Raydium(レイディウム)は、2021年2月にローンチされたSolanaチェーンの分散型取引所(DEX)です。
このRaydiumでは、ときどきAcceleRaytor(アクセラレーター)と呼ばれるIDOトークンセールが開催されます。
IDO(Initial Digital Offering / Initial DEX Offering)とは、DEXで行われるトークンセールのことで、割引格安価格でトークンを手に入れることができることから、大変人気です。当選確率確率は高くありませんが、当選すれば、ローンチ・上場で少なくとも2倍以上、数十倍の値がつくことも夢ではありません。ローリスクでハイリターンが狙えます。
今回は、RaydiumのAcceleRaytorに参加(購入)方法・参加条件などについて紹介します。
直近では、4月20日 19時より、Hawksight($HAWK) IDOトークンセールが開催されます。(後述)
目次
Raydium AcceleRaytor: 参加の仕組み
Raydium AcceleRaytorのIDOセールは、抽選制です。
購入のための権利を得るには、Raydiumのトークン $RAY の事前ステーキングが必要です。この$RAYのステーキング数量とステーキング期間(7日前、30日前、90日前、180日前など)によって、購入に必要なチケットが割り当てられる仕組みになっています。
この割り当てチケットに対して、購入に必要な$USDCを事前デポジットすることでトークンセールへの参加が可能になり、チケット枚数に対して、抽選が行われます。当然、チケット枚数が多い(つまり、事前にステーキングしている$RAY数量が多い)方が当選確率は高くなります。
注意が必要なのは、Accelerator開催スケジュールは7~10日前ぐらいに発表されます。そのため、7日前ステーキング以外は、開催情報を見てからRayのステーキングを開始しても参加条件を満たすことができません。つまり、IDOで本気でトークンを獲得したければ、常に$RAYをRaydiumにてステーキングしておく必要があります。
なお、$RAYのステーキング中はAPR 15~20%程度で運用ができます。
【最新】AcceleRaytor (IDOトークンセール)
直近ではHawksight($HAWK) のIDOが開催されます。
Raydium AcceleRaytor情報&参加は、Raidiumの上部メニューバーから「AcceleRaytor」をクリックすることで確認ができますが、概要を見てきましょう。
【最新】Hawksight($HAWK) IDOトークンセール:概要
プロジェクト:Hawksight($HAWK)
開催時間 :4月20日 19時~ 4月21日 7時 ※日本時間
枚数 :30,000,000 HAWK
価格 :0.012 USDC/Per HAWK
・IDO 詳細
・公式サイト
Hawksightの特徴
Hawksightは簡単に言えば、SolanaとTerraのDeFiプロジェクトです。公式サイト・ホワイトペーパーをもとに特徴をまとめると次のようになります。
- USDCを入金するだけでDeFi戦略を自動化。Solana&Terraで利益を最適化した利回りが獲得可能
- 1クリックで簡単に投資&イールドファームを実現
- Serum、Raydium、SynthetifyなどのDefiを通じて、様々な暗号通貨、DeFi、NFT、合成資産の取引戦略を直接実行
- AIによる取引シグナル、ソーシャルシグナル、DeFi-NFT、GameFiユーティリティなどで賢い投資判断が可能
キーワードのみで判断するなら、人気がありそうなワードが並んでいます。
AcceleRator参加条件
参加には$RAYの7日前/30日前/90日前/180日前ステーキングが必要です。ステーキング期間と数量によって配布されるチケット枚数が異なります。
また、チケット枚数に応じた購入資金を$USDCで事前にデポジットする必要があります(当選しなかった場合は、全額がセール終了後に回収できます)。
7日前ステーキング
・AcceleRaytor開催情報発表後でも間に合う(気づくのが早ければ)
・最低100RAYをステーク。100RAYステークごとにチケット1枚を配布(最大5枚)
30日前ステーキング
・AcceleRaytor開催情報発表後では間に合わない
・7日前ステーキングで受け取れるチケットに加え、以下の追加チケットあり
・30日前に最低50RAY以上のステーキング(その状態を維持)
・50RAYステーキングごとにチケット1枚を配布。最大チケット枚数5枚
・さらに1,000ステークごとに1枚を配布
90日前ステーキング
・AcceleRaytor開催情報発表後では間に合わない
・7日前/30日前ステーキングで受け取れるチケットに加え、以下の追加チケットあり
・90日前に最低50RAY以上のステーキング(その状態を維持)
・50RAYステーキングごとにチケット1枚を配布。最大チケット枚数5枚
・さらに1,000ステークごとに1枚を配布
180日前ステーキング
・AcceleRaytor開催情報発表後では間に合わない
・7日前/30日前/90日前ステーキングで受け取れるチケットに加え、以下の追加チケットあり
・180日前に最低50RAY以上のステーキング(その状態を維持)
・50RAYステーキングごとにチケット1枚を配布。最大チケット枚数5枚
・さらに1,000ステークごとに1枚を配布
Raydium AcceleRaytor:参加方法
IDO参加までの大きな流れ(事前準備含む)は、以下のようになっています。
❶海外仮想通貨取引所などで$SOL、$RAY, $USDC の入手
❷Solanaのウォレットに送金
❸RaydiumのStaking画面にて$RAYをステーク (AcceleRaytorの参加条件)
❹指定のプールオープン期間中にプールにUSDCを預入
以下では、過去に私が参加したAcceleRaytorを例に、具体的な流れを解説します。
送金方法はいろいろルートがあると思いますが、一つのルートとしてご確認頂けると幸いです。
まずは、$SOLを入手することが先決。これを購入しないことには、Solanaチェーンでの手数料が支払えず、何もできません。$SOLを入手しウォレットに預けられればRaydium上で$RAY, $USDCをスワップして準備することができます。$SOLは以下の国内取引所FTX Japanでも準備できます。
直近のIDOセールには間に合わなくても、準備さえしておけば、次回IDOに参加できます!
