなどETH系のDeFiは手数料が高くて、初心者向きではありません)
DeFiに興味はあるけど、ちょっと私には無理そう…そう思われた方も多くないはず。
そんな方は、まずは、海外サービスを利用してレンディングやステーキングを始めてみてはいかがでしょうか。日本の仮想通貨取引所に預けるより、利率が良いです。
Metamaskなどのウォレット不要で初心者でも「送金」さえ行えれば運用が始められます。
以下は私も利用しているサービスです。
・coinloan:様々な主要通貨のレンディングが可能。金利固定がありがたい
・SwissBorg:$BTC、$ETHと$CHSBのレンディングが可能
仮想通貨投資について学ぶための本
なんだかわからないものへ投資するのって、怖いですよね?仮想通貨は、レバレッジが高く値動きが激しいため、投資している対象が何なのかわからないと、グリップ強く握る(保有)し続けることが困難。怖くなっては手放すを繰り返していては、資産は増えることはありません。
基礎的な知識を付けるうえで読んでおくとよい、仮想通貨やブロックチェーンについて学ぶためのおすすめ本を紹介します。
億り人ハイパーニートポインの 仮想通貨1年生の教科書
実際に仮想通貨投資で億り人になったポインさんの仮想通貨本。投資家目線で仮想通貨投資について書かれているので、仮想通貨投資をするなら読んでおいて損はありません。
仮想通貨で勝つすごい指針
上記の本同様、資産を1000倍に増やした仮想通貨界隈で有名な投資家さんの本です。確実に資産を増やすために絶対に知っておくべき「これからの勝ち方」が解説されています。
これ1冊で大丈夫! 仮想通貨の確定申告がわかる本
暗号資産に詳しい税理士が教える暗号資産の税金の本。国税庁より公表された「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(情報)」(令和2年12月)対応。令和3年申告用に!
仮想通貨トレード法人の設立と節税
仮想通貨に特化して法人設立から節税全般についてまとめた本。仮想通貨トレード法人の、設立手順からメリット、デメリット、設立後の運用、節税方法まで網羅的に解説。 税金・節税にお困りの方は是非。
未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス
Kindle Unlimited 対象本
ブロックチェーンが社会に浸透すると何が変わるか?現在どのようなビジネス活用が実現しつつあるのか?新技術が社会にもたらすインパクトはどのようなものか?など、単に仮想通貨だけでなく、ブロックチェーンが変える未来の世界が分かる本です。
暗号通貨VS.国家 ビットコインは終わらない
Kindle Unlimited 対象本
仮想通貨を今一度勉強したい人のための本。ビットコイン、ブロックチェーンの設計思想のすばらしさを非常にわかりやすく解説。暗号通貨というとデジタル/ロジカルな金融というイメージですが、ハードフォークなど、その裏にはめちゃくちゃ人間臭いがあることなどが分かって、面白い。
最後
今回は、DeFi運用や仮想通貨全般に役立つ本を紹介しました。
Kindle Unlimited 対象本のマークのある本はAmazonの本の読み放題サービスKindle Unlimited の対象本です。
30日間は体験無料など、キャンペーンを実施しています。事前に知ってきたい解約方法についても、以下の記事で紹介しているので、賢く利用して知識を取得ください!