冬のテレワーク・在宅勤務の悩み「デスク周りの寒さ対策」
足元が寒くて集中できない
部屋が寒い
長時間の暖房器具使用で電気代が心配 など様々な悩みがあります。特に今年は電気代が高騰。暖房による電気代上昇が心配です。
暖房は、部屋全体を温める暖房と、部分を温める暖房を使い分けて使うと「省エネ」につながります。また、最近は電熱グッズ・ウェアを上手に利用すると省電力で身体を直接温められます。
■全体暖房 :エアコン、石油ファンヒーター、オイルヒーター 等
■部分暖房
デスク下暖房 :デスク下 ホットカーペット、パネルヒーター、一人こたつ 等
電熱グッズ :電熱ブランケット、電熱スリッパ・ソックス、電熱ベスト、電気パンツ 等
あったかウェア:着る毛布、ルームソックス 等
湿度を上げる :加湿器
本記事では、快適性はもちろん、電気代や導入コストなども考慮した上でおすすめの暖房機器を紹介します。
目次
部屋全体を温める部屋暖房
まず最初に、部屋全体を温める部屋暖房機器を見ていきましょう。
実は総合的に電気代が安いエアコン
冬の暖房器具の代表格といえば「エアコン」。
冬の暖房は電気代がかかると使用を控えるご家庭もありますが、部屋全体を暖めるという観点から、エアコンはどの暖房器具よりも効率が良く、電気代が安く済みます。その理由は、気体の圧縮により熱を、膨張により冷気を発生することにより、少ない電気量で部屋を暖かくしたり、涼しくしたりすることができるからです。
故、エアコンがある部屋は、エアコンをメイン暖房として使いましょう特に、デスクワークの場合、設定温度を上げ過ぎると電気代がかかるばかりか、頭もぼっ~として非効率。足元暖房を取り入れましょう(おすすめ品は後述)。
エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は、以下に詳細をまとめているのでご確認を。ちなみに在宅ワークの我が家の年間の電気代も紹介します。明らかに今年は電気代が前年よりUPしています。
エアコンがない部屋のおすすめ部屋暖房
エアコンがない部屋の場合、ランニングコストが安いのは、石油ファンヒーターやガスファンヒーターです。
しかし、賃貸などの場合、灯油を使う暖房器具は利用が禁止されていたり、灯油の購入・置き場に困ります。首都圏などでは、実質的に電気による暖房に頼らざるを得ないというのが実情でしょう。
その場合、おすすめの暖房器具はオイルファンヒーター。即暖性はありませんが、快適な温かさを得やすい暖房器具です。火を使わないので安全性も高く、音・風・ニオイもありません。
電気代1時間約16円。省エネ性が賢すぎると話題のオイルレスヒーター
オイルヒーターもハイテク化が進んでいます。以下の商品は、今年注目されている、エコ機能つきオイルレスヒーターです。細かく出力調整をして、温まり過ぎを防ぎ、節電します。WiFi接続で、アプリを利用して電源ON/OFFや温度/電力レベルの調整、スケジュール運転などの基本操作がすべて行えます。
低価格オイルヒーター
その他、価格が低めの商品も紹介します。
過去に3畳の書斎で、デロンギの小型オイルヒーターを使っていましたが、一度温まるとマイルドな温かさで快適でした。なお、セラミックファンヒーターなどを使った経験もありますが、電気がものすごくて1年で使用を辞めました。ハロゲンヒーターは狭い部屋だと距離が確保できないと危険な感じがしてやめました。
室内の空気を素早く循環:サーキュレーター
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に…これでは最も寒い足元は温まらず、頭ばかりがぼーっとして非効率。だからこそ上手に利用したいのがサーキュレーター。