以下では、❶~❸の手順を順にみてきましょう。
❶仮想通貨取引所で$SOL、$RAY, $USDCの入手
まずは、$SOLの取扱いのある以下のような取引所で$SOLを入手します。
【国内】Liquid by FTX ※旧Liquid by Quoine
【国内】FTX JP ※海外取引所FTXの国内進出
【海外】Binance
送金手数料などの都合、$SOLは絶対に必要です。
$SOLさえ準備し、ウォレット(後述)に預け入れられれば、その後、RaydiumのSWAP機能で$SOLを元手に$RAY, $USDの準備できます(最も簡単な方法、🔰におすすめ)
❷Solanaウォレットの準備&送金
SolanaはイーサリアムやBSCでおなじみのMetamaskに追加設定することはできません。
Solana用のウォレットSollet.io、Phantomなどを用意する必要があります。現時点では、Phantomがおすすめです。PC Desktopウォレットに対応はもちろん、モバイル(iPhone, Android)にも対応しています。
インストール手順やウォレットへの送金方法は以下のサイトが参考になります。
❸Raydiumでの$RAYステーキング
AcceleRaytor開催時は、指定の期日まで(例えばAcceleRaytor開催の7日前)に、指定量以上の$RAYをステーキングすることが参加条件となります。このステーキング量に応じて、チケットが配布されます。
このチケット量に合わせて購入資金$USDCをプールに預け入れることで、AcceleRaytor通貨が抽選の上で割当分配されます。
よって、期日までステーキングを完了させないと、いつまでたってもIDOセールには参加できません。
ステーキングの方法は簡単です。
RaydiumとSolanaウォレットを接続し、上部メニューバーから「Staking」をクリックします。この画面で、$RAYをステーキングします。
上図は、その流れを矢印で示しています。矢印の順にすすめればステーキングができます。
❹指定のプールオープン期間中にプールにUSDCを預入
プールのオープン期間に合わせて、プールに購入資金となる $USDC を預け入れます。
$USDCの預け方は、IDOオープン中のプロジェクトのボタンをクリック。
画面右側より、USDCのデポジットを行います。時間に遅れないようにしましょう。
デポジットが完了したら、割当・ローンチを楽しみに待ちましょう。
Raydium AcceleRaytor終了後:当選確認・デポジット金請求
セールが終了すると、上図のように、当選結果が発表されます。ちなみに上記は1チケットが当選した「当選画面」です。
落選した場合
しばらくすると、セール参加時のデポジット画面に$USDCの請求ボタンが表示されるので、そこから、$USDCを回収することができます。
当選した場合
落選した場合と同様、当選分の買い付けに必要な$USDCを除いた額が、$USDCの請求ボタンにて回収できるようになります。
また、当選で獲得したトークンは、IDOのローンチ時間になると請求できるようになります。
獲得したトークンは流動性ペアを作ってPoolsに預けて利回りを得る(ファーミング)こともできますし、すぐに売却することもできます。
最後に
今回は、Raydium のIDOトークンセール AcceleRaytor の参加方法を紹介しました。
新規上場銘柄は、ローリスク・ハイリターンで手堅くリターンが得られるチャンスです。安くトークンを買う一つの方法として、有効にご利用ください。
本記事が少しでもお役に立ったなら、記事を書く励みになりますので、 Twitterフォローや RSS(feedly)登録をしてもらえると嬉しいです。新規記事公開時にお知らせいたします。