南海トラフ地震・首都圏直下型地震の発生確率は30年内に70%以上。震度5/6/7で想定される状況を頭に入れよ
▼シェア&フォローする▼

日本の国土を襲う地震

特にその中でも日本に大打撃を与えると言われているのが、未曽有の巨大地震である「南海トラフ巨大地震」、首都圏を直撃する「首都直下型地震」あり、共に、今後30年以内の発生確率が70~80%と言われています。

いまこうしている間にも、次の地震に向けて、プレート境界にかかる力は少しずつ増加している。

ほぼ間違いなく発生する巨大地震に対して、私たち個人が第一に心掛けるべきことは、「自らの安全、すなわち、命を守ること」です。そして、そのために大切なのが、地震発生時にパニックにならずに適切な行動がとれることです。

そのために大事なのが、「震度5・6・7で想定される状況を頭に入れておくこと」です。

避けられない大地震発生で固まって身動きが取れなくなってしまわないように、頭に入れておきたいことを紹介します。

地震発生でパニックにならないために

人間が最も恐怖を感じるのは「わからない」ことです。最悪な場合、わからない不安はパニックを引き起こし、自らの命を危険にさらすことになるとも限りません。

地震発生時に不安を押さえ、身を守る助けとなるのは、どの程度の揺れでモノや建物が倒壊する危険があるのか、そしてそれが震度いくつに当たるのかを頭に入れておくことです。

少なくとも、「震度とゆれ、その危険度」のイメージが、これがしっかり頭に入っていれば、地震時に身を守るためにどう行動すべきか、地震緊急速報を待たずに、自らの力でおおよその判断ができます。

震度とそのゆれ方を把握する

震度は、地震の揺れの強弱の程度を数値化したものですが、何段階あるかご存知でしょうか。

答えは、10段階(階級)。「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級です。

震度とゆれの状況

気象庁のホームページでは、「震度とゆれの状況」がイラスト付きで解説されています。


※クリックで拡大表示

震度5までなら、死や大けがのリスクは少ない

この中で、大事なのが震度5、6、7の揺れの違いです。特に、死や大けが、建物の破損・倒壊リスクがぐっと高くなるレベルは「震度6」以上になります。

前節で示した図を元に、ざっくりと、震度5,6,7のポイントをまとめると次のようになります。

震度とゆれの状況のイメージ

【震度5】:恐怖を感じ、つかまりたいと感じるレベル。ただし、一般的な建物が大きく破損することはない。よほどの不運が重ならない限り、建物内にいて死に至ったり、大けがをする可能性は少ない。むしろ、補強されていないブロック塀がある場合は、外に逃げる方がリスク。

【震度6】:もはや立っているのが困難。固定していない家具は移動し、耐震背の低い木造建物は破損するものが出てくる

【震度7】:耐震性の低い鉄筋コンクリート造りの建物にも倒壊が発生

震度と揺れのイメージをしっかりと頭に入れておくことで、緊急速報で発表される震度に合わせて、その時、自分がどう動けば命を守れるのか、パニックになることを押さえつつ、適切な方法が思い描ける可能性は高くなります。

しっかり、ご自身の頭にゆれと被害のイメージをたたき込んでおきましょう。

激甚災害からご自身・家族を守るには

激甚災害で最も大事なことは、冒頭でも述べた通り、「命を守ること」。あなたご自身、そして家族の身を守るためには、当たり前ですが、日ごろの備えが欠かせません。

そのためには、日ごろから防災意識を持ち、それを家族や身内と共有しておくことが欠かせません。

ご自宅の対策

高い棚の転倒防止、防災バッグの準備、3日分の食料の確保は必須。不安に陥らないためには、スマホのモバイルバッテリー、トイレットペーパーの備蓄なども非常に大事です。

生活圏の環境把握

東日本大震災時に多くの人が思い知ったのが、大地震が日中に起きると、外出先から自宅に帰ることすらままならないこと。家族のもとに帰るためにも、自身の生活圏、活動範囲の環境をしっかりと把握することが大切です。これは、土地勘を養い、耐震性・火災・水害・交通渋滞など、どのエリアに弱点がありそうかを把握に役立ちます。ご自宅周辺は、健康を兼ねて散歩することで、日ごろから、土地勘を養っておきましょう。

最後に

今回は、日本人は避けて通れない地震から身を守るために、普段から認識してきたい「震度とゆれ、その危険度」のイメージについて紹介するとともに、日ごろから持ちたい災害意識について紹介しました。
少しでもご自身の身を守るお役に立てれば幸いです。