10月に入り、年末が意識される季節に突入してきました。「今年2021年の成果」も意識される時期です。
年末に向けて、より成果を上げ、良い成績で終えるため、投資家なら考えるであろうことが「年末に向けて何に投資すべきか」です。
私は、株・FX・仮想通貨・コモディティと、マーケットの垣根を超えて広く浅く投資を行っている個人投資家ですが、マーケットの垣根を超えて、今、何に投資すべきなのか、「投資先」と「その投資戦略」について、私の意見をまとめてみます。
目次
年末に向けて何に投資すべきか
私が、年末に向けて投資すべきと考えている投資対象は、ズバリ、「ビットコイン」「イーサリアム」。この2択だと思っています。
現在、ビットコインは一時650万円に到達。最高値700万円のターゲットに入ってきて来ましたが、まだまだ、それ以上に上がると思っています。そして、それに追随して、イーサリアムも上昇するものと思っています。
以下では、話をシンプルにするために、「ビットコイン」に絞って話を進めていきます(ビットコインが上がれば、イーサリアムも上がるので)。
上記意見を強くした理由・背景
「投資対象は、ビットコインとイーサリアムの2択」との意見を強くした背景は、著名な価格予測モデル「ストックフロー(S2F)モデル」の提唱者PlanB氏の予測の的中率です。
年初時の仮想通貨投資戦略
私はもともと、今年1月、F2Fモデル予測に基づき、以下のような投資戦略をたて、ビットコインの投資への投資を行ってきました。
2021年
・2021年央~2021年末までに、少なくとも投資資金分は売却して回収⇒再投資の原資
・残りは将来のインフレヘッジと更なる値上がりに期待して次の半減期+1年まで保有
・ただし、理論値の1.5倍(1500万円)まで上がるなら全売却
2022年以降
・税引後利益はビットコインに再投資
理想の買いタイミングは最高値から80%ダウン時
実際には70%割れから時間を分散し投資実行
・それまでに、追加投資資金も貯える
参照記事:
しかし、2021年4月、700万円を最高値に半値下落後、2021年の上昇は終焉との市場参加者の意見が増えたり、中国をはじめ仮想通貨に対する国家の取り締まりが厳しくなる中、自分の投資指針が揺らぎそうな局面を迎えることになりました。
年末に向けたビットコイン上昇期待を再び強くした理由
しかし、再び、ビットコインへの投資を強くした理由は、2021年6月20日にPlanB氏が発信したのツイートの的中率です。
PlanB氏は、以下のツイートで、2021年はワーストシナリオでも、年末12月には135,000ドルに到達。9月に底をつけた後、年末に向けて底値から3倍以上の上昇すると予測しました。
Bitcoin is below $34K, triggered by Elon Musk's energy FUD and China's mining crack down.
There is also a more fundamental reason that we see weakness in June, and possibly July. My worst case scenario for 2021 (price/on-chain based): Aug>47K, Sep>43K, Oct>63K, Nov>98K, Dec>135K pic.twitter.com/hDONOVgxH1
— PlanB (@100trillionUSD) June 20, 2021
実際にこの結果を振り返ってみると、8月、9月の結果がドンピシャの的中🎯。
10月13日時点で、57,200ドルを回復してきており、10月予測の63,000ドルは既に射程圏内に入ってきています。
もし、この予測が引き続き的中するなら、年末にかけて2倍以上に値上がりすることになります。
仮に、ドル円レートを113円とすれば、135,000ドル=1,5255,000円。1BTC=1500万円が見えてきます。
8月:47,000ドル (8/31終値:47,146ドル)
9月:43,000ドル (9/39終値:43,834ドル)
10月:63,000ドル ※参考:4月につけた最高値:64,895ドル
11月:98,000ドル
12月:135,000ドル
ビットコイン日足チャート
黄色縦線は 8月末と9月末時点、水色横線は、過去最高値と、PlanB氏の予測した価格
資金力がない弱小投資家はどうしたらいいのか?
