お金持ちになりたいと考えるとき、私たちはいかに「稼ぐか」を考えます。
しかし、稼ぐことは簡単ではありません。また、稼ぐためにも初期投資=お金が必要です。
お金持ち・蓄財のスタート地点は、自分でコントロールが効く「支出」を見直すことです。
そこで、今回は、私がこれまで読んできた数々のマネー本の教えから、私が避けている「金持ちになりたければ絶対に避けるべきもの 5つ」を紹介します。
目次
お金持ちになるために絶対に避けるべきもの5つ
私がお金持ち(経済的自由)を目指すに当たって、避けているものは、以下の5つです。
❶クレジットカードのリボ払い・分割払い
❷銀行の手数料
❸生命保険
❹宝くじ
❺ギャンブル(超短期投資、スキャルピング、デイトレも含む)
以下、それぞれについて解説します。
クレジットカードのリボ払い
クレジットカードは賢く利用すれば、現金で支払うより得する消費者の味方。ポイント還元は大いに利用すべきですが、リボ払いは使ってはいけません。
理由は、金利が約15%と極めて高いからです。
安易にリボ払いを使っている方は、クレジットカードに有利子残高を残してはいけないわけを実感するために、返済総額を計算してみるべきです。
以下の記事では、「10万円を月々2万円でリボ払い」「100万円を月々2万円でリボ払い」した場合についてその支払総額・返済回数についてシミュレーションをした結果を紹介していますが、その金利の高さに驚く😱はずです。
私は金利がつかなくても、分割払いもしません。すぐに支払える金銭的余裕がないなら、買わない。そうすれば、自然にお金は残ります。
銀行の手数料
銀行にお金を預金していても、全く増えることのない預金残高。しかし、しっかりとられる取引手数料…
銀行に毎月手数料を支払っている方は、現金引き出し手数料、振込手数料は、残高・取引に応じて手数料が無料になる、ネット銀行に切り替えるべきです。
一回当たりの手数料は数百円ですが、これをコストととらえ、支払わなくてもいいようにお金の引き出しの仕方を改めたり、口座を切り替えるなどのアクションを起こせるかは、すべてのお金の支出に関する姿勢に通じます。
もし、手数料が無料になるネット銀行をお持ちでないなら、1000円もらって1年間は振込月10回/ATM手数料月15回まで無料になる「みんなの銀行」などを利用しましょう。この特典を得るには少し条件があるので、詳細は以下の記事にてご確認を。
生命保険
マイホームに続き、家計の2番目に大きな支出と言われる生命保険・医療保険。
不安だから・・・と、保証内容もよく把握せずに複数の複数の生命保険・医療保険の保険料を払い続けていないでしょうか?
そもそも、日本人は生命保険をかけ過ぎです。「生活保険文化センター」が調査した「平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年12月発行)」によると、世帯年収に対して7%以上の保険を支払っています😳(現在は、減少傾向にあり)。
保険は「万一の備え」です。何かがあったとき、自分では対処できない、或いは、家族が金銭的に困る・生活できなくなるから掛ける保険は必要です。故、「家族を養う世帯主の死亡保険」や「自動車保険」は必要です。しかし、守るべき家族がいない「独身者の死亡保険」は必要ありません。
また、「医療保険」も、国の高額療養費制度を使えば、一定額以上を支払う必要はありません(保険の効かない先進医療は受けないと割り切れば、貯蓄があれば保険はいらない)。ましてや、貯蓄性のある保険(養老保険など)は全く不要。リターンが悪すぎます。
私は、医療保険に関しては、
❶貯蓄や投資で日ごろから資産形成を努めること
❷「保険」よりも日ごろから「予防や検査+健康」にお金を使うこと
が大事だと考えています。
保険の見直し方は以下にて解説しています。住宅費について大きな固定費なので見直すれば、大幅に支払いが減るかも…です。
私の現在の保険加入の状況についても紹介しています。
宝くじ
宝くじ当てて人生を変えたい!と、一発逆転の夢を馳せる人が多い宝くじ。確かに買わなければ当たる確率は0です。しかし、私は絶対に買いません。
その理由は、”公共事業への社会貢献”を掲げて公に行われる、元締めが53%の利益をかっさらう胴元商売だからです。
これは、パチンコで考えるなら出玉が投資額に対し、そもそも47%しかでないということです。期待値的には絶対に投資してはいけないカケであり、「夢を買う」というスローガンのもと実施される「愚か者の税金」です。
ギャンブル(超短期売買も含む)
宝くじ同様、ギャンブルも基本的に胴元商売です。以下は、書くギャンブルの還元率と管轄元です。管轄元を見ると、各省庁の利権が色濃く絡んでいます。
各種ギャンブルの還元率
ギャンブル名 | 還元率 | 管轄元 |
---|---|---|
オンラインカジノ | 93~98% | ライセンス |
パチンコ・パチスロ | 80~85% | 警視庁 |
競馬 | 70~80% | 農林水産省 |
競艇 | 75% | 国土交通省 |
競輪 | 75% | 経済産業省 |
オートレース | 70% | 経済産業省 |
宝くじ | 46.5% | 総務省 |
ギャンブルをしない方がいいのは、あまり異論のないところだと思いますが、それに類するものとして指摘されるのが「投資における短期売買」です。
私が超短期売買投資に否定的なワケ
短期売買といっても、時間軸が人によって異なりますが、ここでは、数秒から数分程度の極端に短い時間に、何度も売買を繰り返して利益を積み重ねる「スキャルピング」や、1日以内に売買を手仕舞う「デイトレ」です。
どうしても投資時間が短い売買は「ギャンブル的要素」が高まります。短時間で勝敗がつく短期売買は、どうしてもアドレナリンが出やすく、気持ちが高揚してしまうからです。
確かに動物的な直観と厳格な損切りルールで巨額な富を築く人がいることは全く否定しませんし、それで継続的な利益を出せる人は素晴らしいと思います。また、結果的に相場が大きく動いて結果的に短期売買になったというならそれは構いません。
しかし、「短期で大きく稼ぐことを目的とする短期売買」は慎むべきです。
人間の本質的な欲望に従えば、利小損大、つまりコツコツドカンで大きな資産を失います。
残念ながら、人間は「常に」自分の本質的な欲望に逆らえるほど、気持ちが強くありません。私も、超短期売買で大きな損を何度となく経験し、同時に恐怖😱も味わいました…
自分のオバカでお粗末な失敗経験もふまえて、資産を失わないためにも、特に、投資初心者には超短期売買は控えてほしい。
超短期売買は、売買スキルを磨き、人間の本能に逆らって、待つべきときは「待ち」、相場と自分の売買がかみ合っていないなら「淡々と損切る」ことができる、極一部の人だけに許される「超高度な投資」だと私は考えます。
最後に
今回は、金持ちになりたければ絶対に避けるべきもの について、私が考える5つを紹介しました。
資産形成のお役に立てば、幸いです。
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