以下は、MONOQLO (モノクロ) ベストバイオブ・ザ・イヤー2022年末特大号でベストバイ品として選ばれたサーキュレーター。パワフル活良質な風で室内の空気を循環。冬の部屋干しにも大活躍です。
足元暖房・下半身暖房におすすめなデスク下暖房
在宅ワークやテレワークの場合、最も寒さを感じるのは「デスク下の足元」。
足元を温める部分暖房(補助暖房)を導入すれば、頭は熱さでぼっとすることなく、電気代も抑えて身体を温めることができます。以下では、Amazon評価・評価件数が多い売れ筋品からおすすめを紹介します。
ミニホットカーペット(ホットマット)
ミニホットカーペットは座布団サイズの一人用のカーペット。足を温めたい場合は床にに、お尻から腰の冷えを防ぎたい場合は椅子の上に設置することで、下半身を快適に温められます。
導入コストが4000円程度と安く、電気代も極めて安いのが魅了。さらに、座布団サイズなので、オフシーズンも簡単に片づけられます。
以下のアイリスオーヤマ品が一番人気です。
2022年はこれを購入。スタンディングデスクで仕事をしていますが、
立っているときは、床に敷いて、足裏ぬくぬく
座っているときは、椅子に敷いて、お尻ぬくぬく(+電気ひざ掛け使用)
です。小さいので持ち運びも便利。リラックスタイムはソファで使用しています。
パネルヒーター
パネルヒーターは、デスク下に立てて使用する赤外線ヒーター。広げて床に敷けば床暖にもなります。ミニホットカーペットに比べると、パネル面積が広い分、電気代は少し高くなりますが、足元全体を温められます。ブランケット・ひざ掛けと一緒に使えば、簡易こたつとして使え、熱が逃げにくいので電気代も安くて済みます。
パネルヒーターもアイリスオーヤマ品が人気です。
2022年新しく登場したのがドーム型のパネルヒーター。従来のパネルヒーターは脚の裏側が寒いままでしたが、ドーム型なら脚全体があったかい!デスクチェアーでもソファーでも一人こたつの出来上がり!
フットウォーマー
フットウォーマーは、足首まですっぽり包んで足元を暖める暖房器具です。暖かくふわふわのウォーマーの中には、温度調整できるヒーターが組み込まれており、足元を効率的に温めます。多くのタイプは数段階のの温度調節機能、時間タイマーOFF機能などがついています。
ホット足入れヒーター
ホット足入れヒーターは、下半身をすっぽり包み込み、足を温めるヒーターです。一人用の「どこでもこたつ」ともいえる商品で、すぐに暖かくなるのが特徴。多くの商品は、数段階の温度調節機能がついています。
電気ひざ掛け・電気毛布
電気ブランケットの魅力は、暖めたい部分を自由に選べること。冷えやすい足元やつらい腰回り、だけでなく時には方肩にかけて上半身を温めることも可能です。また、デザインがいろいろあるのも魅力の一つ。電気代も極めて格安です。下記商品は、Amazonでも売れ筋品です。
2022年は、電気代を押さえるために、こたつと電気毛布が非常に売れています。確かにこれらは電気効率がいい。ただ、仕事の場合は、こたつだと寝転んで寝てしまう危険大。また、個人的には「床にモノを置かない」主義なので、使っていません。
装着して温かい!モバイルバッテリー付き電熱グッズ
昨年、非常に増えたあったかアイテムと言えば電熱グッズ。モバイルバッテリー搭載で、コードレスなので装着したままの移動が可能。電熱ベスト・電熱パンツ・電熱ソックスは着たまま外出が可能。徒歩はもちろん、風が冷たいバイク・自転車移動・アウトドアにも重宝します。
電熱スリッパ
モバイルバッテリー付きのコードレスフットウォーマー(電気スリッパ)ならば、チャージさえしておけば、スリッパのように履いたまま、家内を移動できます。移動時も履いたままで移動できて便利です。
電熱ブランケットランケット
ラッピング可能&モバイルバッテリー付きタイプなら、ズリ落ち防止ができて保温性も抜群。身体に装着したまま移動もできます。デスクだけでなく、ソファー、ダイニングチェアーでなどいろんな場所で気軽に利用できます。
