非課税で老後の資産形成ができるiDeCo。
拠出額は所得控除、運用益は多くの部分が非課税となるので、資格がある方は絶対に利用したほうがいい非課税制度です。
iDeCoを始めるなら、所得税削減の効果があるので株価の位置にかかわらず、なるべく早く始めたほうがいいですが、では、iDeCoで蓄えた資金は、どのような形で受け取れるのでしょうか?
受給方法は「一時金」と「年金」
iDeCoを簡単に言えば、60歳まで節税しながら積立投資して、60歳移行にそれを受け取る制度です。
iDeCoの受け取り方法(受給方法)は「一時金」と「年金」の2種類あり、以下の3パターンでの受け取りができます。
2) 一時金として全額を受け取る
3) 1)と2)の併用。
一部を一時金で受け取り、残りを年金で何年かにわたって受け取る※
なお、「年金」の受け取り期間は5年~20年※までです。
※金融機関などによって、受け取り方法が限定される場合あり
受給には税金がかかるが、控除額が大きい
iDeCoの受給は、公的年金同様、税金がかかりますが、他よりも優遇された控除が設定されています。
・年金 :雑所得 公的年金控除が適用
・一時金:退職所得 退職金控除が適用
iDeCoの受給開始を70才まで延ばせば、90歳まで運用可能
さて、基本、60歳から受け取れるiDeCoですが、iDeCoの受給がなくても困らない人もいます。
また、ちょうど引き出し可能な60歳になったころに、株価が暴落してしまい、今、運用をやめたくないなというケースもあるでしょう。
このようなとき、受取開始を70歳まで延長可能することが可能です。
この延長制度を利用して、70歳で年金受給をスタート、年金として20年間で受け取ることにすれば、90歳まで運用を継続できます。
経済成長・株価上昇が期待できるなら、そのままできるだけ長く預けたままにして運用することで、世界の成長による株価上昇を期待するのも一つの資産戦略です。
なお、受取は金融機関で違いがあるので、運用機関の選定の際にはそこをチェックしておきましょう 。
idecoについて学びたい方は、以下をご参考に!
・iDeCoで資産形成!運用利回り5%を実現するポートフォリオと金融機関はこれだ!
・iDeCoで始める資産運用:投資すべき具体的な金融商品とその割合はこうだ!【SBI証券編】
・iDeCoで始める資産運用:投資すべき具体的な金融商品とその割合はこうだ!【楽天証券編】