さて、ここで、もう一歩進めて考えてきたいことがあります。それは、「資金力」と「リターン」についてです。
仮に、PlanB氏の年末までの予測がドンピシャに的中したと仮定して、今から、ビットコインに投資をするなら、630万→1500万円で2.3倍強です。つまり、投資がいったら、投資額が10万円⇒23万円、投資額が100万円⇒230万円です。
投資リターンその期間=投資効率を考えたら、これで十分です。しかし、これでは、生活レベルを変えるほどのインパクトとはありません。仮想通貨界隈で続々生まれる「億り人」の仲間入りは到底無理です。
仮想通貨投資の醍醐味を味わうためにも、リスクをとっても資金を増やしたいと考えるなら、「アルトコイン」への投資を選択肢に入れるべきと考えます。
アルトコインもポートフォリオに!バブル期に行う「草コイン投資戦略」
「草コイン」とも言われるアルトコイン。草コイン投資は夢があります。ただし、例えば、今年流行った「犬コイン」、Doge、Shibaなど様々な犬コインが驚異の爆上げを果たしました。
しかし、アルトコインの投資はどれが上がるのか、当てることは正直難しい。まさに、草。雑草でどれがいい銘柄なのかは素人にはよくわからない。しかし、この雑草の中に超たくましく成長するものがあるのも事実。そして、その反動として、急成長後、一気に枯れるものが多いのも事実です。私も仮想通貨投資の一部でアルトコインへの投資を行っていますが、成功もある中で多くの失敗もしてきました。
過去の反省を今後に活かす!アルトコインを含めた仮想通貨戦略
これまでの投資における失敗もふまえて、私が考えるのは、以下のような仮想通貨投資戦略です。
❶投資資金の7~8割はビットコインorアルトコイン。残りでアルトコイン投資を行う
❷アルトコインは分散投資。一極集中投資はしない
❸10倍に値上りしたら利益確定。これを元手に次の割安アルトコイン銘柄に再投資
❹市場全体に過熱感が出てきたら、すべて売却。或いはステーブルコインに変換
資金分配について
仮想通貨に限ったことではありませんが、ポジションサイジングは極めて重要です。特に仮想通貨ではポジションサイジング(資金分配)が成功の可否を決めると言っても過言ではないかもしれません。上述の❶❷は資金分配に関するものです。正直、投資できる金額にもよりますが、仮に、仮想通貨に投資できる資金が合計で100万円なら、
・70万円はビットコインとイーサリアムに投資
・残りの30万円を10分割して、3万円×10銘柄に分散投資
といったイメージです。
2017年の仮想通貨バブルの経験に習うなら、ビットコインが1500万円まで上昇するような相場が来るなら、アルトコインは20倍、30倍、それ以上になるような銘柄が続出します。
この時、「循環物色」が発生し、最初は市場で話題になったものが上がり始め、最後には割安感のある多くの銘柄に資金が入るようになります。
アルトコインを分散投資しておかないと、市場が活況な中、自分が持っている銘柄だけが上がらないという状況に陥り、大きなストレスを抱えることになります。一極集中する目利き力がないなら、アルトコインの分散投資は必須です。
国内取引所で仮想通貨取引をするには、銘柄選択に限界があります。大きなリターンを狙うなら、海外仮想通貨取引所口座が必須です。
世界一の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)に口座を持つことをお勧めします。日本語対応されているので、怖がることはありません。
口座開設の方法、資金の移動方法は以下の記事をご参考に。
10倍に値上りしたら利益確定
草は枯れる…
仮想通貨全般に言えることですが、特にバブル時のアルトコインは値持ちがよくありません。急上昇すれば、その分下落も早いと思っておいた方がいいです。私は過去、これで失敗。利益をモノにできませんでした。
故、上がったら利益を確定させることが非常に大事。日中仕事もある中で、価格のピークで売ることは正直無理です。例えば、「10倍に値上りしたら売る」などのルールを設けて利益確定。利確したら、次の割安銘柄に投じる循環売買をした方が、リターンが増える確度は高まると思います。
市場全体に過熱感がでたらすべて売却
仮想通貨バブルは、瞬間湯沸かし器のようなもので、一気に冷めます。だから、バブル終焉の見極めは非常に大事です。
仮想通貨の場合、次のようにバブルが終焉します。
❶ビットコインがピークアウト(高値どまり)する
❷アルトコインへの循環物色が始まる
❸次第にアルトコインにも過熱感が出てくる(アルトコイン祭り🎉)
❹ビットコインが下落し、アルトコインはそれ以上に下落する
❸の過熱感を見極めるのが大事。この時役に立つ一つの指標がアルトコインの過熱感を示す「アルトコイン・シーズン・インデックス」です。
アルトコイン祭りの過熱感を示す指標とも言えるもので、この指標が80を超えると危険水域です。この時期が到達したら、利益確定(現金化、或いはステーブルコイン化)することを検討する時期と思っておくといいと思います。
詳細は以下の記事にてご確認を。
最後に
今回は、年末に向けて何に投資すべきか、その投資先と投資戦略をまとめました。
確率・統計的に、闇雲に手を出すより勝算が上がるはずです。うまくいけば、生活レベルが変わるリターンが得られるかもしれません。投資方法の一つの方法として、ご参考になれば幸いです。
投資は自己責任ですが、リスクをとって行動しない限り、何も得られないことは、万人に共通した事実です。
また、2017年の秋口から2018年1月に起きた仮想通貨バブルで多くの人が経験した通り、投資時期が遅れるほど、投資で失敗する確度も高くなります。
この原則を踏まえたうえで、検討の参考にしていただけると嬉しいです。
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