仮想通貨熱狂相場で陶酔状態から始まった仮想通貨市場。
現在は、暴落・パニック状態を経て、売られに売られた結果、多く人が市場を去り、降伏状態にあります。
Coincheckのネム(XEM)の盗難に始まった激動の2018年をチャートと共に振り返ってみます。
目次
激動のビットコイン
以下はビットコイン(BTC/JPY)の日足チャートです。
1月:
高値で不安定な相場を見せる中、起きたのが、国内大手仮想通貨取引所【コインチェック】が5億2300万仮想通貨ネム(XEM)の盗難。当時の相場で620億円相当のXEMが一瞬にきてなくなり、市場はパニックに
2月:
75万円まで下落したビットコインは一端反発。その後、128万円まで戻すも再び下落
3月:
マネックス証券が36億円でコインチェックを買収
6月:
6月半ばに65万円を割れ、再び反発。底が入ったように見えた
7月:
95万円まで上昇するも、200日移動平均線を超えられず下落
9~10月:
70万円前後で膠着相場入り。多くの人が市場を離れる
11~12月:
70万円台を維持できず、35万円まで下落。その後、反発するも力なし。市場は完全敗北状態
マイニング業者も30万円台では採算が取れず、多くの企業が撤退。ハッシュレートも下落に転じた
直近では、ゆるりと上昇しそうな気配あり
日足チャートで見ると、一目均衡表の遅行線が実線と間もなくクロス。ここを上抜けられれば、多少は上昇しそうに見えます。
このあたりで仕込んでおくと、1年後、数年後に笑えそうにも思うものの、2018年の相場を経験した身としては、心情的に買い挑むのが難しいですね。
仮想通貨市場 時価総額の推移
上記グラフは、過去2年間の仮想通貨市場の時価総額推移です。
2018年04月07日 $250B
2018年05月07日 $456B
2018年09月12日 $191B
2018年10月07日 $218B
2018年11月27日 $122B
2018年11月25日 $134B
2018年12月16日 $100B(最低) 最低/最高=12.2%
2018年12月30日 $130B
なんと、12月16日には今年の1月7日の時価総額最高値に比べて、12.2%まで激減しました。
現在は、多少復活て$146B。最安値時からは46%上昇していることになります。
あまりの暴落ぶりに、たとえ30%上昇しても市場は冷え切ったままですが、一旦、最底からは復活したようです。
ビットコインハッシュレート推移
マイニングを行う計算能力の総計「ハッシュレート(HR)」は、ビットコインが下落するも、全世界的に上昇し、競争が激化。ハッシュレートはビットコインが下落する中でも8月上旬まで上昇。その後、10月末までは高値圏で上下動していましたが、11月のビットコイン下落と連動するように、ハッシュレートは明らかな下降を見せました。
直近2年間のハッシュレート推移
結果、マイニング業者は、①BTC価格の低下と②報酬がもらえうる確率低下というダブルパンチを受け、事業環境は劇的に悪化していきました。さすがに、秋以降の長らく続く膠着相場、そして、11月からの更なる下落にはマイニング業者も耐えきれなかった様子が数字から伺えます。
ただ、直近では反発傾向がみられます。今、なお、マイニングを行っている業者は資金的な体力があり、再びビットコインは上昇に転じるとみてている長期投資家たちと言えるのでしょう。
今一度、見ておこう:株価サイクルと投資家心理
以下は、マーケットサイクルの心理を示した図です。
株価の変動によって、投資家心理はめまぐるしく変わります。
絶頂から暴落の過程で投資家心理は以下のように変化していきます。このサイクルを知っていると投資すべき時期がわかります。
1. Euphoria(陶酔)
2. Complacency(陶酔、独りよがり)※間違った買い
3. Anxiety(不安)
4. Denial(拒否)
5. Panic(パニック)
6. Anger(怒り、自暴自棄)
7. Depression(降伏、意気消沈)
8. Disbelief(懐疑)
9. Hope(希望)
10. Optimism(楽観)
11. Belief(確信)
12. Thrill(スリル) →再び、「1」へ
今は完全に、「7. Depression(降伏、意気消沈)」ですね。
歴史は繰り返す
上記は、米著名投資家ジョン・テンプルトンの有名な言葉です。
テンプルトン氏の投資手法は「バーゲンハンター」。悲観の極みで投資をするという手法です。
世界一流のバリュー投資家として尊敬され、グローバル投資を創始し、50年にわたって市場平均をアウトパフォームしたことで広く知られています。
通常、相場サイクルは、8. Disbelief(懐疑)からスタートします。
今は、一歩手前の「7. Depression(降伏、意気消沈)」です。
2018年の天国と地獄相場で、値上がりを夢見る気持ちが、相場の見方に変なバイアスとなり、相場を大きく見誤ってしまったことを反省しています。
私は結局、持っている仮想通貨はそのまま売却することなく保持したままでしたので、見るも無残にやられる結果となりましたが、これも一生をかけての相場の勉強と考えて、「8. Disbelief(懐疑)」が始まるのを気長に待ちたいと思います。
ここで撤退・退場したら「完全に負け」。退場しないように、そして、どこかでもう一度成功をつかむべく、相場に居続けたいと思います。
ビットコインは貸仮想通貨サービスで寝かせて、市場を見守る
リーマンショック時に皆が市場から去った時に買った人たちは、10年を経て大きな利益を出しました(今は、ピークアウトして米株式や危うさ満載ですが)。
仮想通貨は、大暴落後の今が買いなのかもしれないと思いつつも、買い挑む勇気は今のところ持てず、今は様子見です。今は底値と思いつつ、なかなか合理的に心情を無視して買い挑むことは難しく、何年やっても投資とは難しいものだと感じております。
歴史が繰り返すとすれば、ビットコインは再び上昇し、過去の最高値を更新するはずです。しかし、それまでには時間が必要。
だから、仮想通貨版「定期預金」ともいえる、貸仮想通貨サービスを利用し、金利収入を得えつつ、放置しつづけます。
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上昇初期までに用意しておきたいレバレッジ口座
大底、或いは上昇開始した初期ならば、レバレッジ口座で買いポジション持つことで、少ない資金で大きな取引が可能。
無謀な資金管理は絶対にしてはいけませんが、普段ならつかめないような利益を得るチャンスの可能性があります。
まずは、口座準備がなければ、チャンスをつかむ可能性もないので、準備だけは行っておいてはいかがでしょうか。
高くなる前に買う。
皆が「そんなもの買ってどうするの?」と怪訝な顔をしているうちに買うのか、儲けの鉄則です。
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