株式市場は底をつけたのか!? 大暴落は一生に数度の大バーゲン、世界の超富裕層が株式爆買い。暴落時の長期投資戦略

新型コロナウイルスを発端とする2020年3月の大暴落。

感染警戒が早く始まり対策も進む日本市場は米国市場より先に下落が止まって底堅さを見せましたが、3月24日、日経平均株価は大幅に続伸し、前日比1204円57銭(7.13%)高の1万8092円35銭と、7営業日ぶりに1万8000円台を回復した。。一日の上昇幅としては2015年9月9日(1343円高)以来、約4年半ぶりで、歴代9位の大きさだそうです。先物売りなどの短期的なショートカバー(買戻し)が加速したようです。

これを受けて、欧州・米国株式も反発。米ダウは一時20,000ドルを超える反発を見せています。

さて、今回の新型コロナウイルスを発端とする世界株式大暴落ですが、世界景気の悪化懸念はこれから本格的に出始めるものと考えられますが、一方で、株式相場は景気の先行指標でもあります。ここで、今回のコロナショックにおける主要株式指数の下落っぷりをチャート確認します。また、また、大暴落時の長期投資についても私の意見を記載しました。

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一生に1度の大バーゲン!?世界の超富裕層が株式爆買い

2020年3月20日のBloomberg記事にて、『「一生に1度の大バーゲン」、世界の超富裕層が株式爆買い』が報じられています。

記事によると、世界各地の市場が混乱する中で、世界の超富裕層の一部は投資先企業の株式を購入。投資の神様ウォーレン・バフェット氏や、物言う株主カール・アイカーン氏などが、合計10億ドル(約1100億円)以上を投資。 アックマン氏は18日、「現在の危機が正しく制御されるなら、一生に1度あるかどうかの大バーゲンだ」とツイートしています。

なお、バフェット氏などは早くから暴落を見越して現金比率を高めていました。

主要チャート:月足

まずは長期の月足ベースで、米ダウ、S&P、ナスダック、日経平均、VIX指数を振り返ってみます。

※各チャート、クリックで拡大表示
※リーマンショック後の最安値から直近最高値でフィボナッチ線を表示

コロナショック暴落分析概要

  • 最も、上記4つの株式指数で最も、フィボナッチ割合における下落率が激しかったのは米ダウ。50%弱下落
  • NASDAQの下落率はあまり大きくない
  • VIX指数はリーマンショックに次ぐ高騰を見せる。最大85まで上昇
  • 下落にかかった期間がリーマンショックに比べて圧倒的に短い

米ダウ

S&P

印は暴落の予兆:ヒンデンブルグオーメン点灯日です。
参考HP 暴落の予兆「ヒンデンブルグオーメン」とは

ナスダック

日経平均

VIX指数

恐怖指数VIX指数のリアルタイムチャートを見るアプリ/PCサイト
VIX指数をリアルタイムで見たいけれど、どこで見れる?とお探しの方は以下のサイトに情報をまとめましたのでご確認を。
VIX指数の投資ができるツール・アプリについても紹介しています。

主要チャート:日足チャート

米ダウ

S&P

ナスダック

日経平均

VIX指数

投資成功者は大暴落で儲ける

7~10年ぐらいのサイクルで株式相場は大きな下落をしてきています。記憶に新しいところでは、2003年の金融ショック、2008年のリーマン・ショックがありますが、このような下落相場をチャンスと、果敢に相場に挑んだ長期投資家が結果的には資産を増やしています。

歴史は繰り返すとするなら、今回のコロナショックも同じように株価は一定の時間を経て最高値を更新していきます。特に米国株式は日本株式と異なり、暴落があってもその度に復活。着実に高値を更新するきれいなチャートを形成しています。世界の人口が増加する限り、資本主義経済が継続する限り、世界成長と共に株価は上昇するのですから。

以下のグラフは端的に「長期投資が株式投資の王道」であることを示しています。

詳細は以下の記事にてご確認ください。

大暴落時の長期投資戦略

今現在、世界の株式は一旦の反発を見せましたが、これが本当の底か、断言はできません。今後、一旦反発しても、二番底をつける可能性はありますが、長期的に株式市場は上昇をしてきます。

故、今後、もう少し下落する可能性があることも考慮に入れながら、時間的に分散投資をするのが正しい長期投資戦略になるのかと思います。

高配当銘柄を狙うもよし、世界インデックス、米国株式インデックスを買うもよし、インデックス投信などに資金を投入してみてはいかがでしょうか。

いきなり急反発してしまい、今買うのが怖いのであれば、楽天証券などにポイントがあるならポイント投資から始めてみてはいかがでしょうか。
以下は、私が暴落の最中、先日ポイント投資をした時の記事です。参考になれば幸いです。なお、ポイント投資で少額・お気楽投資なので、レバレッジインデックスに投資を行っています。長期投資には信託報酬の小さいインデックス投信に投資されることをお勧めします。