電熱ベスト
昨年爆発的に種類が増えました。MONOQLO (モノクロ) 推薦のベストバイは、山善の暖かダウンインナーベスト。デザイン性・機能性・使い勝手が7製品中1位と評価されています。下記は、それにモバイルバッテリーが付いたタイプです。
インナーとして着るタイプだけでなく、上に着るタイプ、フリースタイプなど、いろいろ種類があります。外でも着るなら、ジャケットタイプがいいですね。
電熱パンツ・電熱スカート
8か所についたヒーターで下半身を温めてくれるパンツ。部分を指定して温めることもできます。冬のアウトドアでも寒さ知らずです。
電熱ソックス
身体は大丈夫だけど、足だけとにかく冷たいという人におすすめなのが電熱ソックス。もちろん、洗えます。
充電カイロ
使い捨てカイロはごみを出すのでエコではありませんし、都度、購入が必要です。そんな問題を解決してくれるのが充電カイロ。私も充電カイロを持っていますが、デスクワーク中だけでなく、長時間、寒さに耐える必要がある冬の旅行でも重宝しています。未使用時は、スマホなどの充電バッテリーとしても使えます。
2022年に新しく新登場して売れているのが、2つに分かれる充電カイロ。これなら、右・左のジャケットに入れて手を温められます。先端冷え性の方は是非。
電気も不要!あったかウエア・グッズ
ここまでで利用した商品は、電気の力を使って温める商品でした。ここからは、電気も使用しないあったかウェア・グッズを紹介します。
着る毛布
全身毛布につつまれたいなら、以下のような商品もあります。これなら、電気代の節約、間違いなしです。
足の冷えない靴下
MONOQLO (モノクロ) でもベストバイに選ばれたのが以下の2商品。
共に、メンズだけではなくレディス用もあります。
足の冷えない不思議なくつ下 レギュラー 厚手タイプを使用してみたのですが、想像以上に暖かかくてびっくり😲今まではいていた厚手のソックスは何だったんだ…という感じです。もっと早く買えばよかった…最近の私のファッション商品の選び方は「デザインより機能優先」です。
厚手ソックスは靴履きした時に窮屈にならないか心配ですが、スポーツシューズの場合は問題なし。長時間歩く旅行をしましたが、厚手ソックスがクッションとなって、普通のソックスより足が楽でした。革靴など余裕のないシューズを履く場合、「足の冷えない不思議なくつ下」はソックスの厚さ、長さ、サイズの異なる様々なタイプがいろいろあるので、商品ラインナップを確認するといいと思いますよ。
ルームソックス
私も冬はルームソックスを使用。スタンディングデスクで使っても、足裏に弾力性があるので、足が疲れにくいといった効果もあります。
デスクワークで足元が寒いなら、ロングブーツタイプもおすすめです。
太平洋側は部屋の加湿で温かさUP
太平洋側の場合、冬は乾燥が進みます。乾燥すると、肌の乾燥が進むばかりか、蒸発時に熱が奪われるため体温が低下しやすくなります。
乾燥しすぎないように、加湿器を上手に利用しましょう。体感温度が高く感じられるだけでなく、ウイルス・コロナ感染にも効果があります。消費電力は低く、一日12時間使用しても電気代は数円です。
なお、MONOQLO (モノクロ) でもベストバイに選ばれたのは以下の商品。卓上タイプなら文句なしと評価。タンクの口が広く洗えて衛生面でも安心なところが評価されています。
最後に
今回は、在宅ワーク、テレワークの寒さ対策として、電気代が安く、導入コストも安いおすすめ暖房器具を紹介しました。
寒さを我慢していてはいい仕事はできません。快適に仕事をするためにも、上手にご利用を。
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