今年になって、私がSBI証券口座で始めた米国の株価指数 S&P500に連動する投資信託の積立。
積立開始のキッカケは、SBI証券のクレカ投資の開始。
利用カードのランクに応じて最大3%(キャンペーン終了後は最大2%)のポイントを獲得しつつ、積立投資ができる(実質的な投資利回りがUPする)キャンペーンが、2021年7月よりスタートしたのがキッカケです。
このクレカ投資を行うに当たって、❶「三井住友カードゴールド(NL)」を利用して、❷「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」で毎月5万円※を積み立てることにしました。※クレカ積立の上限が5万円
❶のクレカを選んだ理由は、以下の記事で解説しました。
今回は、❷「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を積み立てることにした理由について解説。なぜ、S&P500連動の投信にしたのかと、eMAXIS Slim米国株式(S&P500) と SBIバンガードS&P500のどっちを積立てるか悩ん結果、最終的に「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を選んだ理由について解説します。
目次
現在の私の積み立て状況
私は、現在、iDeCoやつみたてNISAなどを利用してeMAXIS Slimシリーズを積み立てています。
積立銘柄 | 利用証券会社 | |
---|---|---|
新NISA (2024年~) | eMAXIS Slim 全世界株式 | 楽天証券 クレカ積立+楽天キャッシュ積立 |
つみたてNISA (~2023年) | eMAXIS Slim 全世界株式 | 楽天証券 制度上の満了が近づくまで放置して運用 |
iDeCo | eMAXIS Slim 先進国株式 | SBI証券 |
一般課税口座 積立 | eMAXIS Slim 全世界株式 | SBI証券他、ポイント付きで積立が可能なクレカで投信積立 ※tsumiki証券のみ、eMAXIS Slimが選べないので例外 |
上記3つのファンドを1本に絞るなら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」への投資が最も安心だと考えています。
積立投資は、将来、切り崩すために行うものです。つまり、「積立投資の出口戦略」なしに、積立投資の成功はありません。
以下の本は、積立投資の切り崩し方に対して、深い気づきを与えてくれました。一読の価値ありです。
簡単に言えば、世界株式に先進国に重きを置いて投資しています。それぞれのファンドの構成内容を考えれば、中でも米国寄りに投資をしていると言えます。
eMAXIS Slimシリーズを利用している理由は、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」の結果からもわかる通り、有識者も太鼓判の優良ファンドだからです。非常に低コストで運用することができます。
積み立てるなら米国株式(S&P500)
今、株式市場をけん引してる米国株式。
今後、米国株式はテイパリング(金融引き締め)など株価が動揺することはありながらも、あと1~2年ぐらいは米国株式が強い状況は続くと私は考えています。
このような考えから、SBI証券のクレカ積立は、「米国株式 S&P500をベンチマークとするインデックスファンド」を積み立てることにします。
この時、積立の候補となるのが、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」です。
これまでの積立実績に習い、eMAXIS Slimシリーズを積み立てるのが最もシンプルですが、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、2019年衝撃的な信託報酬でデビューしたファンドで、SBI証券でも人気のファンドです。SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの信託報酬の安さが、コストの安さをうたうeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬を追随して引き下げたという実績もあります。
そこで、この2つを比較してみることにしました。
eMAXIS Slim米国株式 vs SBI・V・S&P500:比較
比較は、「純資産」(投信の安定感の指標)と「コスト」「ポイント」で行うことにしました。
コスト比較
同じインデックスをベンチマークとしていてもファンドによって若干異なるため過去実績も考慮すべきかもしれませんが、あくまで確認できるのは「過去の実績」です。
そこで、今回は検討を省き、確実に実質利益に影響を与える「信託報酬(税込)」にて比較することにします。
SBI証券の投信マイレージポイントも考慮
SBI証券には投資信託の月間平均保有金額に応じてTポイントが貯まる「投信マイレージサービス」があります。
ポイント付与率は、通常銘柄は月間平均保有金額が1000万円未満なら0.1%、1000万円以上なら0.2%ですが、今回比較の2銘柄は「指定銘柄」に当たり、ポイント還元比率が別途されています。信託報酬が安い優良ファンドは、低いマイレージ付与率が適用されてしまいます…
【最新】投信マイレージサービスポイント付与率一覧
2銘柄の比較一覧
上記をふまえて、比較した結果が以下です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド | |
---|---|---|
委託会社名 | 三菱UFJ国際投信 | SBIアセットマネジメント |
純資産 | 494,307百万円 | 242,826百万円 |
ベンチマーク | S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース) | S&P500株価指数(円換算ベース) |
信託報酬 (税込)/年 | 0.0968%以内 | 0.0938%程度 |
投信マイレージポイント | 年率0.0374% | 年率0.0242% |
実質コスト | 年率0.0594% | 年率0.0696% |
コストである信託報酬はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方が高いのですが、もらえる投信マイレージポイントまで考慮すると、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の実質コストの方が安いという結果になりました。
上記、結果をもって、
「三井住友カードゴールド(NL)」を利用して、❷「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」で毎月5万円※を積み立てる
こととなりました。
最後に
今回は、SBI証券で2021年から始まったクレカ投資について、どのような考えを経て、「三井住友カードゴールド(NL)」を利用して、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」で毎月5万円を積み立てることにしたのかをまとめました。
なお、クレカ積立の設定期日は毎月10日です。
設定方法については概略を以下の記事に記載しています。
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